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人の嫌がることをしない【日々これ #54】

あんざきです。

新年明けまして、はや5日です。

学生時代、冒険教育という分野で、子どもたちのいろんな(ほんとにいろんな)活動に関わっていたんですが、あの一連の活動は今でも僕自身の糧になっているなぁと思います。

それについては、ファシリテーションのマガジンで書いていくとして…

冒険教育とは言っても、子どもたちとの活動なので、事故が起こってはいけないということで、
子どもたちには、基本ルールを必ず提示していました。

当時は「子どもだからな」と思っていたのですが、今よくよく考えてみると、これは大人の世界でも必要なルールだと思ったので、
今日はその一つの話です。

人の嫌がることをしない

一見、当たり前のように見えます。
当然、人が嫌がると分かってやっちゃう(思いっきり悪口言ったり、ガチで殴ったり)のは、それはもう人としてどうなんだ、ですが、
人が嫌がっているのに気づかないケースって実は多いです。

例えば、「あいつが〜〜」みたいな言い方をした子がいたとして、言われた子は「〇〇君が、あいつ、って言ってきた」と嫌がることがあります。
あとは、冗談のつもりで軽く叩いたら、叩かれた子が思ったより痛がる、とか。

当時、これもよくできていて、活動前に必ず『人が嫌だとわからずにやっちゃうことは誰にでもある。だから、嫌だなと思ったら、「今嫌な気持ちしたよ」って伝えてやりな』みたいな話をしてました。

これだけで良い社会勉強です。

大人なので、ここで、もうちょっと踏み込もうと思います。

「人が嫌がること」とは何か?という、そもそも論です。

わかりやすいのは、物理的に嫌なこと、多くの場合、痛みを伴うことに始まる、五感への刺激だと思います。

痛い、不味い、臭い、うるさい、汚い、などなど。

この辺を人に与えないようにするのは、比較的想像つく範囲で、身なりを整えること、TPOに合わせて行動することで、防げる「嫌」だと思います。
あと、殴る、蹴るとかも絶対ダメですね。

難しいのは、精神的に嫌なことです。

こちらは人によって思うことが違ったりするので、一括りにするのは難しいです。というか、全てに対処するのは無理かもしれません。

ということで、精神的に「嫌」のパターンを少しずつ想像しておきたいなと思います。

「人の悩みは9割が人間関係」とかいわれるので、精神的な「嫌」は、コミュニケーションの中に潜んでいることが多いと思います。

無数に解がある問いですが、3つ、触れときます。

・悪口
・できない
・知らない

この辺だと思います。

「悪口」については、前にこんな記事を書いたので、そんなに触れないでおきます。

蔑まれたり、嫌味を言われたりして嬉しい人はほとんどいないはずですので、
とりあえず、自分が言う側に回らないこと、同調しないといけないような関係性は極力絶つこと、を意識したいところです。

「できない」もまた、嫌ですよね。特にやりたいのにできない、とか、助けたいのにできない、というときは、「不甲斐なさ」という意味での「嫌」を感じると思います。

これは自分の問題なのでしっかり向き合うしかないなと思ってます。できるようになるために、どうするか?の問いと戦い続けることですね。

聞いて面白かったのは「知らない」という感情のこと。人は知らないもの、ことに対して「嫌」という感情を抱くことが多いそうです。

キンコン西野さんが、ご自身の体験をもとにあちらこちらで言ってました(アメブロも Voicy も良いんですが、オンラインサロンがとてつもないです、すごいおすすめ)。

「食わず嫌い」のような感情が、食べること以外のあらゆることにも言えるということですね。
「よくわかんない、なんか好かん」みたいなことを思ったのは1度や2度じゃない人がほとんどだと思います。

あとは、仕事とかでいうと、急に結果だけを言われると腹がたって「なんで??」ってなります。

人は、知らないこと、特に納得がいかないことに「嫌」を感じやすいと言えそうです。

だから、自分が意識すべきなのは、知ってもらうこと、とりわけ、きちんと順序立てて説明することだと思っています。

これはなんでこうなったのか?
どういうことがあって今にいたるのか?

徹底的に説明します。

ここを諦めちゃうと、「嫌」が生まれ、必要のない対立が生まれ、前に進まないと思うので、

ここまで考えて、「人の嫌がることをしない」というのを、自分自身にも言い聞かせておきたいなということろで、

おわりでーす。

ではまた。
(この話が誰かの何かにつながりますように・・・) 
【今日の一枚】

画像1

ベトナムで、初、初詣しました。

【参考】


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