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こども
ご機嫌好う、173です。
マフィンはチョコチップ(中までぎっしりだと尚良い)が好きです。
前回、私の父が体験した話を書きましたが、↓
今回も父が同じ職場で体験した話です。
父が以前勤めていた職場のお話。
特段代わり映えのない、穏やかな日常の1日だったと父は語ります。
午前の業務を終えて、昼食も済んだ昼下がり。
休憩室で仮眠を取ろうと簡易ベットに横になる。
すると、窓の外に男の子と女の子2人が走って行くのが見えた。
父は工場勤務。当然工場なので“危ないな“と思い注意しに行こうと外に出る。
が、走って行った先にも、周りを見渡すも姿は見えず。
子供の声も、走る音すらも聞こえず。
“おかしいな、確かに走ってるのが見えたはずなのに。”首を傾げつつも、
“誰か親に連れられて、そのまま帰ったのかな“と思い直し、それならいいやと休憩室にもどり、
再度休憩室の簡易ベットに横になる。
するとはたと気づく。
ベットに横になった状態では窓の外は見えない事に。
走り去っていく姿も、楽しそうな遊ぶ声も、確かにしたあったはずなのに、それはどう頑張っても見えない光景だったそうな。
もう随分前にその職場は辞めているので、あの子達は一体なんだったのか、いまだ分かりかねてると言う。
座敷童てきなコではないの?と問うてみても、そんなのではない、それだけはわかる。と父。
俗に言う着物姿の小さな童、と言うよりは、本当に何処か近所の子供達が勝手に入ってきたか、
誰かが子供を連れて来たのかと思うぐらいの光景だったと。
果たして彼らは、あの工場で何をしていたのか、まだあそこで遊んでいるのだろうか。
父はそう呟いて懐かしそうに目を細めるのだった。
これが、父の職場で体験した出来事でした。
他にも何か聞けたら、私も思い出したら、
ぼちぼち書いていきたいと思います。
それでは、またいつか。