[中国] 8D城市重慶と武隆の旅 後編 (2024-03)
後編は重慶に来た目的の一つである武隆カルストに行ったときのことがメインになります。
なお、前編はこちらです。
三日目 武隆カルスト一日ツアー
事前準備
武隆へは最初は自力で行くつもりでしたが、見たい場所を一日で全てまわるのは厳しいのではと感じ、Tripコムの一日ツアーに申し込むことにしました。
武隆ツアーはいくつかあるのですが、そのなかから天生三橋と龍水峽地縫が含まれているツアーを選択、料金には入場料も含まれています(昼食代は含まれず)。人数も少人数でお土産屋などもよらず純粋に遊ぶだけのツアーであることを強調しています。
(重慶に到着してから気付きましたがそこかしこにある大小旅行社でも武隆行きツアーは取り扱っていました)
重慶→武隆
Tripコムからは前日にガイドから連絡がくると言われていました。実際に電話がきたのは19時ぐらいです。そのときに当日のピックアップの時間と(朝の7時)ガイド(の電話番号)を微信で検索して追加するように指示されました。
ちなみに自分は中国の電話番号を持っているのでいいとして、海外の電話番号しか持っていない旅行者の場合どうするのでしょう・・・。しかも中国語が話せないとこれは割と詰むのでは。
この日の参加者は8名。香港から参加してきたとみられるメンバーも二名ほどいましたが、ほかは全員中国人でした。そこそこ高いツアーだからか皆さん身なりもよく、お高めのホテルに泊まっている様子。
ツアーは天生三橋からのスタートでした。入場チケット渡されず、チケット情報はパスポートや身分証に紐付いているようで、入口ではそれらのチェックのみでした。
ちなみにガイドは中には入らず、出口の駐車場で待っているとのことでした。ガイドの意味とは・・・。
これは天生三橋入場口付近においてあったアレ。
入場後、エレベーターで一気に天生三橋まで降ります。
エレベーターを降りたところで目にした風景。すごい以外の感想が出てこない。これが天生三橋で一番有名な天龍天坑です。
ここから先は階段で降りていきますが、辛い人にはこういう駕籠のサービスもあります(有料)。
間近でみるとさらにすごい。
自然の雄大さを感じます。
これが、鰂魚涌(QuarryBay)の裏山かー(違う)。
なぜ鰂魚涌の裏山かというと、ロストエイジの一シーンで鰂魚涌にいたはずなのに山の方へ向かったらここだったという場面がありまして・・・。つまり、映画の中ではここは香港の裏山扱いになっていたというわけです。
もちろん、どうみてもこんな風景は香港にはない・・・。あり得なさ過ぎる。そう、たとえ新界の禁区内でもね。
よく天生三橋の写真に一緒に写っている寺院っぽいこれ、実は歴史ある建造物でも寺でもなんでもなく、『重生』という映画のセット用に建てられた天福官驛という建物です。
セットといってもおそらく本気モードで建設されたと思われます。何百年後には歴史ある建築物として誤解されてしまいそうな雰囲気でした。
建物の中には撮影時に使った?と思わしき衣装が置いてありました。しかし入れず。
ロストエイジに出てきたやつ。
その後もびっくりするような自然の風景がばんばん出てきます。
途中で見慣れてきて、みんな同じに見えてきましたが、そのぐらい全てが規格外の風景でした。
岩にはそれぞれ名前がついていて、例えばこれは神鷹天坑。たしかに鷹に見える。
こちらは大猴猩。たしかにゴリラに見える。
次の目的地である天坑地縫へは無料のバスが運行されていますが、天生三橋のゴール地点から、そのバス亭までは15分ぐらい歩く必要があります。
しかし課金すればショートカットできるこんな乗り物も用意されています。
躊躇なく乗りました。
お値段15元。
地縫まで行くバスは観光バスっぽい大型車でした。決まった時間で運行しているようで、遅くとも何時何分のバスに乗るようにという指示があらかじめガイドからは出ていました。
中に入ると
階段をひたすら降り
ひえっ
またしてもエレベーターへ。今度は上にあがります。
上からみた風景。この大穴があいている山の中に今度は降りていきます。
ひたすら階段を降りながら下へ。
天生三橋もすごかったですが、こっちもすごい(語彙力・・)。
一見ハイキングコースのように見えますが、足下はしっかり舗装されていて楽に歩けます。お年寄りの方も歩いてました。
日が差しているように見えますが、これは滝です。ここには撮影スポットが設置されていました。
こういう絶景が延々と続きます。
終点。
お土産物売りが待ち構えていましたが平日なので人は少なく暇そうでした。
ガイドとは別行動、かつツアーの参加者とも一緒に行動する必要もない、終点での待ち合わせ時間だけ決まっているというフリーダムな内容でした。
しかしゆっくり自分のペースでみることができるので、このツアーにして正解でした。おすすめです!
烏江畫廊(涪陵段)
帰りによって場所。一応ツアーの内容にも含まれています。
天生三橋と龍水峽地縫をみたあとではただの普通の川という印象・・。
三日目夜の部
重慶最後の夜ということで、火鍋を解禁することにしました。はやめに食べてしまうと大量の唐辛子でお腹を壊す恐れがあるため・・・。
真味老火锅
適当に入ったお店で鴛鴦鍋底のスープをオーダー。九宮格鍋底は全部赤いので胃への安らぎがなさそう・・・と思ったので。
しかし・・・
赤い方は無理でした・・・尋常でない辛さ。
牛と羊とポテトの薄切り、レタスなどを頼みました。
でも全部唐辛子の味でかき消されていく・・・。一人火鍋はあまり種類食べられないのが残念です。
雾都玖零玫瑰糍粑冰粉
糍粑冰粉はこのあたりの特色あるデザートのようです。火鍋で痛めつけた舌と胃袋を癒やしたいと思います。
かき氷に色んなものをかけてくれます。
できあがり。素朴ですごく美味しかったです。
四日目 最終日
磁器口古鎮
この日は最終日でしたが飛行機は夕方発のため午前中磁器口古鎮へ行ってみました。
磁器口古鎮には入口がいくつかあるのですが、自分は后街から入りました。
マップです。結構広い。メインは右側の老街のあたりです。
キラキラを通り越してもはや作り直したのではと思うレベル
とはいえ、結構迫力ある場所などもあります。ここもリノベ前に来たかったですね。
后街にはなんとエスカレーターまである。
かわってこちらは老街に近い方の入口です。
雰囲気は老街の方がよかったです。どっちにしろキラキラ老街ですが・・・。
メインストリートはほぼお土産屋と食べ物を売っているお店。
メインストリートから少し外れたエリアはこのような雰囲気です。
このイッヌは観光客が連れてきたイッヌ。
多分このへんの店の人のイッヌ。
このぬこさまは近くにフリーダムネコカフェがあり、そこの店員さんのようでした。何がフリーダムかというと、店員猫が外に出てもよい猫カフェ。時間があれば入りたかった・・・。
お寺があったので上にあがってみました。
境内は下界よりも静かで一休みにぴったりです。
寺に隣接するこの建物は、昔のままのようでした。
老街よりこっちの方がよすぎた。スルーせずに上がってみるのをおすすめします。
そろそろ時間切れのため、古鎮をあとにし荷物をとりにホテルへ戻ります。
ホテル付近散策と空港
空港への移動前に宿泊していたホテルの前の麺屋さんで牛肉麺を。
実はここでの支払時、「支持域内なんたらなんたら」というメッセージが出て支付寶も微信支付でも支払えない事態に。現金を持ってたからよかったものの、支払時にこのようなメッセージが出たのは初めてです(提示されていたQRコードの問題か?)。
ホテルの近くをうろうろしていたらifcっぽい建物が。手前にある建物は、まわりの高層ビルとは対照的に城中村っぽい雰囲気。もう住んでる人はいなさそうでした。
ホテルチェックアウトの際にはなぜかぬいぐるみをくれました。なぜ・・。
それでは重慶また会う日まで。
まとめ
今回の旅は、8D大都市重慶と雄大すぎる自然が待ち受ける武隆の二本立てだったので、ある意味ものすごいギャップがありましたが両方とも楽しめました。特に武隆の方は、日本や香港ではまずお目にかかれないような景色を見られるので行ってよかったです。
(実は成都のパンダ基地に行く案もあった)
重慶の街中はまだまだ見残した場所があるので、またそのうち再訪したいと思っています。