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[香港] 沙頭角・禁区に行く準備

今回は香港の未開放地区沙頭角禁区に行くための事前準備をまとめてみました。

実はすでに訪問済みなので(しかもだいぶ前)すかさずnoteにまとめたかったのですが、事前準備から始めると長くなってしまうため、記事を分離することにしました。

まえがき

深圳に隣接している沙頭角の一部には、まだ未開放の禁区が存在します。

もちろんそこに住んでいる人はいるわけですが、一般人の非居住者が入るには住民からの招待による許可申請が必要だったりでなかなか気軽に行ける場所ではありません。

が、2022年にツアー参加の形で沙頭角碼頭周辺のみの立ち入りが解禁!その後2024年1月からはオンライン申請で電子旅遊禁區證(以下許可証)を取得することにより一般旅行者も簡単に入れるようになりました。

ただし、道一本隔てて中国と香港が分かれている、みんなの憧れ中英街へは立ち入りがいまだ許可されておらず・・・。
一部議員がツアーの形で行けるようにと声を上げてはいますが、実現するのはいつになることやら。(早くして!!)

申請

沙頭角禁區へ行くには事前にHKPFデジタルサービスオンラインで許可証の申請を行う必要があります。

初めて利用する場合、まずはユーザー登録から。

アカウント作成はまずこのページのサイドメニューのLoginをクリック。

するとログイン画面に遷移します。すでにアカウントを持っている人はここでログインします。香港居民はiAM Smartを使ってログインすることも可能です(ID連携が必要)。

アカウントを持っていない人はRegisterからユーザー登録を行います。

必要事項を記載し、Registerボタンをクリック。

ちなみに※印がついていない部分は必須項目ではないのですが、一部情報はこのあとの許可証申請時に入力が必要です。

登録が完了するとさきほどのログインページに戻ります。

(ログイン時は、メールでの二段階認証を挟みます)

続いて実際の申請に入ります。

サイドメニューからeServicesを選びSearch fromsをクリック。

Application Fromの中からTourism Closed Area Permit (T-CAP) – Individualを選びます。

最初のページには申請可能な残数が記載されていますが実際の来訪日時の選択はあとのページで選択します。ここでは希望日に余裕があるかどうかのチェックのみです。
現在は結構枠があまりまくっているので直近でも余裕で申請可能。

そしてページ下のI have read and accept all the Terms and Conditionsにチェックを入れ、ApplyNowから実際の申請に入っていきます。

ちなみにHow To Applyを選ぶと、申請方法の説明動画をみることができます。

Web Formを選択。
次のページでは申請者の情報と訪問日時を記入します。

Nextで訪問者の情報入力ページへ。

Applicant will be one of touristsをYesにすると前のページで入力した自分の情報が表示されます。

同行者がいる場合、Add Touristクリックで(同行者分の)入力フォームが下に追加されます。

次のページは連絡先の登録です。

SMSかEmailかを選んで送信先番号/メールアドレスを入力。EmailはログインIDのメールアドレスが自動で入力されていますが変更も可能。申請状況や結果もこの連絡先に送られてきます。

次のページでは身分証明書類のアップロードを行います。

提出可能なファイル形式はjpgとpngのみ、最大サイズは4MBです。
Browseをクリックしてアップロードページへ。

Uoload Fileをクリック。

身分証明の画像は鮮明で文字も読み取れることが前提です。この画像に問題がある場合は、おそらく追加書類を後で要求されることになります。

アップロードに成功したらファイル名とサイズが表示されるので、Closeをクリック。すると元のページに戻るので、Previewをクリックします。

ようやく最後のページです。ここでは申請者本人の署名を提出します。

申請内容が正しいこと、認められていない活動を行わないことなどの宣言文にチェックを入れます。

その下の署名欄をクリックすると子画面がでてくるのでここに署名を行います。マウスのガタガタサインでも問題なしですが、パスポートで申請している人はその署名と合わせたほうがいいと思います。

左下の筆マークをクリックして太さを選べます。消しゴムマークを選ぶと入力内容を消すことができます。

右下のチェックマーククリックで元のページに戻り、その後Submitすれば完了です。

署名をやりなおしたい場合はこの×マークをクリックでクリアできます。

申請内容はこちらのページで再確認できます。
メニューから開く場合はMy Applicationを選択。

こちらは申請直後。 StatusがSubmittedになっています。

正しく申請できた場合、上記のようなメッセージがきます。
(これは連絡先をSMSにして言語を繁体字にしている例)

許可証ダウンロード

その後、申請状況の更新があった場合は上記のようなメッセージが来ます。

申請が無事許可された場合、StatusがReady for collectionに変更されているので🔍から詳細ページに入ります。

Download the Submitted Application Formクリックで申請内容がダウンロードできます。
(Application Statusの日時が微妙にあっていないのですが、もしかしてUTC時間なのだろうか・・・)

Download the Submitted Application Formがすごく目立つ場所にあるため、ここからダウンロードした申請書類で入れるのか?と誤解してしまいそうですが、現地で実際に必要な許可証はページ下部のこのzipファイルの中に入っています。

ちなみに自分はしっかり間違えてドヤ顔で申請書類を見せました。
(現地で本物の許可証を急遽ダウンロードして事なきを得た)

zipファイルの中にはcapフォルダがあり、その中にPDFファイルが入っています。
沙頭角の禁区入り口でチェックがあるのですが、これを印刷して持っていくか、もしくはスマホ等でPDFを見せます。

ちなみに実際の許可証はこんな感じです。

あとがき

上で貼った許可証は実は2回目の申請で、前回は許可が降りるまで結構時間がかかった記憶があります。今回は次の日に即Ready for collectionになっていたので申請人数も落ち着いているのだと思います(1回いけばお腹いっぱいというのもある)。
さすがに当日は無理だと思いますが、香港旅行中急に「沙頭角に行きたい!」となっても安心です。気軽に沙頭角散策を楽しんでみてください。

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