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ドラマ「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」5話を見て

蛭川の目に映る世界
親が離婚し、留学するという話が突如浮上した水無瀬(本島純政)。一方、蛭川(上村謙信)は、父・正彦(オクイシュージ)に殴られる日々が続いていたが、自分が水無瀬に抱いている感情が“好き”だということに少しずつ気付き始めていた。
そんな中、蛭川の憧れである水無瀬の父・義人(結城貴史)の新作映画の試写会に参加した二人。同性愛者を描いたその作品を観た帰り道に、水無瀬は自分たちの関係もそうなのかと初めて口にする。それを聞いた蛭川は、はぐらかしながらも今の満たされた関係を嚙みしめていた。
その頃、蛭川のもとに、離れて暮らす母・晴華(西原亜希)から一本の電話がかかってくる。

公式サイトより

5話は蛭川視点でスタート。
大嫌いであろう自分の中にある父に似た気質を感じながら生きるのは辛い…
自分さえ我慢すればと自己犠牲を続けていた蛭川がしんどすぎて見るのが辛いシーンばかりでした。
最初めっちゃ水被る子だなと思っていたのでその意味も少しわかってよかったです。
しかしこの父親役の方、演技が上手すぎてめっちゃ腹立たしいですね。
水無瀬が出くわすシーンの苦しみ方が水無瀬視点の時よりひどくて余計に痛そうです…
ずっと色んなことを我慢している蛭川にとって水無瀬との時間だけが自分になれる時間だったんですね。うぅ。

ここでまさかの母親登場。
この方、父親の暴力の事を全く知らないんでしょうか?
知っててほっておいてるのかと思ってました。お母さんごめんなさい。
「すぐに分かるんだからね」って全く分かってないですよ!
そのお父さんにやられてるんですよ!!
おそらく蛭川は言う気はないのでそれが余計に辛いです。
「ここに住みたい」
という心からの言葉を母親が聞いていないのも切なすぎました。
母親と赤ちゃんを見る目が寂しい…
蛭川はずっと居場所がほしかったんですね。

気を引いてみたり、衝動が抑えられずキスしたりやらかした後嫌われていないか不安になったり悶えていたり。
ひょうひょうと水無瀬を振り回していたようにも見えたところもただただ臆病だったのかもと思いました。素直になっときなさいよ…。

父親に殴られてずぶ濡れのまま水無瀬のところにいった時も好きになったりしないと言った裏で想いを自覚していたんですね。
自覚したうえであの言葉だったと思うと余計にきます。
修学旅行の時も陰でずっと心配してて、本当に優しくて献身的な子ですね。
不器用にでも真っすぐに水無瀬への想いを募らせていくのが分かりました。

いなかった頃の自分には戻れそうも なかった。

モノローグ全部が良かったんですけど最後のこれが本当に好きです。
からのオープニングの流れ、素敵でした。

前半は蛭川視点で振り返っているため水無瀬と接していくうちに蛭川の中に色んな感情が芽生えてそれぞれのシーンでどう思っていたのかが分かってよりこの子が好きになりました。
そして水無瀬がもっともっと可愛く思えました。
辛いことを沢山経験しているこの子に水無瀬と幸せになってほしいと
改めて思いました。

長くなりすぎたので、次の記事に続きます。
お付き合いいただければ幸いです。






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