KPTをアップデート チームのふりかえりを充実させたコツ
12/13㈪の担当、AIコンサルをやっている櫻井(sakurai)です。
AnyTechが欠かさず行っていること、そう、「ふりかえり」です。
プロジェクトを円滑に遂行する業務を行っているので、この振り返りは過去を振り返るだけではなく、今後の未来にいかに繋げるのか?を意識しています。
では、どんなときに行うの?
当社では主に以下の3つのタイミングで実施しています。
毎日の夕会
商談後
プロジェクトのクロージング
夕会
毎日夕方にGoogle Meetでメンバーみんなで集まり、その日のアクション報告や直面している課題を出し合います。
一人でモヤモヤを抱え続けるくらいだったら、場に出してしまいしょう!って会です。
離れていても、顔や声から読み取れるものわかるものありますよ。
フルリモートだからこそ、この毎日の夕会は大事なコミュニケーションの時間にもなっています。
商談後
取引先との商談後には、Slackのハドルミーティングで、その商談の感想やNextActionの確認をしあっています。議事メモ的なスレもSlackに立てていますが、声に出しつつも並行して書き込んでいきます。
そうすることで、方向性の確認やタスク分担の認識合わせがサッと済まされ、その後の認識のズレも最小限に抑えられるのが良いと思い続けています。
商談の中で「言いたかったけど、言えなかった〜」ってことも振り返りでメンバに周知しておくことで、次のタイミングでちょっと補足のメッセージを添えたり、もう少し具体化して次の商談で提案することもあります。
プロジェクトのクロージング
プロジェクトのクロージングをする際にも振り返りを行っています。
ここが一番ボリュームが大きく、1回に1~2時間くらいの時間をかけて実施しています。
当社のプロジェクトでは「スクワッド」での体制を作っています。振り返りにも様々な役割のメンバー(エンジニア/AIコンサル(PM・営業)/CXO)が集結して、次に活かすノウハウの蓄積、プロジェクトや組織の改善活動を進めています。
(※スクワッド(Squad)とは、「分隊」、部署や役職を超えて集まった精鋭たち)
(閑話休題)ふりかえりのテンプレートまとめ
Keep(このまま続けること)
Problem(問題点)
Try(次に試してみたいこと)
KPTA(Keep/Problem/Try/Action)
YWT(やったこと/わかったこと/次にやること)
FDL(Fun/Done/Learn)
あとは、PDCA(Plan/Do/Check/Action)
エモいところにスポットを当てたい
KPTで振り返ってみると成果物(作ったもの、やったこと、できたこと)に関する振り返りがどうしても多く出るようでした。(出る時点ですごいよ!)
クロージングの際には、集まったしたメンバの思いや頑張りを汲み取りたい、可視化しておきたい、と思っていたところにTLで目にした「よこなのへたのよこずき」さんの記事↓
11月末のプロジェクトクロージングでやってみた
そこで、11月末のプロジェクトクロージングで以下のことを実施してみました。
聞いて欲しいこと
変えたい・何とかしたいこと
続けたいこと
自慢したいこと
お礼したいこと
の要素ごとに出し合い下図の様に洗い出しました。
結果、KPTでは見えなかった思いが可視化!
プロジェクトに関わるメンバーと話をしていくと以下の3つの観点でかなり刺激がありました。
聞いて欲しいこと
自慢したいこと
お礼したいこと
まず「聞いて欲しいこと」で振り返り自体の敷居を下げたと思います。
ファシリテーションをする際は「〜と思うけど、どうかな?」と、まずは場に波紋を立たせることが振り返りの第一歩となるでしょう。
「自慢したいこと」では、スプリントを回す中で、すごい速度で成果が出ているわけです。良いモデルを作った、新たな手法を構築して適用した凄さはまずエンジニア本人がわかっているはず。
それを出す領域を作ってくれたエンジニアたち。
あとは当人ではやって当然と思っていたことも、別の視点を持つ方や別の役割からすると異次元の成果であるため、チームとして称賛せねばと取りこぼししない要素だなと思います。
最後に「お礼したいこと」
本や論文の謝辞にあたるところだと思います。誰もが1人で仕事しているわけではない事を、あらためて思わせてくれるところです。なかなか報告書やプルリクエストに出てこない成果や行動ですが、泥臭くやっているってことは、ここで触れると他のプロジェクトにも波及効果があると思いました。
おわりに
アドベントカレンダーだって、今年の「ふりかえり」
【参考】プロジェクト運営やふりかえりの参考文献
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