男性との「おつきあい」
誰もが、自分の理想通りの男性にめぐり会いたいもの。
でも、その「理想」は人それぞれ違う。
私も、「こんな人(自分に都合の良い愛人)と出会いたいな~」と迷走していた経験から、その気持ちはよくわかる。
・・・そして、そんな人になかなか出会えないのも実感した。
そんな中で、可能性がある人と出会えれば、「おつきあい」を通してその人に私の望むような人に近づいてもらえれば…と思ったのだ。
そして、元彼や彼氏候補だった人など、いろいろなお付き合いの中でも、いろいろ試行錯誤してきた。
私なりの「おつきあい」を考えた
正直言うと、夫と出会った頃の印象は、男らしくて優しいが、ちょっと融通が利かないかもしれない人だった。
それでも知り合ってすぐに、なんとなく「この人と一緒にいると、なんか心地良いな」と感じた。
ただ、実は夫はかなりな「男社会」で過ごしてきたので、一般的な女の子の仕様にはイマイチ疎かった。
例えば、普通の女の子はデートなどで「10kmなどの長距離は歩き慣れてない」「早い歩調で一気には歩けない」とか、私は「散歩の途中にお店を見たい時がある」「実用性も意味もない可愛いものが好き」だとか・・・(笑)
彼と会ったばかりの頃は、一日で20㎞も歩かされた。(超ストイック。涙)
雑貨屋に寄りたい、と言えば「なぜそんなモノを買うの?なんに役に立つの?とバカにされたりもした。
・・・これをこのままにしてはいけないのだ!
経験上、男性が察するのを待つよりも、きちんと言葉で伝えたほうが相手に分かってもらえるのは感じていた。
なので、何でもすぐ報告した。
「こんな風に〇〇してくれて、こんなに助かったよ。」
「こういうのが好きで、飾っておくと嬉しい気持ちになるんだ〜!」
「このシャツ、あなたに似合うね!この色は私大好きなの!」
というように、「私を知って理解してもらえるように」細かく伝えていった。
要は、私の「取り扱い方」を彼に知ってもらうようにしていった。
それと同時に、私も彼の「取り扱い方」を聞きながら探った。
好きなことから苦手なことや嫌いなこと、思いつく限り聞きまくった。
そして、お互いに、どんなことが好きでどんなことが嬉しいか、嫌なことはどこまで許せるか…などを学びながら、今まで繰り返している。
おかげで今の夫は、私のしてほしいことや好みなどにも詳しくなり、今では私のファッションチェック(!?)までするほどになった。実用性の無い飾り物も「こういうの好きでしょ?」と教えてくれるほど。
一方の私も、今まで全く興味がなく知らなかった、夫の好きなスポーツのルールやチーム、選手や歴史まで叩き込まれ、通常よりはちょっとだけ詳しいぐらいになった。
お互いがお互いに詳しくなると、「お互いのツボ」が分かって、とても便利で楽しくなる。好きな人のためなら、人は変われるのだ。
「おつきあい」がうまくいくと、楽に関係が続けやすい
よく「彼氏を教育する」「夫を躾ける」などの表現をする例もあるが、私は好きじゃない。
言葉は「言魂(ことだま)」だ。
どちらかが上から目線だと、たとえ一時の冗談からだとしても、そのうち絶対ひずみが生まれる。
私は、お互いに学び合える対等であったほうが、その後もお互いに尊敬し合えて大事にし合える気がする。
そして、一方が無理に「自分の言うことをきかせたい」「自分の希望通りに操作したい」と思うのも、後で絶対大きなしっぺ返しが来る。
私の知っているケースでは、慰謝料や多大な損失を追っての別居や離婚など悲しい結果を迎えていた。(特に、何十年も我慢してきた後の熟年離婚はすさまじく、ほんとに怖いと思った。。。)
私は元彼のPと別れた時、これまでの自分の行動を一つ一つ反省したり後悔したりしてきた。そして、「もうこんな悲しい失敗を二度としたくないな…」と思った。
なので、夫と付き合い始めた時には、かなり昔の記憶を総動員して思い出して、精いっぱい大事に「おつきあい」してきた。
そして、これからも大事に、夫とおつきあいしていこうと思う。
次回は、ちょっと方向を変えて「女性と仕事」について書いてみたいと思う。