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【10代の恋愛】実は黒歴史…


20代からの恋愛を振り返ってすっきりしたが、そういえば、10代のことを書いてなかったことを思い出した。

普通は多分、10代から20代にかけての恋愛が、一番キラキラしているものなんじゃないかな、とも思う。

私の10代の頃は、周囲では小学校高学年ぐらいから同級生の〇〇くんが~、▲▲君が~という感じの話はあった。

が、私は年上嗜好が強かったようで、「隣のクラスの先生」とか「地域活動で知り合ったお兄さん」などに惹かれていた。

・・・今思うと、かなりませて(変わって?)いたかもしれない。


中学生の時に19歳の大学生と文通していた。


実は、中学1年生の頃から19歳の大学生と文通をしていた。

当時は今のようにネットが無かったので、どうやって知り合ったのか?と思うかもしれない。

当時、ハマっていたとある雑誌の「文通しませんか?」というページに「このコンテンツが好きな人」というくくりで応募して、そこにだいたい30通ぐらい連絡が来た。

昔は今と違って、住所と本名とかの個人情報をよく堂々とそんな全国紙に載せたな~と思うが・・・「不幸の手紙」「幸福の手紙」が何通か来たぐらいで、他には特に問題はなかった。

※「不幸の手紙」と「幸福の手紙」
チェーンメールの一種で、要は「不幸になりたくなかったら(幸せになりたかったら)、同じ文面の手紙を10人に送れ」という手紙だ。懐かしい...。

北は北海道、南は九州まで幅広い地方から届いた30通のうちの1通が、その人(仮にAさんとしよう)だった。

Aさんは、まず文字が独特だった。細いクセ字だけれど不思議にすごく読みやすくて、更に言葉遣いがすごく詩的だった。そこに惹かれて、Aさんと文通することになった。

Aさんは当時、大学で教職課程を取っていたので、多分「若い子の心理」なんかが気になって書いてきたのかもしれなかった。

他愛のない、読んだ本や漫画、そして当時好きな音楽の話で盛り上がった。

・・・私はませていただけあって、当時のAさんと凄く話が合ったのだ。

私は渋好みというか、聞く音楽も同年代とは違うタイプを聞いていたし、読む本も周囲になかなか好みが合う人がいなかったので、好みが同じのAさんとの交流が本当に楽しかった。

周囲がジャニーズに夢中になっている中、当時の私はニューミュージックと呼ばれた系統、更に私が当時読んでいた本も三島由紀夫や森鴎外、そして岩波新書系(何故かビジネス系と宗教系)が多かったので、同級生とは話が合わなかった。

大学生のAさんも、まさか中学生とこんなに趣味や話が合うとは、と驚いていたようだった。

そして、だんだんお互いに何となく好意はあった。(この年代は、まだ恋に恋している時代だが。苦笑)

Aさんはバンドを組んでいて、作詞作曲をしていたりしていたらしく、どうりで詩的・文学的なことを書いてくるんだ…と納得できた。

「そんな年上の男の子と文通なんかして大丈夫なのか?」と、父がこっそり心配していたのを覚えている。(私に直接言わず、母に言ってたらしい。笑)

私が大学生になるまで続いており、約6年間と結構長く文通したことになる。

文通中に、Aさんは何度か私のところまで会いに来てくれた。

高校の修学旅行の時も、Aさんはわざわざ修学旅行先の、私の学校のホテルまで来てくれて、ホテルのロビーでちょっとだけ会ったりもした。

実は高校2年生の時に、プロポーズめいたことも手紙でされた。(苦笑)

私は冷静に「まだ将来のことは分からないので、そういうお約束は今はできません。」と返事を書いた記憶もある。

私の方はすごく淡い恋心だったけれど、Aさんは少し真剣そうだったので少し怖くなった。

その返事をした後は、Aさんはショックだったのか、ちょっと冷たい感じになったけれど、それでも私が大学生になるまで文通してくれていた。

受験勉強を励ましてくれたりもしてくれたので、感謝している。

Aさんは学校の先生になっていたが、「同じ学校の同僚女性に告白されたのが、君が忘れられないので断った。」という手紙が最後だった記憶がある。


変に大人びていて、変に子供だった・・・


当時の私は、とにかく優等生だった。

「親が心配することはしない」を守り、それでいて二次元に恋をしていた。

Aさんには淡い恋心程度だったけれど、当時の私は宗方コーチに真剣に恋をしていた。(笑)

宗方コーチ】
漫画「エースをねらえ!」の主人公、岡ひろみのいるテニス部のコーチだ。
蜘蛛の巣模様の着物姿が、滅茶苦茶カッコよかった。。。。

同級生の友人が恋バナをしているのを聞きながら、私は黙ってぼんやりしていたのを思い出す。

(さすがに、宗方コーチが好きなの!とは恥ずかしくてしてなかったが。。。そういえば、当時は今でいう”立派な腐女子”だったといえる。)

もしかしたらそんな反動で、大学生になってからおかしな恋愛にハマっていったのかもしれない。。。


今も現役で腐女子をやっている友人がいるが、「リアルな恋の仕方が分からないから、もう恋愛も結婚も私には無理だ。。。」と言われたことがある。

私は、腐女子要素は「恋愛の可能性がたくさんあるのに」と思っている。

二次元で恋ができれば、三次元も全然可能だ。ただ、ちょっとの勇気次第。

そして、私はその友人が「ちょっとした理由で、腐女子を理由にしている」のも知っているので、生温かく見守っている。


10代の恋は、なんでもやってみろ、だ。


二次元でも三次元でも、マンガのキャラでもアイドルでも、年上でも同級生でも、恋をしてほしい。一瞬でも、長期でも。

ただ、恋する心を十分育てるための努力は、自分ですべきだと思う。

早くから肉体関係が先行する恋愛は、心の成長が阻害される気がしてならない。(そして、早く老ける。)

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