
ドラマ「ふったらどしゃぶり」6話を見て
「何も壊さない」とは言ったものの、ふとした拍子に一顕(武藤潤)のことを考えてしまう、整(伊藤あさひ)。
帰宅すると、同居人の和章(松本大輝)から鎌倉に引っ越さないか提案される。
鎌倉に引っ越したら、一顕との関係も振り出しに戻れるのではないか…そんなことを考えていた中、和章から「同僚の萩原からの電話に出た」という事実を聞かされ…。
一方の一顕は、かおり(秋田汐梨)にスマホを持っていかれたまま、どうにも出来ないでいた。
昼休憩に、事情を説明しようと整を呼び出した一顕だったが、「萩原には関係ない」と虚勢をはる整の“他人事”のような態度に寂しさを抱いて…。
前回の恐ろしい終わりの続きです…。
まだ何も知らない整はコンビニでお買い物中。
買おうとしたコーヒーは一顕が好きであの朝は自分も飲んだコーヒーでした。もう気持ちありありじゃないですか整さん。
整はセックスして情が移ると言っていましたが、したから情が移ったのではなく元から一顕への気持ちがあってそれがさらに膨らんだように思います。
元から気持ちがなければあんなに優しく触れないし、休憩スペースの時のように取り乱したりしないですよね。
帰宅すると和章がコーヒーを淹れていて、勧められますが断る整。
コンビニで買おうとしていたのもコーヒーでしたが、ただコーヒーが欲しかったんのではないのがうかがえてまた切ないです。
ここで突然の引っ越しの提案は突拍子もないし、一顕から引き離したいとしか思えなくてもやもやします。
別に会社なんて辞めたっていい
生活には困らないし無理に働く必要なんてない
和章は整をどうしたいんでしょうか。
整は一人の人間だし、子供でもないのに。
寝室のシーンでの和章の「電話が鳴ったからとった」に思わず「なんで?」と突っ込んでしまいました。
バレたと分かってすべてを話す整ですが、誘ったのはむこうだけど俺は全然嫌じゃなかった。むしろ嬉しかった。という言葉は本心なんでしょうね。
その後の言葉は完全に煽っていますが。
アプリの雨の音にいら立ちスマホを奪う和章が一顕が整に送ったものを取り上げたように見えてなんだか辛かったです。
ここからの整の言葉は質問に答えながら今の自分の気持ちを再確認しているようで、最後の「会いたい。」になんだか嬉しくなりました。
今までの整だったら和章のいう事にここまで反論しないし、どうにか和章を気を収めようとしていたのではないでしょうか。
整自身も少なからず変化したように感じます。
逆にそれが和章にとっては我慢ならなかったのだとも思います。
はっきりと拒絶をされて驚く和章。
そんな簡単に?は聞き捨てなりませんでしたね。
「簡単じゃないよ、そう見えてたとしても俺も萩原も」
整と一顕がすることになるまでに2人とも色んな思い出ずっと苦しんできて追い詰められていて、抱き合うことでやっと救われただろうにそれを踏みにじるような発言はいただけませんね。
和章は整が自分以外を求める事なんて全く想像してなかったのでしょうからショックは大きかったのかもしれません。
拒絶しつつけた後諦めたように手を緩めた整がなんとも悲しかったです。
ずっと望んでいたはずなのにタイミングが違とこうも悲しいものになってしまうとは…
翌朝壊れたスマホのSIMを自分で壊す整の表情はとても暗く、好きな人と寝たとは思えない表情でした。
壊すことで一顕と決別し、『元通り』の生活に戻る気なのでは…と思ってみていました。
和章に謝罪されて整も謝罪しますが、これは何に対しての謝罪なのでしょうか。まぁ2人にしかわからない何かがあるのでしょう。
昼休み一顕は整を呼び出しますが整の態度が線を引いているようでこれ以上一顕を踏み入れさせないようにしているようにも思えてそれが和章の為なのか一顕の為なのかはたまた自分の為なのかわかりませんでした。
立ち去ろうとする整の手を取る一顕。よし!逃がすな!
攻撃的な整の言動にいら立ちを見せて何か言いかけた時に手首の痣を見つけます。
ここの一顕の苛立ちの表情がふっと心配そうないつもの表情に変わるところがたまらんかったです。本当にすごい…
「へたくそ」
声、言い方、表情すべてが完璧で拝もうかとすら思いましたよ。
「俺のいないところで泣いてたんなら、せめて俺のせいであってほしい」
素敵な台詞ですがなかなかの重さ…いいですね。
もう2人になるのはやめようと告げる整もそれを聞く一顕もまったくそうしたいと思っていない表情なのが悲しかったです。
ついにかおりと会う一顕。
スマホのくだりを聞いていて、今までスマホを見ない女でいられたのは一顕のおかげだったのかもしれないなぁと思いました。
男と寝た一顕に触られるのは耐えられないというかおりに思わず耐えられないのは前からだろ返します。
「俺はかおりの飼い犬じゃない」なかなかの台詞ですがかおりも無意識とはいえ一顕どのように扱っていたか伝わったのではないでしょうか。
かおりの葛藤も分かりますが、それは一顕に伝えないといけないことではあったと思います。
別れたくないから言えなかったことも理解できますが、それは我儘にも映りますし、難しい…。
メールでかおりの事を悪く言わなかったと指摘されそうだっけ?と返す一顕の根っからの男前が垣間見えましたね。
別れの言葉の「好きな人が出来ました」に改めて一顕はちゃんと整の事が好きなんだなぁと思いました。
家に帰り整に電話しますが、やはり通じません。
一方整も1人部屋にいますがテーブルの上には和章の書置きがあります。
状況は違っても傍らに同じ雨の音があるのが無意識に2人が繋がっているようで切なくもありました。
あっというまの30分でそしたまさかの次回最終回においおい嘘だろと思っていますが、みなさんはいかがでしょうか。
2時間スペシャルくらいしていただかないと一顕と整不足すぎます…。
2人そろっての笑顔が沢山見られますように。
今回は整の思考や行動の中に一顕がいるようになって嬉しく思いました。
あんなに批判していたコーヒーを買っちゃうところが可愛すぎます。
一顕と接するようになって整はいい意味で自我がでたというかこうしたいと自発的に行動するようになってきているような気がしますね。
一顕はもう整が好きだ。と腹をくくっているのですべてが強い…
一顕とかおりがお別れしましたが、あのことだけがかみ合わなかったですがそれ以外はおそらく仲良しでい続けたであろうカップルだと思います。
かおりもいつか同じような気持ちを持つ方と巡り合えたらいいですね。
最終回、楽しみだけど寂しいです。
見るのが怖い…