ドラマ「25時、赤坂で」を見て
元々原作を読んでいてドラマ化の告知を見ました。
元々実写化に抵抗がある方だったのですが、
勝手な先入観はよくないと思い見てみよう思いました。
夏野先生の絵はとても綺麗で繊細なので主演お2人は大変だろうな。と思っていましたがキービジュアルより動いている方が何倍も羽山と白崎でした。
キャストの方々ですが、もともとドラマなどを見ないため初めて見る方々でした。
新原さんは意思が強そうでおめめくりくりで白崎っぽいなぁ。が第一印象。
白崎っぽさをとても大事にしてらっしゃって、誰よりも白崎に思い入れのある方だと思いました。
原作のお話よくされていて、真摯に向き合ってくださってドラマに抵抗感が出なかったのはこの姿勢のおかげも大きかったです。
駒木根さんは最初役柄とインライなどでの雰囲気とのギャップが大きくてびっくりしました。
役者さんてすごいなぁと思いながら毎話見ていました。
(羽山の顔は綺麗すぎるので誰も似ないのは大前提ですが)
駒木根さんは羽山とそっくりではないのですが、とても羽山でした。
そう思った理由は具体的に説明できないのですがそう感じました。
視線でのお芝居がとても好きで、小さな動きで感情が分かるのでこの人の演技好きだなぁ。と思いました。
宇佐さんは佐久間のイメージ通で優しくて気を使ういいお兄さん。
1話の自販機のくだりはもうまさに佐久間でしたね。
団体行動できない3人を繋ぎとめるのはこの人しかいない気がします。
山瀬にヤりたい人認定してほしい場面は役者としての思いも見れて好きでした。
南雲さんは4人の末っ子ポジなイメージでした。
「おい由岐~!」が定番になっていましたね。
付き合ってないからこそ山瀬の行動が2人を引っ搔き回したのでありがたかったです。
嫉妬羽山をありがとうございます…
インタビューなどでおっしゃられていたように2人の感情に重きをおかれていて、2人の思いや葛藤が描かれていたのがとても良かったです。
特に大学の話所謂羽山回は見れてよかったと思います。
演技にのめり込む過程や白崎が気になって惹かれていくところがしっかりと見れて羽山の白崎へのばかでか感情を感じることが出来ました。
見た後おいおいお前、だいぶ白崎のこと好きじゃん…となっていました。
キスシーンやベッドシーンも綺麗に丁寧に描かれていていましたね。
キスシーンは演技だったりすれ違いだったり両想いだったり様々なパターンがあってどれも色んな感情が感じられて素敵でした。
男女間でもなかなかベッドシーンをしてこなかったであろうお2人があんなにがっつりとしていらっしゃって、すごいことだと思います。
お2人や西山さんのインタビューでもありましたが2人とも意見をしっかり言っていたそうですし、見え方にとてもこだわってらっしゃったとのことでとても綺麗でドキドキするシーンでした。
ストーリーは原作通りではなかったですが、要所要所で原作のシーンや台詞が出てくる感じで楽しめました。
原作と大きく違ったのは身体先行でなかったところです。
原作は結構な頻度で性描写があるのでどうするんだろうと思っていたのでやっぱりかとは思いましたが、私は特に抵抗感はなかったです。
温泉回などは特に付き合っていないがために起こる嫉妬からのすれ違いがあったのでハラハラドキドキさせてもらいました。
原作と違うという部分の抵抗感を無くしてくれたのは映像や音楽の雰囲気が原作を思い出させてくれる感じだったことが大きいと思います。
文章でお伝えするのはとても難しいのですが漫画の持つ透明感を映像効果で感じられるように作られているのかな?と感じました。
別物なのですがちゃんと25時、赤坂でだったように感じました。
本来ここまでストーリーが変えてあると以前だったらかなり嫌悪感を抱いていたと思いますが、このドラマに関しては全く嫌悪感を抱かなかったです。
もちろんそうじゃない方もいらっしゃると思いますので、ゴリ押しはしませんが見れる環境の方はチャレンジしてみても楽しいと思います。
続編があることを願いつつこの辺で…
最後まで読んでいただきありがとうございました。