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2024年 パラグアイ渡航日記 18日目

こんにちは!湯本です。

パラグアイも18日目になりました。慣れたような、慣れないような…。パラグアイにいることが当たり前になりつつある一方、異なる社会の中で身体は少し疲れが溜まってきている感じです。


さて、今日は7時台と朝早くの出発でした。朝はコロネル・オビエド市の文化センターにて、藤掛先生のオビエド名誉市民表彰式が執り行われました。式の中で、カアグアス国立大学医学部長のパブロ先生によるお話があり、31年前に青年海外協力隊としてパラグアイで活動を始めた藤掛先生の功績を振り返りました。そのあと、藤掛先生自身ののお話しもありました。藤掛先生の活動がたくさんの人に影響を与えたことがよくわかりました。この様子はもしかすると今後、学生作成のショートムービーで見られるかもしれません。


次に向かったのはテレビ局。TV AIREで生放送番組の収録をしました!まずは藤掛先生の表彰式の様子が流れ、その後、横浜国立大学で行っているJICA草の根技術協力事業:アグリツーリズムのお話、日本研修に参加する受益女性のお話がありました。次が学生たちの番です。はじめは代表学生がプロジェクトの詳細を発表するだけの予定でしたが、番組内ではなんと学生全員が色々な質問を投げかけられてドキドキでした!!

TVでの質問は、パラグアイでの経験、大学のこと、先生のこと、家族のこと、飲酒やドラッグなど法律のこと、男女の関係のこと、汚職事件のこと、色々聞かれました。日本ではあまり投げかけられない質問も多かったように思います。学術交流の時もそうでしたが、パラグアイの方から質問されると「もしかして日本ってこう見えているのかな?」「こういうことに関心があるのかな?」と勉強になります。


さて、この次はカアグアス国立大学生産学部長の農場を訪問しました。これは現在、横浜国立大学で行っているアグリツーリズムの一環としてまだ観光化されていない農場でどのような観光資源があるのかを検討するためものでもあります。

まずグロリア学部長より直々に農場や飼っている牛、その管理方法について説明を受けました。

お昼ご飯には、山羊と牛のアサード、サラダ、じゃがいもなどをいただきました。とても美味しかったです!

昼食のあとは、いよいよアグロツーリズムの開幕です!学生一同はバギーの荷台に乗って出発しました。はじめに元気のいい牛の群れを眺めます。つぎに木が立ち並ぶ広々とした農場の中を移動し、川へ。心地よい音がする、美しい川でした。テンションが上がって川遊びをする学生もいました(笑)。その後は、羊や山羊がいるスペースに行きました。子羊さんをだっこしたりしました!

グロリア学部長や森の番人の方々のサポートのおかげで、とても思い出に残るアグリツーリズム体験になりました。


私は自然が好きみたいで、アグリツーリズムは本当に楽しかったです。特に移動のバギー。風も気持ちよく、少しだけ高いところから綺麗な景色を見ることができました。


学部長の農場もさることながら、パラグアイの農村部はどこも景色がとても美しいです。今日もそうですが、バスの移動が多い日はゆったりと景色が眺められて嬉しいです。


太陽が丸くて赤くてとっても綺麗。森や川や農場がどこまでも広がっていて、牛がのんびりと暮らしていて、あたたかな雰囲気のある店や家がぽつぽつと建っています。人の暮らしが自然を圧迫することなく、「人間と自然との共生」を感じることができます。自然の雄大さ…という大袈裟な言葉はあんまり似合わなくて、小さい頃童話の中で出会ったような、そんな懐かしさを覚えます。とても好きです。


夜は明日の式典に備え、富士見旅館に帰ってきました。もはや家のように居心地がいいです。おやすみなさーい!

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