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日本で子育てしている外国人は、不安が大きいはず。これも解決したい問題・・・

先週の土曜日に、上野公園で開催されていた「Philippine Expo」に行ってきました。

フィリピンの料理アドボでも食べられたらいいなと思って、昼過ぎに行くと、かなり広いExpoの会場では、大音量の音楽が流れ、思い通りに動けないほど人がぎっしりと集まっており、入るために、入り口から200人近くの行列ができている状態。そのほとんどがフィリピン人。

なんとか中に入っても、食べ物を販売しているいくつものテントには、これまた、100人以上の行列で、アドボも何もゲットできるような状態ではなく、お腹が空いてがっかりしながらも、運営事務局のテントに行って、日本にいるフィリピン女性のことなど、いろいろ話を聞いていました。


なぜ、Philippine Expoに行ったのか?


ベビカムでは、自治体と提携して、現地の育児中の女性の就業支援をする活動を以前から行なっています。昨年11月からは、熊本の錦町という自治体と協定を結び、錦町で育児をしている女性を雇用して、IT講習やオンラインイベントなどの業務のOJTをしながらスキルを身につけるといった就業支援を進めているのですが、雇用しているスタッフの1人がフィリピン出身の女性です。

フィリピンからダンサーとして日本で働きに来て、日本の男性と結婚をして、子どもが生まれ、今はベビカムのスタッフとして、毎日、日本語を勉強し、ITスキルを身につけ、一生懸命に仕事を覚えながら、活躍してくれています。

ただ、言葉の壁があるために、日本人のスタッフとのコミュニケーションいおいて、お互いに説明してもなかなか伝わらないこともあり、彼女自身も、自分は会社のために役に立っているのか?と不安になることもあったようです。

彼女がスタッフになってから、日本人でさえ、子育てでの不安は多いのに、外国から日本に来て子育てしている女性は、言葉の壁や、子育ての文化の違いなどで、相当不安を感じているのでは?と思うようになりました。

でも、そのことに今まで気づきませんでした。
日本人のことしか考えていませんでしたので。

逆の立場で、日本人が海外で子育てをすることを考えても、本当に不安になることがよく分かります。

そんな、彼女のように日本で子育てしている外国人の不安を少なくするために、どうすればいいのかなと考えていたところ、たまたまPhilippin Expoが開催されるという情報があったので、なんとなく行ってみようと思ったわけでした。特に目的はなかったのですが、運営している人たちから何か話が聞けるかなと…。


日本に住む外国人が増えているということは・・・


Expoに行って驚いたのは、そこに集まっていたフィリピン人の数と熱気。そして、大半が女性だったことです。

家に戻って、日本の状況をいろいろ調べてみたのですが、そこで分かったことは、

●日本の外国人人口は2015年から2020年にかけて、45%近く増加し、270万人超になっている

●国籍別で見ると、中国、ベトナム、韓国・朝鮮、フィリピンの順に多い

●特に在日フィリピン人は、7割が女性

出典:総務省統計局

出典:総務省統計局


在日外国人が増えているということは、当然、日本で子育てしている外国人も増えているということになります。だから、何らかの形でサポートする必要性があるかと思っています。

具体的な人数は公表されていませんが、数字から見ると、子育てしているフィリピン人は、少なくとも10万人前後はいるのでは?と考えられます。



まずは子育て中のフィリピン女性に対してのサポートから


まだ、どこまでできるか分かりませんが、日本で子育て中のフィリピン女性に対してのサポートを考えようと、フィリピン人のベビカムスタッフと一緒に、検討し始めました。

例えば、

●ネット上でコミュニティを作って子育て中のフィリピン女性たちがつながり、情報交換や相談ができる場所にする

●コミュニティの会員証としてNFTを発行して活用する

●毎日zoomでライブ配信をしているMama Tea Breakに、AIの自動翻訳を組み込み、日本の育児に役立つ話を自国の言葉で理解できるようにする

●DAOを作って、協力しながら、仕事を生み出す仕組みを作る

●自国の言葉で、育児に関しての個別相談できるサービスを作る


これからさらに在日外国人が増える可能性があると思いますので、まずフィリピンの女性向けにサポートができるようになれば、その形をもとに、他の外国人に対しても同様にサポートできるはずです。

そこでは、Web3に関係したことを組み込むことで、新しいサポートの形ができるかもしれません。それを楽しみにしながら、できることから進めていきます。




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ママたちがつながる毎日のお茶会「ベビカム Mama Tea Break」

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