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夫婦関係の構築方法


以前にも書いたが、「結婚はゴールじゃない。

そして結婚したからといって、完全な夫婦としてのチームが組めるわけではないと思う。

夫婦の数だけいろんな形があるように、結婚後にそれぞれの形に収まっていく。時には柔らかく、時には固く強固に、その夫婦の形を形作っていく。

今回は、結婚してどんな夫婦になったか、この10余年間の紆余曲折をちょっとだけ、書いてみたいと思う。

正直言うと私自身、結婚前に想像してなかったことが起こったり、びっくりしたり、以前の自分とは違う自分になったかも?と思う部分もある。

・・・なので、他人の結婚生活をちょっとだけのぞき見体験するような気分で、読んでくれたらいいなと思う。


夫婦関係ってどんなものか?


他人同士が結婚して、一緒に住むのだから、全部完璧になることは無い、というつもりでいたほうがいいと思う。

同じ日本の国の中でも、一つ屋根の下に「違う文化」が共存しなければならないのだ。ぶつからない訳がない。

そのためには、二人で考え方を揃える必要があったり、協定が必要だったり、交渉が必要だったり。

そして「鉄は熱いうちに打て」というように、エラーは早めに修正するのが良いというのは、実は諸先輩方からアドバイスをもらった通りだった。


私たち夫婦の関係構築


結婚して夫婦として、過ごして10余年。

私は、一応専業主婦だ。

一緒に住む前に、役割分担などは特に決めたことは無かったが、とりあえず私が家にいるので、家事全般はするんだな、という感じでスタートした。

国の違いもあるが、家事の仕方も違って、実は最初の頃は夫にすごく小姑のようなことを言われたりした。(苦笑)

「これ出来てないの?」「一日何してたの?」「ここ掃除した?なんでキレイじゃないの?」

・・・もちろん、そんなことを言われた私は臨戦態勢になりそうだった。

が、堪えた。

根気よく、私が好きなこと・嫌いなこと、得意なこと・不得意なこと、などを細かく説明し続けた。

「この女は、こんな仕様なので、こういう使い方をして。

彼が私のことを理解してくれるまで、「小難しいことを言うクライアントだなあ~もう~」という想定で、とにかく対応した。(笑)

そのうちに、彼も諦めたり妥協したりするうちに、結婚をすることを決め、本格的な結婚生活が始まった。

そしてお互いのことを学び合い、彼の興味に着いても詳しくなったり、彼は彼で私の仕様について理解を深めて行ったりした。

・・・でもこれは、お互いの気持ちが高まって住み始めた頃に、お互いたくさん話したのがよかったと思っている。

そして今も、まだ同じような気持ちで夫とは話せたりする。


お互いの「取扱説明」は早いうちに


私が、夫婦関係の構築に感じたことは以下のようなことだった。

・一緒に住み始めたらできるだけ早い段階ですり合わせをしておく。
・お互いの気持ちが高まっているうちに、お互いの弱点や話しづらいことを話しておく。
・相手の文化を学び尊重する姿勢を取る。

実は二人でお互いを育てつつ来たので、もうかなり離れがたい感じだ。(私は。)

詳しく言わなくても、夫は私の気持ちを察してくれたり、夫が笑うことで私も笑える。夫の好きな昔の懐メロも知ってたりする。(これには、夫の友人にも驚かれた。当然現地語だし。苦笑。)

お互いに、いいところも悪いところもあるのはもう熟知している。

夫は私に語学を教えたり、この国の習慣や彼の歴史なども教えてくれた。一方で、私も夫に日本語を教えたり、日本の習慣や日本の料理を作ったり…と夫もかなり私に詳しくなった。

元々私は仕事はバリバリしてたが、私生活は粗忽で怠け者。夫は私の怠け度合いに驚いていたけど、私がちょっと努力しているのを知ってくれている。(Mが男に合わせるなんて!で私の友人大笑い。)

一方、夫もこれまで自由にしてきて四角四面の考え方だったのを、私に根底から壊されつつ、さらに余計なものに恋をしてを買いたがる経費のかかる妻を受け入れるようになった。

お互いがお互いのことをかなりわかっているので、「あ・うん」の返答をしてくれる相手となったので、別れずらくなった点もあるのではないかと。(苦笑)

そう、自分好みの仕様に近づいた「マイ・フェア・レディ」みたいなものだ。

夫婦で一緒に新たないろんな経験を共有するのもいいが、お互いのこれまでの経験や好みも追体験すると、より関係が深まる気がした。

・・・ということで、こんな夫婦関係の構築の仕方もある、という一例として。


猫情報を挟んで(苦笑)次回は「おもしろい結婚生活」についても書いてみたいと思う。



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