チームとしての完成度がめちゃくちゃ高い~カーリング女子日本代表~ 2022-02-20
さて、今日は。
日課の散歩と引っ越し関連でアレコレな1日でした。
2LDKから、平米数はほぼ同じの3LDKに引っ越し予定なのですが、
部屋の形が変わるので、家具の配置に苦戦中です。
とはいえ、5日後には荷出しになるのでいよいよ大詰めです。
そんなこんなで作業を進めていたのですが、ある時ピタッと作業が止まってしまいました。
オリンピック、カーリング女子の決勝、日本ーイギリス戦から目が離せなくなりました。
普段、オリンピックは結果だけ見ることが多かったのですが、今回たまたまカーリングだけは試合も見ました。
正直あまりルールと要領が分かってなかったのですが、解説聞きながら見てると結構面白いですね。
で、試合と試合後のインタビューを見ながら、カーリング女子のチームとしてのレベルの高さに驚きました。
専門的なカーリングのどうこうはわかりませんが、チームとしての完成度が高い、というのははっきり見えました。
というのも、、、
試合前や試合中は笑顔も見えて、コミュニケーションも活発、ポジティブな言葉が飛び交う場面も多々ありました。
見かたによっては、「これがトップクラスのチームなの?」と思うほど、トゲトゲしさがなく、柔らかい雰囲気です。
一方で、試合後のインタビューでは、銀メダルという史上最高の成績だったにも関わらず、「悔しい」と。
あれはパフォーマンスでも何でもなく、心から悔しい様子だったと、少なくとも僕の目にはそう見えました。
これ、ファシリテーションの視点で見たときに、めちゃくちゃ良い状態で、、、
チーム(ファシリテーションではグループ、集団ともいう)には「課題達成機能」と「集団維持機能」という2つの機能があります。
「課題達成機能」とは、チームを発展させたいという気持ちのことです。
「勝ちたい!」「優勝したい!」「やり遂げたい!」という気持ちの表れがあるチームは、この機能が高いことになります。
それに対し「集団維持機能」とは、チームを守りたいという気持ちです。
「OK!OK!」「いい感じ!」など、仲間の安心感を生むような言葉や気持ちが強いチームは、この機能が高いわけです。
これって、天秤にかけられることが多くて、どちらかが高いとどちらかが低い、というのが起こりがちです。
想像しやすいところで言うと、、、
成果重視で、「結果のためなら何でもやる!」という一心で、休みなく働き、結果全体の体力もモチベーションも削ぎ落とされていくパターン。。。
「みんなで仲良くいこう」とするあまり、成果が出ず、「でも仲良ければいいか」というので全く発展しないパターン。。。
こんなことがそこかしこで起こっているんですが、今回のカーリング代表メンバーは、一味も二味も違いました。
試合後のインタビューでの悔しさを見せる様子は、ここでいう「課題達成機能」が高いことを明示していて、
メンバー間のポジティブな声かけや、あの柔らかい雰囲気、それに「モグモグタイム」とかは「集団維持機能」が高いことをあらわしていると思います。
前者の機能がないと、オリンピックに出ることも、好成績を残すこともできませんが、後者がないとチームに綻びが生じて、チームが崩壊し兼ねません。
ファシリテーションという切り口で見ても、チームとしての完成度が非常に高いと言えると思います。
というので、たまたま見ていたカーリングの試合ですが、スポーツだけでなく、ビジネス、友人関係、家庭など、あらゆる場面で応用できるものが詰まっていたので、そのお話でした。
では、今日はこの辺で。
2022-02-20
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