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私が望むもの
私が、男性のプロフィールを見て「好き」か「別に」かを選ぶ時は、ほとんどが写真の第一印象で決めていた。
生理的にOKかどうかが一番重要だった。
何せ、当時の私の最終目的は「愛人」だし。
私は自分のプロフィールや相手に望む記述は、時々様子を見て変えていた。
仕事同様に、何となくデータを取ることが好きだったからだ。少しゲーム感覚だったかもしれない。
時にはちょっと自虐的なおもしろめの紹介文にしてみたり、控えめな感じのプロフィールに写真を合わせたこともあるし、ツンツンしたお高そうなのもやってみた。
そのうちコンタクトが多かったのは、明るめのポジティブなものだったが、一番私の好みのタイプのコンタクトが来たのは「おもしろめの、斜に構えた系」だった。
その後は、その路線を少しずつアレンジしていく感じにアップデートしていった。
ある時、「相手に求める年齢」を少し変えて「25~35」にした時があったが、50代の人からのメッセージが来て、
「この前まで45歳までだったのに、なんでもっと若いのが良いんだ?」という問い合わせが来たりした。笑ってしまった。
(そんなに見てるなら、普通にコンタクトくれればいいのに。)
(・・・でも、そんなこと言ってくること時点で当然お断りだけど。苦笑)
私のプロフィールを見てコンタクトを取ってきた男性は、いろんな人がいた。
日本人から外国人まで、ごく普通の人からちょっと変な人まで。
19歳のとび職の男の子からコンタクトが来た時には、さすがにびっくりした。が、話が合わないどころか基本的に若者言葉過ぎて意味が分からず、もちろん会うまでには至らなかった。
日本に住む外国人の男性からもコンタクトがあったが、日本に住んでいる外国人の男性は「外国人でありさえすれば、日本にいればモテる」と思っている人もいるようだった。
イマイチな外国人に「付き合ってやってもいいぞ」的な態度を最初のデートで取られると、私はその場で帰っていた。
中には、会う早々にそれまでのやり取りでの紳士的な態度から打って変わって、「ランチとかお茶とか面倒だから、ホテル行く?」という人もいたが、そういうデリカシーの無い人とも、全然寝る気にならなかった。
70歳の海外在住のお金持ちらしい日本人男性は、リジェクトしてもしきりにメッセージを送ってきて、「日本に行く時に会おう」と誘ってきたが、写真から寝れる気がしなかったので早々にお断りしているのだが、かなりしつこかった。
幅広くこだわりがなさそうな私になら、粘ればもしかして・・・という感じだったんだろうか?
19歳の時に40歳の人とお付き合いしていたので、年上には免疫はありむしろ嫌いではないけれど、36歳の私に必要なのは、今の私が性的に魅力を感じて「寝れる男」なのだ。
コンタクトを取って、やり取りをしているうちに「会いたいな」と自分から思うのをいつも待っていたが、もしやり取り早々に「会おう」と急かしてきた場合は、私のほうから早めにフェイドアウトする場合も多かった。
お互いのリズムが合わないと、“他のこと“もうまくいかないことが多いから、気にした。
・・・ここまで見るとかなり、私は注文が多い。そして強気。
でもここまで強気なのは、自分が売れ筋だからではなく、目的が結婚じゃないからだ。
幅広くいろんな人にモテる必要がない。
好きじゃない人には別に嫌われてもいい。
結婚したいとか、結婚しなければならないとか、時間的なリミットも無いので、目的の相手に会うまでは別にへりくだる必要もない。
私の愛人となる一人が見つかれば、それだけでよかった。