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2・3月に必ずやること
いよいよ3月が近づいてきました。
教員の方も、そうではない方も、年度末に向けて区切りの時期ですね。
「最高に楽しい1年だった。」
「子ども達との別れが淋しい。」
と思う方もいれば、
「ようやくこのクラスを終えることができる。」
「地獄のような日々だった。」
など、心境は様々かと思います。
ただ、この1年が良かったとしても悪かったとしても、必ずやった方がいいなと思うことがありまして
それは、
子ども達にこのクラスで良かったことや、担任の取り組みで良かったことを聞く
ということです。
つまり
1年間の答え合わせをするべき
だと思うのです。
担任としてアプローチしたことが合っていたのか、それとも間違っていたのか、どうすれば改善できたのか、振り返るべきではないでしょうか。
具体的には、私はアンケートを取ります。直接聞いてもいいですし、タブレットなどで回答した方が思いを表現しやすい子もいるかもしれません。
・このクラスで良かったことは?
・このクラスでの1番の思い出は?
・一番学びになった授業は?
・先生の取り組みで良かったことは?
・先生のもっとこうしてほしかったことは?
というようなざっくりとした質問でいいかなと思います。ざっくり聞いても書くということは、よほど印象に残っていることだからです。
多くの子ども達が良いと思ったことは、おそらく来年度の子ども達も良いと思う可能性が高いと判断していいと思います。もちろん、子ども達の実態や発達段階に応じて内容を変えていく必要があるのですが。
私の場合で言うと、
・漫才をしてみて楽しかった
・一緒にお笑いをやってくれて嬉しかった
・写真の掲示物で成長を感じられた
・クラス会議で話し合いが上手くなった
・道徳が好きになった
・「今日のチャレンジ」でみんなで目標に向かうことができた
・逃走中をしたことが楽しかった
・クラス運動会が盛り上がった
などが挙がりました。これらは、今年度一定の効果があったと推測できますし、概ねこちらのねらいとも重なっていたと感じています。
ただ、なかなか厳しいことも言われます。笑
・あの時はこうして欲しかった
・これが実は嫌だった
・これはいらないかも
それを見ると
悔しい気持ちでいっぱいになります。
・なぜ、気付けなかったのか
・なぜ、そんなことを言ったのか
・私のねらいは合っていたのか
などなど、反省盛りだくさんになります。笑
でも、それでこそ教師だと思うのです。リフレクションの大切は、子ども達だけでなく教師にも当てはまるのです。
全ての答えは子ども達の中にある
だからこそ、恥を承知で聞きましょう。
子ども達にピントを合わせましょう。
経験年数を「経験値」として蓄積しましょう。
このしんどい営みをしてこそ、教師として成長できるのです。