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女性誌の誕生(女學新誌〜婦人画報)

こんにちは。
今回は女性雑誌の誕生について記します。



女性雑誌の誕生


さて、日本初の女性雑誌と言われているのは1884年に創刊された『女學新誌』です。

ちなみに、日本で最初の雑誌と言われているのが1867年創刊の『西洋雑誌』。
『西洋雑誌』は月刊誌であり“magazine”という英単語をはじめて“雑誌”と翻訳したとされています。西洋の自然科学を扱った雑誌だったそう。

話は戻りますが、『女學新誌』では教育や婦女改良を扱っていたようです。

発刊の辞には、「欧米の美風と古来我国に行われたる優和温雅貞烈の良風とを合わせて、女学新誌の発行を企る」とあります。

第1号の目録には、五十音仮名の使い方、和歌・説話・小説の紹介、裁縫や生け花の心得、婚姻の心得とありました。

小説の紹介も裁縫や生花の心得も婚姻の心得も全部知りたい...こちらは読んだことがありませんが図書館に行けばあるのかなあ。


PR誌の存在

そして、この頃はまだ服飾専門誌はなかったそうです。服飾品を多く掲載していたのはPR誌です。
PR誌は呉服店が売り出す商品をカタログ化したものです。

有名なもので三越が発行した『みつこしタイムス』や高島屋飯田呉服店の『新衣装』があります。

みつこしタイムスに関してはまた後日。


女性ファッション誌の誕生

都の華

このPR誌のような商品カタログではなく服飾記事を中心に掲載した雑誌の先駆けとなったのは、1905年創刊の『都の華』です。
こちらは『都新聞』の毎月の附録でした。目次には、新衣装の好み、流行の髪型とありました。

婦人画報

『都の華』同様、1905年創刊された女性誌には『婦人画報』があります。
婦人画報は今でも刊行されていますよね。もう120年経つんですかね。すごっ、、!

婦人画報は発行された当初から写真を用いており、日本で最初の写真を用いた女性雑誌となっています。
皇族の写真、女子高等教育の現場、西欧女性の写真を多数掲載していました。
画報ってだけありますね!

1917年9月には『婦人画報』の特別号として、日本婦人風俗号が発行されていて内容が今っぽいと何かで読みました、、!
住んでいる地域によって服飾の好みが異なることや、体型によって似合う服装を紹介していた模様。

住んでる地域によって好みが違うって面白いですよね〜
今を生きてても関東関西での服装や流行りの違いをなんとなく肌で感じることがありますが、、
そういうことでしょうか😂


女性雑誌の誕生についてなんとなくご理解いただけたでしょうか?
今回はこのへんで!

お読みいただきありがとうございました!

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