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患者中心の医療セミナー

今日は「患者中心の医療セミナー」に行ってきました。
対象は医療学生や医療系を目指す高校生で、今回はスタッフとしての参加です。

実は、私も看護学生の頃に参加していた勉強会です。

患者さんの病気の治療はもちろんですが、それだけに着目するのではなく、生活など社会的背景にも目を向け患者さんが今後も幸せに生活できるために何ができるのかをグループワークを通してみんなで考えます。

印象に残ったところを紹介します。

病気になれば、治すために治療をします。
しかし、治療をしたとしても根本的な病気の原因が残っていればまた繰り返してしまいます。
「疾病発生における上流・下流の考え方」というものがあるそうです。
社会的、経済的、環境的要因を含む上流の問題が下流の疾病の発症に繋がっていきます。
上流の要因とは…
①経済政策:所得格差や貧困
②教育制度:教育へのアクセスや教育水準格差
③住宅制度:住宅環境の差異
④環境政策:温暖化、環境汚染
⑤労働条件:雇用の不安定と賃金の格差

病気を診ることはもちろんですが、なぜその病気になったのか、上流の要因で取り除くことができるものはないか考えていく視点が大切と改めて学ぶことができました。

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