絶望と感謝の割合

某感染症が落ち着いてきた今、思うことがある。
感染症真っ只中のときに、大きな地震がこなくてよかった、と。
もし大地震が起こっていたら、世の中により暗い影が落ちて、もっと悲観的になっていたと思う。
実際には起こらなかったわけだから、そのことに対して感謝をしてもいいような気もするがそういう話はほとんど聞かない。起こっていないことに感謝できないとは思うけれど、起こってしまうと感謝どころではなくなってしまう。
これが身近な幸せには気づけないということの一つかもしれない。
何も起こっていないことこそが幸せで、感謝することなのに、何も起こっていないからそのことに気づけていない。
退屈で何も起こらない日々だからこそ、感謝していかないといけないのかもしれない。


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