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お客様に選ばれ続けるフォトグラファーになる!

作例写真:伊良原茜
取材・文:木下恵修

アンズフォトの「成功するフォトグラファー育成講座」
卒業生インタビュー_第3弾


アンズフォトでは、広告や企業系の写真および動画撮影サービス、ウェディング撮影などの他、後身育成のためのスクール事業「成功するフォトグラファー育成講座」を展開しています。スクールでは、撮影技術はもちろん、1人の社会人としてのマナーや将来的にフォトグラファーとしてどうありたいかといったマインドなど、幅広く座学&演習を授けています。

その最大の特徴は、アンズフォトで受注している仕事のアシスタントとして現場に出たり、経験・成長次第で仕事そのものを任せる仕組みができていることです。単なる教室ではなく実際の仕事と直結しているからこそ、受講生もイメージを掴みやすく実績を作りやすいのです。

そんなスクールの卒業生にスポットを当てたシリーズ企画、第3回目は伊良原茜さんです。なお、前回までの2回はスクール1期生、今回の伊良原さんは2期生(2020年10月〜2021年4月)になります。

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スクールでの伊良原さん。座学で発表中の姿(冒頭の扉写真)/実習中に露出を計る伊良原さん

新型コロナ禍を機に、スキルアップをしようと一念発起

ーーこれまでの主な経歴について教えてください。
伊良原
 20代前半まで、普通にOLをしていました。毎日9時ー5時で働くような、あまり起伏を感じない日々のなかで、趣味でカメラを買ってちょこちょこ撮っていました。あるとき友人の結婚式にカメラを持参して撮っていたら、そこの担当だったプロのウェディングフォトグラファーが親切に、ちょっとした手ほどきをしてくれたんです。それでいつもより上手に撮れたのでしょう。出来上がった写真を友人にあげたら、すごく喜んでくれました。それをきっかけに、ウェディングフォトグラファーっていいな、と思うようになったんです。

ーーそれで転職を決意されたのですね?
伊良原
 そうですね。自分でも何かを変えたいと思っていたので、「今だ!」と。ただし、フォトグラファーとしての経験なんてありませんので、まずは写真の専門学校に通いました。それから、ウェディングの撮影会社に就職したんです。ただ、働き始めて1年くらいしたら、その会社がなくなってしてしまいまして。。。再就職をするかどうしようかと考えていたのですが、いろいろな方からお声がけいただいてウェディングの仕事や出張撮影などをしているうちに、そのままフリーとして活動するようになりました。

ーーそうしたなかでの、スクール受講だったのですね。
伊良原
 しばらくウェディングフォトグラファーとして活動してきて、もっと和装を学びたいと考えるようになったんです。そんなときに知人から紹介されてスクール事業を始められる以前に安澤剛直さん(アンズフォト代表/日本ウェディングフォトグラファーズ協会理事長)が単発で行っていた講座を受講したんです。それをきっかけに、和装以外の講座なども受講したりしました。そうしているうちに、スクール事業を始められたことを知りました。私が参加させていただいた第2期は、2020年10月から半年間の期間で定期的に開講されたのですが、新型コロナ禍のまっただ中で私自身の仕事が激減していた時期でした。このままではマズイと思いましたし、これを機にスキルアップをして仕事の幅を広げようと考えました。

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伊良原さん撮影のウェディング作品。

「フォトグラファーであり続ける」ことを意識できた


ーースクールでは、どのようなことを学びましたか?
伊良原
 スキルアップのための技術面では、ライティングなどのスタジオワークがすごくタメになりました。アンズフォトは、ウェディングのみならず広告や企業広報系の仕事などもしていますが、そうした現場にアシスタントとして連れて行ってくれたりしました。スクール生という学んでいる立場なのに、ギャラもいただきました。そうした、自分の力では交わることのできないような知らない世界の仕事に携わることができたことは貴重な経験になりましたし、現場での安澤さんの動きやポーズのつけ方、声がけの感じなども大きな学びになりました。卒業後の今も、化粧品の物撮りやウェディング、ファミリーなど、スクール生のときにアシスタントで入った仕事に携わったりしています。

ーー技術的なこと以外の面では、いかがでしたか?
伊良原
 すごく充実していました。技術的なことはもちろんですが、むしろフォトグラファーとして生きて行くための自分の方向性、どうありたいのかという考え方、仕事への取り組み方など、マインドの部分にもしっかりと時間をかけてくださいました。『実はそこが大事なんだ!』という気づきを得られたことは、私にとって大きな学びになりましたし、同期の皆もそうだと思いますね。技術もしっかり学びつつ、フォトグラファーとして仕事を続けて行くための意識を育てていただいた講座だったなと。

ーー今後、どのようなフォトグラファーとして活動したいですか?
伊良原
 基本的にはウェディングやファミリーなどの仕事を中心に、お客様との関係をずっと続けて行けるフォトグラファーでありたいですね。そのための自分自身のカタチづくり、ブランディングをしっかりとやらなければと考えています。いま子供が5歳で、子育てとのバランスも考えつつになりますが、3年をめどに小さくてもいいので自分のスタジオを持ちたいと構想中です。もちろん、夢は変わって行くものだと思いますし、この先ずっとウェディングやファミリー続けて行くかどうかは分かりません。何をするにも、いつかのためにいま行動をすることが大切だと思っています。スクールのときも含めて、アンズフォトはトライ&エラーをさせてくれる環境で、いろいろなチャンスをくださいます。また同期や1期生の仲間もいて交流がありますし、年齢に関係なくさまざまな気づきを与えてくれます。これをお読みの方で、技術的なスキルアップやマインド面での成長を望んでいるならば、3期生の募集があったときに門を叩いてみてはいかがでしょうか?

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ウェディングの他、ファミリー系の撮影、その他企業系の撮影などさまざまな仕事に携わっている。

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