2024年 パラグアイ渡航日記 20日目
こんにちは。
4度目の登場、都市社会共生学科2年の小椙優真です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。日本が今どんな天気かも分からず書いています。日本語を書いているのに不思議な感覚ですね。パラグアイのこの時期は1日の中で気温差が激しく、体調管理が難しいです。最後まで健康に過ごせるように頑張ろうと思います。
そんな中、9月13日のこの日は
①イタイプダム
②イグアスの滝
③イグアス日会青年部との交流会
の3本立てでした!
朝5:30には目を覚まして最初に向かった先は、ブラジルとの国境に位置するイタイプダム。こちらは世界第2位の発電量を誇るダムで、放流設備部分の高さは196メートル、長さは1,400メートルにも及ぶそうです。デカい。分かんないけどデカい。初めてダムそのものの見学に来たのですが、それでも分かる、デカい。
ブラジルとパラグアイの共同で作られたイタイプダム。電力管理室の中には国境線が含まれていて、その部屋の中では両国が混ざった空間として合意しているようです。両国は公用語が違うので、コミュニケーションはどうとっているのか気になりますね。
ということは当然私達も国境を跨ぐことが出来る設計になっている訳で、こんなお遊び写真を撮らせていただきました。
また、実際に発電が起きるタービンの近くにも行きました。感想としては、音がとんでもなかったです。物理で習った構造が目の前に現われ、何か人類の知の結晶のようなものを感じました。
その他バスに乗って色々なスポットを巡らせていただき、とても自然豊かで心地良い一時でした。
その後、ブラジルに入り、世界三大瀑布の1つであるイグアスの滝へ。滝幅約4.5km・最大落差約80m・水量毎秒6万5千tというデータにも表れる、驚くほどダイナミックな景色に圧倒されます。
滝の下を水上ボートで走るコースと、山道を通って滝壺の近くをゆっくり歩いて回るコースに別れて行動しました。私と藤掛先生を含めた5人は徒歩での周遊を選択し、たくさんのフォトスポットで思い出を形に残してきました。この一葉の写真は、きっと何年後も宝になると思います。
たくさんの写真を撮りつつも、水の流れる姿にただ思いを馳せる時間もありました。日本にいる時は毎日忙しなく日々を過ごしていて、パラグアイでもたくさんの行程をこなしていて、自分の感情や気付きが置いてけぼりにされるような日々を生きています。それでもこうして自然の中に身を委ねることで、自分と向き合う時間を得ることが出来る。アグリツーリズムの1つの大きな可能性をここに感じた気がしました。ボート組もびしょ濡れになりながら雄大な景色を楽しんだようです。記憶に深く残る体験でした。
夜にはイグアス移住地に戻り、日会青年部の方々との交流会がありました。10代から20代の若者を中心に日系移住地を盛り上げることに注力する彼らは、夏祭りやカラオケ大会などの多くのイベントを若者中心に主催しており、今回はその1つに参加させていただきました。
パデルというテニスに似たスポーツを楽しみながら、日本のこと、日系社会のこと、学問のこと、アニメのことなどなど、私たちの身の回りのことを日本語で会話しました。日本の裏側で出会った日本語を話す同世代。パラグアイにいるのか日本にいるのか分からなくなる不思議なこの感覚は、ここでしか味わえないもののような気がします。また、自分たちの地域を自分たちで盛り上げようとする若者たちのパワフルなエネルギーを感じ取り、地元愛の強さを実感しました。私もパラグアイでの学びを日本にどうやって還元するか、考えていきたいと思いました。
朝から活動を続けてきましたが、気付けば夜も更け、あっという間の1日でした。感じ取ることの多かったこの日、こうやって文章に起こせて良かったです。
では、また。
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