[香港] 沙頭角・禁区に行く (2024-03)
前回のnoteでは沙頭角・禁区に行く準備について紹介しましたが。今回は実際に行ったときの記録です。
交通
沙頭角へ行く方法としては、まずMTRで上水へ行き、そこから55Kのミニバスか78Kの九巴で終点まで乗るのがもっとも簡単です。
上水のバス乗り場周辺
78Kで行く場合上水廣場(ショッピングモール)の下(地上階)に乗り場があります。
55Kは緑のミニバスなので、上水廣場と駅の間にあるミニバス乗り場からの乗車となります。
沙頭角バス亭の位置
沙頭角側のバス亭はこの位置にあります。
実際のバス亭はこんな雰囲気です。
78Kのルート
55Kのルート
潜入!沙頭角 (合法)
沙頭角に入る前に、下記ピンの地点で事前申請しておいた電子旅遊禁區證のチェックがあります。
といってもバスを降りる必要はなく、警官が乗りこんでくるので座ったまま提示すれば大丈夫です。このとき一緒にパスポート(香港居民は香港IDカード)も見せてください。
これより以前にも一度沙頭角を訪れたことがあるのですが、そのときはまだフェリー乗り場周辺しか立ち入れられず、今回の訪問ではじめて街中に足を踏み入れました。かなり感慨深い。
見所
街自体は小さいのですが、いくつか見所があります。
旧消防署
この時点ではまだ中には入れず。観光客用にそのうち整備されるかもしれません。
小学校
現役の小学校です。色がかわいい。
公屋
香港一かわいいと言われる公屋(公団)です。他地域の公屋はタワマンみたいな雰囲気なのですが、沙頭角では低層でコンパクトです。
新樓街
新樓街は典型的な広州式騎樓建築で、二級歴史建築物に指定されています。
かつて住んでた住民も多くはほかの地域に移ってしまったため、賑やかさはないですがとても趣きのあるエリアです。
なお、道と壁を隔てた向かいはみんなの憧れ中英街。
新樓街には沙頭角故事館という、沙頭角の歴史を紹介する小さなミュージアムがあり、お土産物的なものも売っていました。
なぜか香港側には存在しないはずの美団のシェアチャリも見掛けました。
沙頭角街市
訪れた日は時間的に閉まっているお店が多かったのですが、中にはフードコートもあります。
天后宮
中英街花園
ただの公園ですが、写真スポットになっています。
沙頭角火車站公園
かつて沙頭角にも鉄道が走っていましたが、これはレプリカです。こちらも写真撮影スポットになっていました。
沙頭角公眾碼頭 (フェリー乗り場)
沙頭角開放第一弾のときはツアーでのみここへの立ち入りが許可されていました。ほとんどのツアーはここまで観光バスで入り、フェリー乗り場から茘枝窩と吉澳を巡るという内容になっていました。自分も参加したことがあります。
ちなみにここから荔枝窩、鴨洲、吉澳を巡回するフェリーが出ています。
沙頭角だけでは物足りない場合、上記のいずれかに足を伸ばすといいかもしれません。
中英街警崗
そしていよいよここへ・・・。
そう、この先がいまだ一般香港人および外国人には未開放の、そして道一本隔てて香港と中国に分かれている中英街です!
ちなみに中国人は中国側からツアーで入れるそうです。ずるい・・・。
中英街の中を垣間見てみたい場合、裏技として画像右手奥にあるレストランの中からみるという方法があります。
金煕海山酒楼
2階の中英街側の窓から特徴的な騎樓の建物をみることができます。
このときは席は1階に案内されましたが、一声かけて2階に上がらせてもらいました。
なお、店内の様子はこんな雰囲気。
ランチメニューもあります。お値段は良心的でした。
ボリューム満点でおいしい。
まとめ
入るのに事前申請が必要であったり、市街地からかなり遠いといった理由から若干行きづらくはあるのですが、香港リピーターなら行く価値ありな場所だと思います。
ただ、ボリューム的には物足りなさを感じるかもしれないため、本文でも紹介した通り荔枝窩、鴨洲、吉澳のいずれかを組み合わせるといいかもしれません。なお、個人的おすすめは客家圍村がある荔枝窩です。