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観客

ハロウィンの日に
府中図書館で怪談朗読会をしました。
これ、ハロウィン用というよりは
夏の用意していたものが緊急事態宣言で流れ流れてこの日になったんだよね。
もう一つ戸山図書館でもやる予定があったのですが
こちらは9月に
観客をいれずに録音でおわりました。
これはこれで新しいことやった感じでおもしろくはあったのね。
お客さん前に朗読したものを録音しておいて
それはそれで蔵書とするという流れはあるんだけど。
基本的には目の前のお客さん相手で。
でも、これ録音しているから
かむとのこっちまうんだよねぇ
みたいな変なプレッシャーがあったりするけど。
録音メインだと
お客さんがいないことで
ちょっとプレッシャーが減少するような部分があり、
ある程度の落ち着きができる。←でもかんだけど。
とはいえ、やはりお客さんがいるというのは
ある程度の体温。空気の流れ
そういう細やかなものがつたわってくるという歓喜がある。
これがやはり舞台の上にいるとひしひしとつたわるものだと今更ながらに感じた。
そうそう。お客さんの空気といえば、
私は
昨日も聖飢魔llの
35周年延長ツアーに参加していたけど。
このヴィデオの部分のときに
画面では暗いところからあるお方が現れるシーンがあるのね。
私には暗すぎて画面はよくみえない。
でもさ。もう、観客の空気が変わるんだよね。
その姿が少しでも映ったときに。
全然ちがうんだ。みんなの様子が。
みんなも声を出してはいけないのでだまっているけど
でも、客席のたたずまいもかわる。
見えない私はそれで画面にその方がもう映りだしたことを感じた。
で、そのあとに曲がはじまって
ああ、やはりか。みたいなかんじなのよ。
みんながもっている気は本当に塊になって
いろんなものを動かしている。
そう、おもう。
そして、やはりお客さんがいる前で
何かができるというのは
とても楽しいことだ。と改めて認識する。
 

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