FUJIFILM X-T50購入記と初感レビュー
FUJIFILM X-T50を購入した。
2024年10月6日のこと。価格は価格コムの最安値店で購入して207,999円だった。同年6月28日に発売されたようなので最新のミラーレスと言っても過言ではないでしょう。
僕の経歴的にこのような最新式カメラを買うのは初めてのこと。
理由はいくつかあるけど、一番は手軽に沢山の写真を撮りたいということだった。
生活環境が変わり、以前ほど一枚に時間をかけられないことが多くなった事が購入を加速させた。
大きくて重たいD750を持ち歩き、絞りやISOをいじってホワイトバランスも気にかけてからフレーミングして…という一枚に対する行為そのものが難しくなった。
元々のんびり屋な気質だし、フィルムカメラから本格的に写真を始めた僕にとって沢山気楽に撮ると言う行為が癖として出来ないことも。
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前置きというか自分語りが長くなってしまったけど、僕が今回どのような条件でカメラを選んだかは以下の通り。
1. 軽くて小さいこと(レンズ含み700g以下)
2. 手ブレ機能がボディに付いてること
3. 高性能ファインダーがついてること
→レフ機と同じような上にポコっと付いてる
4. チルト機能があること
→バリアングルでも妥協は可能
5. APS-Cのセンサーで高画素であること
6. 撮って出しで綺麗な写真が撮れること
7. レンズラインナップが豊富であること
8. メーカーはNikonかSONYかFUJIFILM
ざっとこんな感じ。
予算としては高くても15万くらいかなと最初は考えていたけど、昨今の新品レンズキットは軒並み高いことを調べていくうちに知ったので、奮発して25万までで探した。
候補として上がったのはFUJIFILM X-S20や SONYのαシリーズだった。
X-S20は撮影可能枚数とグリップが魅力だったが品薄で価格が高騰しているし、Z5も考えたけど重たいから諦めた。
これから初めてミラーレス機でカメラを始めたい人にはZ5はお勧めできると思うが、今回の位置付けはあくまでもD750のサブ機。
それに、FUJIFILMのフィルムシミュレーションにはとても惹かれるものがあったし、最新のセンサー、処理エンジンが搭載されている事も決め手の一つとなった。
詳しいスペックなどは文末のURLリンクから公式ホームページを見て貰えばいいと思うけど、特出すべきはやはり以下三点だろう。
※リンクはアフィリエイトはないのでご安心を。
“フィルムシミュレーション専用ダイヤルの搭載”
“センサー・処理エンジがフラグシップ同等”
“最大7.0段ボディ内手ぶれ補正”
見た目は近年流行しているクラシカルタイプだろうが、僕としてはグリップを握り込めない事はどうしても気に食わないので、後付けでSmallRig社のウッドグリップを取り付けた。
レンズフードはオシャレ用でケラレ対策にはならないが、気分が上がるので追加装備。
結果として、レンズ込みで438g+カスタム品と言う脅威の軽さと、フラグシップ機同等の機能を持つミラーレス一眼カメラが手元に届いた。
キットレンズはXCとXFがあるものの、ズームレンズは安くても1本あれば事足りると判断。
ズームが遅いとかマウントが金属じゃないとか言われてるけど、レンズにステータス全振りして写りは良いと感じたのでXCをチョイス。
初感としては、『買ってよかった。丁度いい。』だった。
まず何より先に驚いたのはAF精度の高さと速さ。
特に人に対しての瞳AFはほぼ外すことがない。コンティニュアス+ゾーンフォーカスにして、エリアを広めに取ることでほぼフレーミング内にある瞳は追い切れる。
気に入った機能はやっぱりフィルムシミュレーションだった。
コロナ禍から一気に値上げして手が伸ばしづらくなってしまったフィルム風の写真を撮って出しで叶えてくれる素晴らしい機能。
PCやスマホにデータ移動させてから拡大すると、ちゃんと銀塩っぽい粒子の処理までされているから驚きだった。
防滴・防塵がではなかったり、バッテリーが小さくて撮影可能枚数に限りがあったり不足感は全くないわけではないが、本当に良い出会いと感じる。
今後は初めて買ったメーカー特有の単焦点レンズを集める所から長い付き合いになりそう。
詳細インプレについてはまたいつか。
強い光の中の写真と室内写真を例として添付するのでご参考までに。
それでは。