𝐀𝐧𝐳𝐚𝐤𝐢 𝐔𝐦𝐢 / 狭間のセカイ

世界が平和であればいいのに。
誰もが一度は望んだことはあるはず。

心の奥底、
目的地は同じはずなのに
一向に辿り着かない。

嘘と誠が入り混じった
キャンバスの上で
修正ができない混沌の絵の具。

朝と夜に挟まれた
昼のように

太陽と月を結ぶグラデーション。

貴方は何色だ。

今いるこのセカイは
全く反対の言葉が共存した狭間の世界。

選択はそれぞれの手に委ねられた。

どちらを選んでもいいし、
選ばなくてもいい。

これが自由。

誰かが強要したところで意味はない。
それは貴方ではない。

ただ1つ 覚えておくこと。
それは後悔のない選択をすること。

後悔のない選択？

当たり前の事過ぎて通り過ぎる風。

大事なことは知っている。でも、感じられない。選択肢の海に溺れ漂うアナタ。紛い物に麻痺されたコンパス。それ知らずして落涙独夜。

可怪しいと思わないか。

アナタは巨大なシーソーの上
700万年もバランスを取ってきたのに。

なぜ今は崩れかけている？
なぜ今まではバランスが取れていたの。

“貴方のコンパスを麻痺させたのは？”

今や彷徨い人は80億。
それぞれのコンパス握りしめ
巨大なシーソーはカオスと化した。

昔と違うところ。
それは傾きに秒は要せぬということ。

アナタの選択に関わらず、
巨大な審判が瞬時に答えを下す。

アナタ1人ではどうすることもできない。

アナタができるのは後悔のない
選択をすることだけ。

もしセカイを変えたいのなら
【　　　　　　　　　　　】。

最近誰かが持続可能な世界をと言い出した。

どちらに傾くだろう。

本気で動いている者。勇気を忘れた傍観者。死ぬ頃はどうでもいいという放棄者に、
刹那の快楽を求める逃避者。何も知らされない民たち。目隠しされた人々。
そして、アナタ。アナタは誰？

どんな選択をしてもいいが、
麻痺されたコンパスは捨てることを勧める。

それを持っている限り
本当の貴方になれない。

驚かす様なことを言ってしまった。
もちろん今までのアナタもアナタだ。しかし、いつまでも卵のままでいられない。
貴方は鳥。この星を自由に飛べる。

貴方はどんな鳥か。
貴方がどんな鳥でも素敵だ。

翼を忘れるな。
自分に問い続けて。
その翼は何のために。
変化は急速に。

この狭間のセカイを生き抜け。
世界へと羽ばたいていけ。