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シンデレラガールの人生は続く

潜在意識という言葉を聞いたことはありますか?
私たちの心の奥底にある意識のことで、無意識だけれど私たちの土台となっている意識の事です。反対に自覚できる意識できるの事は健在意識と言います。

この潜在意識ってとってもハイスペックで、私たちが生きる上でとっても役に立つ能力を持っているのです。何かになりたいとか、夢を叶えたいとか願望実現を目指すとき、この潜在意識が目的地までのルートを私たちに提案してくれます。その仕組みがカーナビと同じだとよく例えられていますね。

現在地、目的地を入力しルートはカーナビに"お任せ"。有料道路を使うとか細かな設定はこちらでできますが、大枠はナビが私たちを目的地へ連れて行ってくれます。実は人生も仕組みはほとんど同じなのです。


ナビ=潜在意識
「ルートは潜在意識にお任せすると自分で考えた方法よりも簡単に願望に辿り着く。」

これを私は信じているのですが…潜在意識とカーナビにまつわるとっても面白い出来事が起こりました。
今日はそのお話を。

2022年2月のことです。


知人より「King&Princeの福岡pay payドーム公演のチケットがありますが行きませんか?」と突然お誘いを頂きました。

私シンデレラガールという楽曲が大好きでして。
ティアラと呼べる様なちゃんとしたファンではありませんが、しんどいことがあればシンデレラガール。金縛りにあって怖くて眠れない時はシンデレラガール。何でもシンデレラガールで乗り越えてきた女なのです。笑

棚ぼた式に願望実現のチャンスを頂いた私は、即「行かせていただきます」とご返信しコンサートに行ける運びとなりました。

4月2日ライブ当日。
実はこの一週間ほど前より上京しており、丁度この日が長崎へ帰って来る日でした。飛行機の時間を変えずとも空港から車で福岡へ向かえば開演までは間に合いそうだったので、ドーム近隣に駐車場を事前予約し、そこからドームへのタクシーもすぐに手配できる様にし、最大の準備の上空港より福岡へ向かいました。


運転は母。私は助手席で絶対に道を間違えぬ様に、車のナビと携帯のナビ両方で道を確認しながら向かっていました。
高速はそんなに混んでおらず「間に合うな」と思った矢先でした。なぜか突然都市高速を降ろされたのです。降りる道路を指す明確な指示でした。携帯、カーナビどちらにもそうさせられます。でもそこで高速を降りると到底時間内には着かないのです。有料道路優先にしてないとか設定を間違えたのかと、すぐに確認しリルートを試みましたが降りた先の一般道は混んでおり、再度高速に乗ろうにも先に進まない。15分程裏道を駆使し一般道の渋滞を避け、やっと高速に乗る事ができました。

「これならギリッギリだけど間に合う」そう思った次のナビの指示でまた高速から降ろされたのです。

「えーーーーーーーなんでよーーーーーーーー。」
叫びながら高速から降ったあの道の光景は未だに忘れられません。映画みたいに画がスローでした。

どうやっても高速から降ろされる私たち。刻一刻と迫る開演時間。しかもナビを見ると降りたのになぜか高速にいることになっているんです。もう意味がわからない、分からなすぎる上にこれじゃ間に合わない!!!!汗で手が大変なことになりながらも、目的地をもう一度入れ直し地図も見直し再度高速へ。

するとそこに鳴る電話。「もうお着きになりますか?入場制限があって入れるのが最後みたいで…」(電子チケットなので全員一斉に入場しないと入れないのですよね今。泣)


…まだ私たちは高速の上にいました。


お待たせしご迷惑をおかけすることはできません。「お待ち頂いたのに本当に申し訳ございませんが、間に合いそうにありません。キャンセルできるようでしたらお願い致します。」そうお伝えし電話を切りました。丁度その時車の窓からはpay payドームが目と鼻の先に見えていました… 。( 頭の中ではオルゴールverのシンデレラガールが鳴り響いていましたね。あの切ない感じのシンデレラガールが…。)
※コンサートに行きたい方は他にもいらっしゃったそうでチケットは無駄にはならなかったのが幸いでした。


シンデレラガールを聴きたいという願望(潜在意識)は物理次元のナビによって達成されなかったという不思議な出来事。潜在意識=ナビのはずなのに!!!!!!!
これをどう受け止めるか。


「そもそも時間がギリギリだったからこの様な事態になっても仕方がなかった。」とか「焦っていたから見間違えていたり冷静な判断ができなかったんだ。」と現実的に受け止めることもできます。それが一般的かな。

「ナビが不思議な力によって狂わされていた!!魔法みたいに…。」そんなことあるかーい!!ってツッコみたくなるけれど、体感はそんな感じでした。あのナビ完全におかしかったんです。あんな体験初めてでした。母もずっとおかしいと言っていました。
何が何でもライブに行かせてもらえない、何かに阻止されている感じ…。


ふと、こんな話を思い出しました。


「乗ろうとしていたバスに寝坊して乗り遅れたら、そのバスが事故に遭って結果乗らないで助かった。」「すぐに旅行に行こうと思っていたけど、社会情勢が悪くなり3年後にリベンジしたら金額的にも行った先の経験も全ての都合が3年後にしてよかった。」等。


だからこう考える様になったんです。
あの時私はキンプリのライブに行ってたら、或いはドームに行ってたら何かがあったのかもしれないと。事故にあってたとか、財布をなくしてたとか。
あの日、あの時、行けなかった方が私にとっては最善だったんだと。潜在意識は必ず私たちを本当の願望(幸せ)の方へ導くものだからです。


そしてねこの悲しすぎる結末を悲しいままにしないように、次行けるチャンスがあれば絶対今度は行こう!!と思っていたんです。なのに…もう二度と彼らの5人体制でのライブには行くことができなくなってしまいましたね。(脳内には切ないオルゴールver.のシンデレラガール再び。)


ライブに行けなかった、今後二度と観られないというダブルパンチの現実ならどう受け止めるか。
「教訓:明確に目的地を設定しても辿り着けないことがある。それが人生。時には諦めることも必要だ。」
みたいに受け取るならば、今後もそう思ってしまう様な出来事が起こるんです。潜在的に人生はそういうものだと思っているということだから。前までの私はそうでした。では今の私はどうなのか?
「あの時はその時じゃなかったのね。」と思っています。あの時ナビは「目的地に到着しました」って言わなかったしと。笑

とんだHappy野郎だな〜と思われるかもしれませんが、何を信じ選択するのか決めるのは自分。それはこの件に限らず全てに言えることです。
もし今後何らかの奇跡で、たまたま私がシンデレラガールを聴ける日がくるかもしれない!!そんな日が本当に来たら最高だし、来なくてもそう思いながら生きている方が断然楽しいでしょ。


人生、目的地に辿り着くことも大事だけど、ルート上の景色も楽しんでねって潜在意識からのメッセージだったのかもしれません。
だってLife Goes Onだもの。


それでは、ごきげんよう。

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