おもしろめの結婚生活
以前、自分の想像していたのと「結婚」が違っていたと書いた。
私は、元々「自分の自由が制限されること」が嫌で、結婚せずにひとりで楽しく生きて行こうと計画していた。
が、夫と結婚してみて、もちろん自分の好きにできないなど不自由もあるが、自分の自由はむしろ広がったのかも?という点が多かった。
・・・でもそれは、結婚して考え方も変わっていったのかもしれない。
結婚は「未知との遭遇」?
以前も書いたように、結婚は「違う文化が一つ屋根の下に」という状況だ。
・・・そんな中で、もしちょっとした意思疎通ができなくてすれ違ったり、話した意味が違う意味にとられてしまったりしたら?
国の問題なら、いつ戦争が起こってもおかしくないかもしれない。(笑)
そんな状況を円滑に運ぶのは、理解と笑いと愛だ。
状況や相手への理解を深めるのと同時に、困った時は笑いと愛で乗り切るのだ。
二人の性格の違い
私達は、前にも書いたように国際結婚になる。
日本の北国出身の私と、ヨーロッパのラテン系の国で生まれ育った夫。
だが、性格は「ほぼ逆」のよう。
夫は、実直で真面目。言葉が少なく、しっかりしている感じ。慎重派で、石橋を叩いて叩いても、たまに渡らない時があるぐらい。その几帳面さは日本人もびっくりだ。(苦笑)こんな人がこの国にいたのが不思議。
一方の私は、おしゃべりで、勢いとノリの良さでいろんなことを乗り切ってきた。どんぶり勘定ですべてをコントロールするタイプなので、規模は関係なし。どちらかと言うと、ラテン系。。。
そして、結婚前の3か月に同棲を始めた。
うまくいかなかったら、気持ちよく別れよう、と事前に話していた。
一緒に住み始めた頃は、細かく知りたがられ、「こんな細かい人とやって行けるんだろうか?」と実は心配した。
毎日、なんだかんだ言って楽し過ぎた。
で、三ヵ月目にはお互いに結婚を決めた。
そして、私も彼も、おもしろいことがあり過ぎた。
一緒に旅をしたり、かなり遠出の散歩に出かけたり、家でドラマを見たり。
いろんな経験を一緒に重ねていくうちに、より好きになった。
彼のひねり出す独特の冗談はいつも私を笑わせた。
(義両親に言ったら、「あの寡黙な息子が…!」と驚いていた。)
私の反応が面白い、と彼もいつも大笑いしていた。
私はこの国に来て馴染みのない例えを話すたびにも、大笑いしていた。
私が少し落ち込んで考えている時には、全部言うまで問い詰められたが、彼なりに私のストレスを取り除いてくれようとしてるのが分かった。
そして、私は夫の帰りを待つまでの「一人の時間」を以前よりも楽しめるようになった。
実際の結婚生活
この10余年の間には、楽しいことばかりではなく、実は大変なこともあった。
夫の仕事の環境の変化で、かなり大きなストレスを抱えたりすることが多くなった。仕事を辞めて引っ越そうかという話も出たこともある。
私は、体調不良から来る長期の通院の後に、手術があった。また、年齢を経ていく中での様々な諦めや悩みもあった。
でも、二人で笑って支え合ってきた。
お互いに笑わせあい、寄り添いあってきた。
そして気が付くと、あっという間に時間がたっていた。
今も二人で何かと毎日笑っている。
結婚後の変化
働いていた頃、時々襲ってくる立っていられないほど酷かっためまいが、実は結婚して移住後に軽くなった。(これは多分更年期・・・)
さらに、ずっと薄毛気味だった生え際と頭頂に生えてきた。(これマジで。笑)
でも新しいおやつを二人で楽しんでいるうちに、実は太った。(涙)
そして、私も彼も、これまでの固まっていた考え方が少しずつ変わってきた。
こんな変化もあったから、私も彼と続けてこれた気がする。
・・・ちょっと分析が足りないかもしれないが、これからもこんな変化を楽しみながら過ごしていきたいと思っている。
(痩せたらもっと楽しいなあ。。。苦笑)
明日は猫情報を挟んで、「とある相談事」について書いてみたいと思う。