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【シティリーグS2 優勝】放電ミライドン【全文無料】

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【更新履歴】
・24/11/28 記事公開・誤字/脱字修正
・24/11/29 誤字/脱字修正・その他体裁修正・ブリジュラス対面の相性修正(不利⇒微不利)
・24/12/2 誤字/脱字修正
・24/12/14 誤字/脱字修正

挨拶

こんばんは、aoです。
この度11/25(月)に行われたシティリーグS2でミライドンを使用して優勝することが出来ました。
そのため、記念に使用デッキについて記事を書いていこうと思います。
拙い文章ではございますが、何かの参考になれば幸いです。
また、本記事は投げ銭形式のため全文無料です。
投げ銭をくれると僕が喜びます。


結果

予選:4-2 8位
結果:7-2 優勝

【予選】
①⭕️ピジョリザ 後攻6-2
②⭕️ライコポン 後攻6-4
③⭕️ピジョリザ 後攻1-0(種切れ)
④❌ピジョリザ 後攻4-6
⑤❌大空洞リザ 後攻4-6
⑥⭕️ライコポン 後攻6-3

【トナメ】
①⭕️ボムドラパ 後攻4-3(サイド差)
②⭕️ピジョリザ 後攻6-5
③⭕️サーナイト 後攻6-1

シティ当日のマッチング


環境考察

ライコ1強環境からライコ・リザ・ドラパ(ドラゴ)の3強環境へ、そして3強環境から様々のデッキが活躍する雑多環境へ移り変わっているように感じました。
S2は彗星ブリジュラスや大空洞リザの参入などでメタが回りまくり、全てのデッキへ対応することが難しくなっているため、一部にメタを当てて他は広く浅く見るのが現実的なデッキ選択の指針になりそうです。

11/11~17 シティTOP16(@pokeca_book
11/18~24 シティTOP16(@pokeca_book)
11/18~24 Tier List(@pokeca_book

また、直近2週間(11/11~11/24)のシティ結果を見てみると、群雄割拠の環境内でもリザードンが少し抜けて結果を出していることが分かります。
リザが強いということはリザに対して有利なデッキが次週で増えやすいということなので、今回のシティリーグ(11/25)では、リザとリザに比較的有利なドラパ・ドラゴに勝つ必要があると考えました。


デッキ選択理由

デッキ選択理由は主に3つあります。

①ミライドンが好きだから

正直な所これが一番大きいです。
メタに対する考え方や、ミライドンを選択するに至った思考を期待されていた方には申し訳ございません。
私自身のプレイスタイルとしてアグロ系のデッキで押し切ることが得意なため、代表的なアグロデッキとも言えるミライドンはとても肌に合っていました。

②有象無象のデッキに強いから

ミライドンの強みの一つとして、主にミライドン・テツノカイナを絡めて後攻1ターン目からほぼ全ての対面においてサイドを2進めることが出来るという点が挙げられます。
この特徴が現在の多種多様なデッキが共存する環境でマッチしていると考えました。

③ある程度練度があったから

ミライドン自体初登場時からずっと好き好んで触っており、デッキにキャリーされてCLのDay2に計2回、シティのトナメに計3回上がったこともあります。
どれも最後まで勝ち切れてはいませんでしたが、ミライドンを使用した際は公式大会・自主大会含めて一度も負け越したことがなかったため、自分の練度を信じて使用することを決めました。


デッキ解説

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【ポケモン】

・ミライドンex 2枚
初動の展開でほぼ必ず使用するためサイド落ちケアで2枚。
最初の7枚に居ると安心します。

・テツノカイナex 2枚
非エクとの対面で必ず使用するため2枚。
かじょうほうでんを絡めて2体目を立てる時もあります。

・ライチュウV 2枚
森の封印石の貼り先としてタンデムユニットから必ず出したいため2枚。
2枚目を警戒されることがあまりなく、かじょうほうでんとエレキジェネレーターを絡めて正面突破すると、相手が復旧困難になることが多く強かったです。

・ガチグマex 1枚
最後のサイド2枚を取るためのフィニッシャーとして採用。
両者2-2-2でサイド進行中にかじょうほうでんを絡めてその後にガチグマを出すと0エネでワザを打てるので、最後の要求が下がり強かったです。

・レアコイル-コイル 1-2
初動で必ず置きたいためコイルを厚めに採用。
元々イキリテイクケアでレアコイルも2枚でしたが、夜のタンカを採用していなかったためタンカに1枚枠を譲りました。
コイルはサマヨールのカースドボムケアでHP60。

・イキリンコex 2枚
毎試合必ず使う+スタートして嬉しいポケモンのため厚めに採用。
最初の7枚に居ると安心します。
スタートして嬉しい理由はデッキがバレづらく、緊急ボードを気兼ねなく貼ることが出来るため(サナ対面など状況によって一部例外あり)。

・ミュウex 1枚
逃げ0が優秀。
加えてダブルターボを絡めてワザ宣言することが出来、特性で能動的に山札を引ける貴重なドロソのため採用しました。
こちらもスタートすると嬉しい。

・キチキギスex 1枚
最強の手札復旧カードのため採用。
条件付きとは言え3枚引けるのは流石に強いです。
匿名カードのためスタートしても全然嬉しい。

・ネオラントV 1枚
サポートに触りやすくするため1枚採用。
このポケモンのおかげでハイパーボールを当たりに出来るのが偉かった。
置く時は基本ベンチが埋まるので盤面作りに注意。

・テツノツツミ 1枚
裏呼び手段として採用。
このポケモンの採用によってボールを実質ボスに出来るのがあまりにも強過ぎた。
リーサルにも使えるので、ボールが多くて裏呼びしまくる本デッキとは相性抜群です。

【グッズ】

・ネストボール-ハイパーボール 4-3枚
初動でミライドン+イキリンコを置きながら攻撃用パーツを集める必要があるため、手札コストの無いネストを厚めに採用。
ネオラント・ミュウ・レアコイルを強く使うためにハイボを増やすか悩みましたが、後1で動けなければ何も始まらないのでネストに振り切り。
ネスト4だと中盤以降の手札が細い状態でキチキギスとガチグマにアクセスしやすくもなるので僕はネスト4派ですが、結構好みが分かれるポイントだと思います。

・夜のタンカ 1枚
毎試合イキリテイクを使うデッキで採用しないのは舐め過ぎとお叱りを受けたため涙の採用。
2枚目のレアコイルから枠を頂戴してリーサルの視野を広げてくれました。

・エレキジェネレーター 4枚
気合で当てましょう。

・いれかえカート 2枚
エレキジェネレーター使用後にアタッカーを前に出すために採用。
逃げ0が用意出来ていればフォトンブラスターを連打することも出来ます。
ドラパ対面では大事に抱える。

・カウンターキャッチャー 1枚
サイドを2進める⇒2取られる⇒かじょうほうでん使用 のタイミングで一度サイド枚数が逆転されるため、その際にボスとプライムを温存しつつ裏を呼ぶために採用。
だんのうらchの動画で採用されていたので半信半疑で試してみた所、ペパーを当たりに出来るのが想像以上に強かったためそのまま採用しました。
↓参考動画↓

・プライムキャッチャー 1枚
単純に裏呼び手段を増やしたい+後1に裏呼びするために採用。
シクボ型の場合、爆発力はありますが初動で必要なパーツが多く、盤面の広げ方も独特なため個人的には扱いずらく感じてしまいました。
また、シクボ型だと後1時に相手の盤面の作り方次第でサイドを2枚取り進めるのが難しい場合が結構あったので、無理矢理後1で2枚取る為に採用しました。
※後1でサイドを2枚取りづらい例:ベンチを2体以下に絞ったライコ、古代バレット全般、先1バトル場クレッフィなど

【ポケモンのどうぐ】

・森の封印石 2枚
全試合でVSTARパワーを使用するため2枚。
3枚だと過剰、1枚だとサイドに埋まるためこの枚数に落ち着きました。
レギュ落ちと共に消えてしまうのが惜しいです。

・緊急ボード 1枚
ペパーから道具枠で持ってこれる入れ替え札として採用。
森の封印石より手札に加える優先順位は低いので、手札とペパーのグッズ枠で入れ替え以外が揃っている場合や既に手札に封印石がある場合、VSTARパワーを使用済みの場合に手札に加えることが多いです。

・勇気のおまもり 2枚
ファントムダイブとバーニングダークへ抗うために採用。
ドラパ・ドラゴ対面においてファントムダイブ×2でコイルとアタッカーが落ちると後続が立たなくなるので、この2対面でコイルを守るために採用しました。
リザ対面ではテツノカイナ(240+鉢巻30耐え)に、ドラパ・ドラゴ対面ではコイル(ファントムダイブのダメカン6個耐え)に、ライコ対面ではキチキギス(きょくらいごうの要求エネ+1)に貼ったりと、用途は多岐にわたります。

【サポート】

・ペパー 4枚
後1で必ず使用したいため最大枚数。
プライムキャッチャーとカウンターキャッチャーを採用しているため、実質ボスにもなります。

・ボスの指令 3枚
イキリテイクやさかてにとるで素引きしやすくするために多めの採用。
2枚も試しましたが中盤以降の動きが安定しなくなったため3枚に落ち着きました。
4枚目はプライムキャッチャーがその役割を担っています。

【スタジアム】

特に剥がしたいスタジアムが無いため何も入れていません。
強いて言うならロストスイーパーを入れるかどうか悩みましたが、役割対象であるポケモンリーグ本部とライコのお守りの採用率が環境から減少傾向であったため不採用となりました。

【エネルギー】

・基本雷エネルギー 15枚
プライム型にしては少なめだと思います。
元々16~18枚採用だったのですが、コイル2枚目や夜のタンカ、勇気のお守りなど色々入れていたらいつの間にかリストから消えていました。
かじょうほうでんでエネルギーを使い回すので少なめでも何とかなっていますが、初動が不安定になるので削っても14枚が最低ラインだと思います。

・ダブルターボエネルギー 1枚
テツノカイナを動かしやすくするために採用。
主に森の封印石でサーチするカードです。
稀にミュウに付けてファントムダイブやきょくらいごうなど相手のワザをコピーすることもあります。


デッキの回し方

・先攻/後攻とスタートポケモン
本デッキは後攻を選択します。
スタートポケモンの優先順位は以下の通りです。
ミュウ>イキリンコ・キチキギス>ミライドン>ライチュウ>テツノツツミ>ネオラント・コイル>テツノカイナ>>>>>ガチグマ
逃げ0や緊急ボードを貼っても問題ないポケモンでスタートするのが理想です。
イキリンコ・キチキギスの優先順位が高いのはスタートしてもデッキがバレづらいためです。
ライチュウの優先順位が低いのは緊急ボードではなく封印石を貼りたいため、コイルが低いのはガケガニに先1ワンキルされるため、テツノカイナが低いのは盤面の邪魔になる場合があるため、ガチグマが低いのは初動で絶対使わないためです。

・初動の理想盤面
後1の理想盤面は以下の通りです。

後1理想盤面

ミライドン/ライチュウ/コイル/イキリンコは確定で、残りの自由枠2つにテツノカイナやミュウ、キチキギスなどを出します。
ミライドンが後1アタッカーになる場合、後続として2体目のミライドンを出してもよいです。
但し、テツノカイナが後1アタッカーになる場合、タンデムユニットで出すポケモンはテツノカイナが最優先です。
タンデムユニットの2体目にコイルを出すかライチュウを出すかは、この番に森の封印石を使いそうかどうかで判断します(大体使うのでライチュウを出す)。
後2以降は倒されたアタッカーとレアコイルの枠が空くので、そこにキチキギス/ミュウ/ガチグマを置きます。
ネオラントを当たりにしたいため、可能であればベンチは1枠空けておくとよいです。

・立ち回りの流れ

後1、まずは初動の理想盤面からアタッカーを立てます。大体ミライドン/テツノカイナ/ライチュウがアタッカーになるので、相手の盤面に合わせてアタッカーを切り替えます。
後2、大体後1で前に出したアタッカーは倒されているので、かじょうほうでんを使用して2体目のアタッカーを立てます。裏呼びが必要な場合は可能であればプライムキャッチャーは温存し、カウンターキャッチャーを使うよう意識します。この際、空いたベンチにキチキギスやガチグマを置けると後3の要求札が少なくなるので意識しておくとよいです。
後3、ガチグマ+ボスで相手のベンチにいるであろうキチキギスやロトムなどのたねV・exを取りにいきます。後3までプライムキャッチャーを温存出来ていると、逃げ0ポケモンがやられたり緊急ボードが剥がされていたりしていても解決しやすくなります。


流行デッキへの立ち回り

後攻を取ることが前提のデッキのため、立ち回りは全て後攻想定で記載させて頂きます。
詳しく記載する対面は以下の通りです。

・ライコポン
・ピジョリザ
・レジドラゴ
・ボムドラパ
・サーナイト
・ルギア

流行デッキ

上記以外の対面については、その他対面への立ち回りで簡単に触れさせて頂きます。
また、相性については以下のように定義させて頂きます。

【相性:勝率】
有利:60%~
微有利:55~59%
互角:50%前後
微不利:40~45%
不利:~39%

・ライコポン
相性:互角~微有利
主にライチュウ/ミライドン/ガチグマで2-2-2を目指します。
後1、ライチュウ/ミライドンでタケルライコまたはオーガポンを倒しにいきます。イキリンコが相手の場に居る場合は呼びながら2エネライチュウでも良いです。サイドを2枚取れなかった場合はコイルを壁にし、後2からコイル無しで2-2-2を取るプランに切り替えます。
後2、かじょうほうでんを使用しミライドン/ライチュウでタケルライコまたはオーガポンを倒しにいきます。この時、先3ナンジャモに備えてキチキギスとガチグマが置けているとベストです。ミライドン+カウンターキャッチャーが理想ですが、裏呼びが厳しい+正面がタケルライコの場合は無理せずライチュウで正面突破で良いです。但し、その場合はガチグマが取られるとタンカ要求になってしまうため、ガチグマを置かないorガチグマにお守りを付けるなどします。
また、ミライドンで突っ込む場合は先2の時点でオーガポンに2エネ付いていると先3ブライアで負けてしまうので、お守りを付けておきます。
後3、ガチグマでHP240以下のV・exポケモンを倒して勝ちです。この時にプライムキャッチャー/カウンターキャッチャーが残っているとペパーも当たりになります。ハイボ/ネオラントでも勝てるため、さかてにとるを打つ前にベンチを埋めないようにしましょう。
ワンポイントテクニックとして、お守りはキチキギス/ミュウ/ガチグマのいずれかに付けておくとよいです。裏呼びきょくらいごう時の要求エネ数が1枚増えるため。

・ピジョリザ
相性:微不利~互角
主にテツノカイナ/ガチグマで2-2-2を目指します。
後1、お守りテツノカイナでごっつあんプリファイを狙います。ヒトカゲが1体しかいない場合は積極的に狙いにいきます。先2アンフェアスタンプで返されると大惨事になるので、ミュウ/キチキギスのどちらかは置いておくとよいです。
後2、正面のテツノカイナが倒されたかどうかでルートが分岐します。
倒された…かじょうほうでん+2体目のテツノカイナorミライドンでピジョットを呼んで倒す(先3ブライアケアのため可能であればかじょうほうでんは使わない)
倒されなかった…テツノカイナでピジョットを呼んで倒す(ピジョットが居ない場合はボムケアでヨマワル)
後2でかじょうほうでんを使用すると先3ブライアで負けてしまうため、極力かじょうほうでんを使用しないルートを選択します。また、倒されなかった場合かつ相手の盤面にヒトカゲが居ない場合、ライチュウ(+必要ならかじょうほうでん)で正面のリザードンを倒しにいきます。盤面からリザラインを消すと先3で相手が殴れない可能性があるからです。
後3、ガチグマ+ボスでロトムorネオラントを倒して勝ちです。余程リザ側の引きが良くない限りはどこかでロトムorネオラントを出さざるを得ない状況になっていることがほとんどのため、そこを狙います。フトゥーや崩れたスタジアムを使う隙を与えずに攻めまくりましょう。

・レジドラゴ
相性:微有利
主にミライドン/ガチグマで2-2-2を目指します。
後1、ミライドンでレジドラゴかオーガポンを倒しにいきます。この際、返しのファントムダイブでコイルが倒されると2体目のアタッカーが立たなくなる可能性があるため、コイルにお守りを付けるよう意識します。この立ち回りは2連トライフロストに対応出来ていないですが、オーガポンをどこかで取れれば飛んでこないことがほとんどなので切ってます。
後2、ミライドンが倒されたかどうかでルートが分岐します。
倒された…かじょうほうでん+ミライドンで裏呼びしながらオーガポン/キチキギス/ミュウ/イキリンコを倒す
倒されなかった…ミライドンで裏呼びしながらオーガポン/キチキギス/ミュウ/イキリンコを倒す(かじょうほうでんは温存)
先3ではほぼナンジャモが飛んでくるので、遅くともこの辺りでベンチにミュウ/キチキギスを置いおきたいです。
後3、ガチグマ+ボスでオーガポン/キチキギス/ミュウ/イキリンコを倒して勝ちです。先3では大抵の場合ナンジャモ+かがリザの押し付けをされるので、この時点でプライムキャッチャーorカウンターキャッチャー(グッズの裏呼び枠)とネオラント(ハイボの当たり枠)を残せているかどうかが勝率に直結します。

・ボムドラパ
相性:互角
主にテツノカイナ/ガチグマで2-2-2を目指します。
後1、テツノカイナでドラメシヤかヨマワルを倒しにいきます。この際、ドラゴ対面と同様にファントムダイブケアでコイルにお守りを付けます。
後2、テツノカイナで裏呼びしながらドロンチ/ドラメシヤ/サマヨール/ヨマワルを取りにいきます。ここではファントムダイブの打ち方次第でルートが分岐します。
正面200+お守りコイルに60…かじょうほうでんでミライドンに3エネ加速、ミライドンにお守りを付けながらテツノカイナで裏呼びしてドロンチ/ドラメシヤ/サマヨール/ヨマワルを取る
正面200+10~20ばら撒き…テツノカイナにお守りを付けてレアコイルに進化、かじょうほうでんを温存しつつテツノカイナで裏呼びしてドロンチ/ドラメシヤ/サマヨール/ヨマワルを取る
主に後2では先3ファントムダイブによるサイド複数枚取りをケアする動きを取ります。バトル場のドラパルトが1エネ+結晶になっているかつベンチのドロンチ/ドラメシヤにエネが付いていない場合、ライチュウで吹き飛ばすのも有効です。また、先2でサイドが2取られない限りカウンターキャッチャーが使えないため、本対面ではボス>プライムの優先度で裏呼び手段を使用します。
後3、ミライドン/ガチグマ+ボスでロトム/ネオラント/キチキギスを倒して勝ちです。他対面と同様、プライムキャッチャーが残っていると当たりが多くて勝ち切りやすいです。

・サーナイト
相性:互角 先1でクレッフィが来ない場合:有利
主にテツノカイナで2-2-2を目指します。
後1、相手が事故っていない限りクレッフィが前に出てくるので、プライムキャッチャー/ボスで避けながらお守りテツノカイナでラルトスを倒しにいきます。要求値がかなり高いので最悪アームプレスでもよいです。アームプレスも言えなさそうな場合はきあいをいれるでテツノカイナにエネ加速し、その後テツノカイナが2体連続でやられないお祈りで2-2-2プランを通します。
後2、テツノカイナでキルリアを呼んで倒します。ボス/プライムの残り枚数が少ない場合は次の番に裏呼び出来ずに負ける可能性があるため、無理してキルリアを倒さなくてもよいです。また、先2でマシマシラに悪エネが付いた場合、次の番に2体目のマシラと合わせてコイルとテツノカイナをまとめて倒されてしまうため、レアコイルに進化させておきます。
後3、かじょうほうでんを使用して2体目のテツノカイナを立て、裏呼びしながらHP120以下のポケモンを倒して勝ちです。後1アームプレスの展開だとサイドが1枚残りますが、相手が先3で3枚取り出来ないので後4まで番が回り、ガチグマで裏呼びすれば1-2-2-1で勝ち切ることが出来ます。

・ルギア
相性:有利
主にテツノカイナ/ミライドン/ガチグマで3-2-1or2-2-2を目指します。
後1、お守りテツノカイナでルギアorチラーミィを倒しにいきます。1体しか置かれていない方を倒すと次の番にテツノカイナが返されづらくなります。ですが、2体ずつ置かれている場合を含めた全てのパターンにおいて、可能であればルギアを倒してサイド3枚取りを狙った方がよいです。
3枚取りする理由…後1テツノカイナで2枚取りして、ルギアを2体置かれるかつネオラントを置かれない場合を想定します。 上記の場合、2体目のルギアvstarにレガシーエネルギーを付けられると、途中まで2-2進行出来ても最後の2枚が取れず2-2-1-1にずらされて負けてしまう可能性があります。 このケアとして後1に3枚取りしておくとプランが3-2-1になり、最後に取るポケモンがアーケオスで良くなるため、個人的に後1は3枚取りした方が良いと考えています。
後2、テツノカイナ(先2で倒された場合は2体目にかじょうほうでん)でルギア/アーケオス/ネオラントを倒しにいきます。かじょうほうでんを使用する場合、相手の残りサイド数が3になり次の番にテツノカイナ+ボスでイキリンコを取られて負けてしまうため、ギフトエネを避けつつアーケオスを取って少しでも先3の要求を上げるよう意識します。また、後2開始時点でサイドを3枚取れているかつ相手の盤面にルギアV/ネオラントが居る場合、テツノカイナで裏呼びして3-3を通して勝ちです。後1で3枚取り出来た場合かつテツノカイナが場に残った場合、2体目のルギアを呼んで後3にガチグマ+ボスで勝てる状態にしておきます。
後3、ガチグマ/ミライドンで裏呼びしながらアーケオス/ルギアを倒して勝ちです。ここまで3-2-1プランを通せている場合はガチグマでアーケオスを倒して勝ちですが、2-2-2プランの場合はレガシーエネルギーが何処に貼られているかによって要求が変わります。分岐は大きく分けて2パターンです。
ベンチに居る2体目のルギアVSTARに貼られている…タンカでテツノカイナを回収しつつエレキジェネレーターで立てて攻撃する(ガチグマが前の場合は裏呼びも必要)
バトル場のチラチーノに貼られている…ミライドンをエレキジェネレーターで立てつつ、ベンチのルギアVSTARを呼んで倒す
上記の通り、後1で3枚取り出来ていないかつその後の展開で順当に返され続けている場合は後3でしんどい展開を強いられがちです。


その他対面への立ち回り

本項目で記載する対面は以下の通りです。

・大空洞リザ
・サーフゴー
・古代バレット
・ブリジュラス
・ソウブレイズ
・ロストバレット
・カビゴンLO

その他対面

流行デッキへの立ち回りはこちら

・大空洞リザ
微不利対面。
テツノカイナ/ライチュウ/ガチグマで2-2-2を目指します。
基本方針はピジョリザ対面とほぼ同じで、後1でお守りテツノカイナを出してからスタートとしています。
テラパゴスがバトル場に居る場合はハイパーブロアー+テツノカイナ推奨です。
ロトムとピジョットが出てこないため後2・後3で相手が盤面を絞ってきた場合の要求が高く、ピジョリザよりも少し苦手な印象です。

・サーフゴー
互角対面。
テツノカイナとガチグマで2-2-2を目指します。
トゲキッスに進化されるとかじょうほうでんを打ちづらくなるので、トゲピーを優先して倒しにいきます。

・古代バレット
不利~微不利対面。
お守りテツノカイナでひたすらゲッコウガを狙い撃ちして2-2-2を目指します。
ブーエナケアで余ったエネをミライドンに貼っておくとよいです。

・ブリジュラス
微不利対面。
主にスターミー/ハッサム入りにはお守りテツノカイナとお守りミライドン、ディアルガ入りにはお守りミライドンで2-2-2を目指します。
ブリジュラスが突っ込んできた場合は「1発耐えて2パンする」を意識すると勝率が少し伸びるかと思います。
キチキギスが出てきたらミライドンで、ゲッコウガ・ジーランスが出てきたらテツノカイナでサイドを進めるチャンスなので、全力で取りにいきましょう。

・ソウブレイズ
微有利対面。
お守りテツノカイナとガチグマで2-2-2or2-3-1を目指します。
手札干渉がほぼ飛んでこない対面なので、ソウブレイズは無視してサイドを早く取り進めることを意識します(イキリンコ・キチキギスにレガシーエネルギーを貼られると非常に困るため)。

・ロストバレット
微有利対面。イバラ入りだと微不利~互角。
お守りテツノカイナで2-2-2を目指します。
ピカチュウは1ターンで倒すことが出来ないので基本無視です。
テツノカイナを2連続で返された場合は、相手のガチグマケアでガチグマorお守りミライドンで突っ込んでお祈りです。

・カビゴンLO
不利対面。
ミミッキュをミュウとレアコイル以外で倒すことが出来ないため、種切れ勝ちを狙います。
初めはベンチを広げても良いので最優先でロトムを処理、そこから先はミュウとレアコイルを準備しつつ、ひたすらバトル場のポケモンを攻撃し続けます。
勝てたらラッキーです。


よく聞かれるQA

・ライコウVを入れてないのは何故?
使う対面が無いからです。
後1で倒したいポケモンとそれに対応するポケモンを挙げると、以下のようになります。

・HP220以下のV・ex ⇒ ミライドン@3エネ
・HP230以上のV・ex ⇒ ライチュウ@4エネ
・HP120以下の非V・ex ⇒ テツノカイナ@4エネ
・イキリンコ/ネオラント ⇒ ライチュウ@2エネ or ミライドン@3エネ or テツノカイナ@3~4エネ

上記の通りライコウVが居なくても現状のリストでサイドプラン2-2-2を通すことが可能なため、2枚目のライチュウVに枠を譲り不採用としました。
本デッキにおいては「居ないといけないポケモン」ではなく「居たら便利だけど居なくても問題ないポケモン」という認識なので、明確に必要な場面があれば採用してみても良いと思いました。

・シークレットボックス型との差別化点って何?
 ①後1の動きに柔軟性があること
 ②裏呼び手段が豊富であること
 ③盤面形成が容易であること

の3つだと私は考えています。

①後1の動きに柔軟性があること/②裏呼び手段が豊富であること
⇒サポート枠でペパーを使用し、盤面を展開しながらプライムキャッチャーで裏呼びすることが出来るため、先1にベンチで守るように置かれた進化前のポケモンを後1で咎めたり、特性ロック(クレッフィ・テツノイバラ等)を避けたりしやすくなります。また、グッズ枠の呼び出し手段なのでペパーを実質ボスとして扱うことも出来ます。一応カウンターキャッチャーが同じ役割を担っていますが、こちらは使用するためにかじょうほうでんを経由することが前提なのに対し、プライムキャッチャーはかじょうほうでんを 使用出来ない/展開上使用したくない場合 でも問題なく使用することが出来るという利点があります。

③盤面形成が容易であること
⇒極論、ミライドンとイキリンコが置ければ概ね要求を満たすことが出来ます。シクボ型の場合は入れ替え手段が入っていないことが多く、スタートポケモンによって攻撃するポケモンが制限されがちな上、ラティアスやシークレットボックスがサイド落ちしていると苦しい展開を強いられがちです。一方、プライムキャッチャー型の場合はスタジアムやピカチュウなどの枠が空く分、メインで使うポケモンを全体的に厚めに採用して初動の安定感を高めることが出来ます。また、入れ替え手段も増やすことでスタート事故も抑制することが出来、戦略に柔軟性が生まれます。
勿論、シクボ型の方が圧縮率が高くエレキジェネレーターがヒットしやすかったり盤面を完成させた際の制圧力が圧倒的だったりと、それぞれ強みと弱みがあるので一概にどちらの方が優れているとは言えないと思います。

・ぶん回ったリザに勝てないんですけどどうすればいいですか?
100点満点の動きをされたら基本無理です。
何度か対戦を重ね、「先2飴リザは高確率で飛んでくるけど、先2飴ピジョ+飴リザ+飴ヨノワ+ロストスイーパー+アンフェアスタンプはほぼ飛んでこないな」というように、ケアするラインを事前にある程度見極めておくことが大切です。
勿論盤面によりけりなので、相手の手札枚数やトラッシュは入念に確認することをおすすめします。


おわりに

ここまで閲覧頂きありがとうございました。
レギュ落ち前に大好きなデッキと勝ち上がることが出来て嬉しい限りです。
JCSに出場するのは'24シーズンに続いて2回目になります。
前回は3-3と渋めの結果で終わってしまったので、今年こそは勝ち上がれるようアナハイムを目指して頑張ろうと思います。

何か質問等あれば
X(@aosn_181
まで気軽にご連絡下さい。

ではでは

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