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ドラマ「ふったらどしゃぶり」最終話を見て
かおり(秋田汐梨)と別れた一顕(武藤潤)だったが、あの日以来、会社で整(伊藤あさひ)とは顔を合わせなくなっていた。
一方、和章(松本大輝)は家に帰ってこず、整は一顕への気持ちは寂しさからくる一時の気も迷いだったと思い込むようにしていた。
そんな中、整は同級生の平岩(見津賢)と久々に会い、一顕が平岩と繋いでくれたことを知る。
一顕と整、間違いメールから始まった2人の秘密の関係の行方は――。
同期に彼女と別れたことを告げる一顕ですがネームホルダーをそのまま使っているところが彼らしいような気がします。
イメージですが物には罪はないと考えそうかなと思ってました。
篠宮さん、あっさりとした物言いをする子で好きなんですよね。
和章の帰ってこない部屋で過ごす整ですが、一顕への気持ちを気の迷いだと考え雨音のアプリも消してしまいました。
やることが極端ですがそうしないと断ち切れないくらいは一顕に惹かれているのだと思いました。
一顕のいなかった頃に戻ろうとしていますが、一顕が無理に明るく振舞っていると聞いてしまいます。
心配してメールを作成しますが送るのを止めてしまいました。関係なくないのにね。
ストームグラスの破片でできた傷を見て複雑そうな表情の一顕もいて、
お互いの思い出の痕跡みたいなものを抱えながら生活している感じです。
「会わない」ということが辛そうに見えます。
一顕の方は安易な釣りメールにも反応してしまうくらい整を思って過ごしているのが見えて切なくなります。
そんな時に通りかかる人…平岩さん!お久しぶりです!
翌朝整のデスクには平岩さんの名刺が。おそらく一顕が置いたのでしょう。
整と平岩さんの2人の焼き肉のシーン、なんかよかったですね。
ここでまたも焼く順番を怒られて一顕を思い出して笑うのが可愛くて、このドラマでの整の一番の笑いだったと思います。
こんな風に人と関わろうと思えたり声を出して笑うようになったのは紛れもなく一顕がきっかけで、それが見ていてとても嬉しかったです。
平岩さんとの再会も一顕が彼を探して橋渡しをしてくれたと気付いていく整の微妙な表情の変化が素敵で「あいつ優しいから」と言った時の優しい表情と言い方が一顕の優しさであたたかい気持ちになっているようで好きでした。
改めて今まで触れた優しさを思う整はこれからどういう道を選ぶのか、見ていてドキドキしていました。
帰宅してフレグランスをシュッとして入るのを忘れていたところで、ある種道が決まったような感じを受けました。
自分から一歩踏み出せているようで、そんな自分が少し嬉しそうにも見えました。
和章ともしっかり話が出来て、整が彼の抱える思いや葛藤も知れてよかったですね。
この2人も会話が足りなかったことでかなりすれ違っていましたが、ずっと両想いだったのは確かでいろいろな事情やタイミングが絡み合い別々の道を歩むことになるとはなんとも切ないです。
しかし罪悪感も抱えながらの歪んだ独占欲と縋るような好意にも思えてこの危ういバランスではいつかもっと違う壊れ方をしたのではとも思います。
だからこそちゃんと向きあって話す事に意味があったし、これで2人とも自分の為に生きて前に進む決意ができたと思いました。
平岩さんと一顕が話すシーンを見て、平岩さんのように整を心配してくれていた人はまだいたのではないかとも思いました。
整の世界はあの時から2人きりになってしまっていたのでそれを思うと和章に対して少しもやつきました。
平岩さんが「大丈夫なんだ」と思うまでになったのは一顕の影響も少なからずあったと思います。
和章が命をつなぎ止め、一顕が自分を取り戻すきっかけになったように感じています。
3人での焼き肉はどんな雰囲気になるか見てみたいですね。
和章との話が終わった後、一顕に会いたくなる整が愛しいです。
思い出の店の前で整を思い出す一顕もまた可愛い。
整と一顕の声が交互になっていくのがお互いが同じ思いで過ごしているようで素敵でしたがもどかしかったです。
お互いの事が好きで思いが募っていっているのに会っていないとか辛い…
最初はピュアな願いだったのに「セックスしたい」の直球ワードが入っているのがこの2人らしくて笑ってしまいました。
あと途中見たことない場面が入っていて「!?」となりました。
心臓に悪いですよ…。
「好きだと言われたい」が整で「好きだと言いたい」が一顕なのがなんだかとてもしっくりきました。不思議ですが。
そんないい場面で整のデータを消すので「なんで!」と思いましたが、和章とちゃんとお別れしたのを知りませんもんね、そうですよね。
一顕は諦めないといけないと思っているんでしょうし…
切ねぇよぉ。早く会えよぉ。時間ねぇよぉ。と思いながら見ていました。
しかしここのエンディング曲がかかるの最高でしたね。
切なさが高まってしょうがなかったです。
ここで篠宮さんがまたナイスアシストという名の爆弾を投下していきます。
しかし整の「何?」の言い方とても整でしたね。
それに全く動じず話を進める篠宮さん最高。
偶然聞いてしまった一顕の転職疑惑になぜかむくれる整が可愛くてこの表情大好きです。
会おうと思えば会えるけど会っていないのと、どこかに行ってしまってもう会えなくなるのは全然違いますもんね。
そんな時また篠宮さんからのメールで一顕の休みを知ります。
会話を思い出し席を立つ整。行く?行きますよね?
あの美術館のあの像の前で佇む一顕の表情がとても綺麗でした。
一緒に見た整を想いますが1人の背中が寂しいです。
外に出て雨の中駈け出そうとする一顕に傘を差しだす整。やっと会った!!
ここで整が仕事を抜け出して会いに行ったことにまた愛を感じたのは私だけでしょうか。
整の「いいけど、長いよ。」に「聞きますよ、いくらでも」と笑う一顕の柔らかい表情にほんわかしました。
それを聞いた一瞬だけ出た整のちょっと満足そうな笑みが最高でした。
一顕の「話せば長いですが」に「じゃあいいや。」と口をとがらす整がらしさ全開で一顕も噴き出してて可愛かったです。
ひと笑いしたあと、ふっと表情変わるのがとても好きでした。
想いを伝えあった時はやっとここまで…!と安心すらしました。
ちゃんと整から気持ちを伝えたことにも意味があるような気もしています。
「それだけ?」
ここの言い方に撃沈した方も大勢いたでしょう。私もです。
表情と相まって可愛すぎですよね。
語尾がそれだけぇ?って少し上がるの最高でした。
からのキス。
会話して笑いあう2人を見たのが久々すぎてそれだけで感動できました。
雨の中の2回目のキスで締めくくられました。
最終回ではありますが、前話の一顕とかおりに続き今回は整の和章の決着の回でもありましたね。
ここを丁寧に描くのがこのドラマなんですけど、いつ一顕と整が会うのかハラハラしていましたが最後の最後でしたね。
そこから先が見たい!!と思ったので全7話は本当に短く感じました。
ここからが本番じゃないですか…。
平岩さんの件、拒絶された相手を心配して友達との仲を取り持つとかなかなかできませんよね。
一顕は自分が整の世界にいなくとも彼が少しでも生きやすいようにしたかったんでしょうか。
そこまで考えてはいなくても整の気持ちを汲み取って動いたんだと思いました。
余談ですが平岩さんのコートなどが小豆色だったのは会社名から来ているのか気になります。どうなんだろう…。
ラストの整がメールを見て席を立つところは今までの整なら仕事中に抜け出して行くなんてしなかったと思います。
衝動的に動いてしまうほど、今会いに行かないとと思ったんでしょうか。
最終話ではみなさんすごいのですが、伊藤さんの表情に特に感動しました。
整は喜怒哀楽がそんなに表に出ないイメージですが少しだけ上がる口角や視線だけでちらっと整の感情が感じられてすごかったです。
ストーリーの面でも、キャストの皆さんの演技の面でももっと見たかった。
それにつきます。
またいつかどんな形でも一顕と整に会いたいものです。