まずは ”P” からマスターする心電図。
P波は、
右房と左房への刺激→心房の興奮(P波で、右房と左房の負荷が反映される場所)で、
Ⅱ誘導で、上向きの(陽性)P波となります。
※誘導に関しては、まずはⅡ誘導からで良いと思います。
P波は、”心房への刺激” というところに注目すると、心房に負荷がかかることで波形の形に変化が起きると想像できる。では、心房に影響を及ぼす疾患(病態)はなのがあるのか・・・
房室に影響を及ぼす疾患の中には、弁膜症があり、例えば、増房弁狭窄症は血流の余分な抵抗が心房へかかることで、心房細動へと移行したりする・・・
こんな感じで思考を展開すると、心電図電気信号のメカニズムから疾患のアセスメントにつなげていくことができる。
モニター管理をする際、アラーム対応だけで ”管理する” ことで精一杯になってしまう。そこから一歩前進するには、電気信号のメカニズムを追及することが必要。 追及することで ”管理して行動する” へ意識を変化することができる。
臨床での実践は、リスクと隣り合わせで行動が委縮してしまうけど、根拠となる知識があれば応用が利き自信へと繋がっていく。地道な作業ですが、ひとつひとつ積み重ねていきましょう('◇')ゞ