【DeepLiquid Lite誕生秘話〜開発編〜】
今回のDeepLiquid Lite誕生秘話は今回のプロジェクトの開発秘話をエンジニアの赤川さんにインタビューしてきました。ぜひご覧ください。
エンジニアProfile
interview
ーーまずこの開発プロジェクトに参画したきっかけを教えてください。
CTOの福田さんをはじめ、最初は自分を含めて4名でプロジェクトを開始しました。すでに企画は決まっておりWeb開発を進めていくタイミングでAIコンサルタントでもある三島さんが入り、5名でのプロジェクトで進めてきました。プロジェクト自体は既存のサービスであるDeepLiquidでの実績で研究・開発を進めていたので、Web開発を私が担当していきました。
ーー改めてこのプロジェクトの概要を教えてください。
DeepLiquid Lite第1弾のプロジェクトは異常検知になります。私たちの強みでもある流体の異常検知をしたいという需要は多くあるのですが、実際にAIの開発・実装をするまでに時間やコスト、お客様の環境などで、試してみたいというお声にすぐにお答えできたらいいなと思い、このプロジェクトが始まりました。
ーー第1弾とのことですが、これは次のシリーズもあるということでしょうか?
はい、今後新しいシリーズもリリースしていく予定です。
ーー開発を進めるのに大変だったことなどはありましたか?
実は私たちの開発メンバーは、研究やAIに関する深い知識と経験を持っているメンバーが多く、Web開発についてはCTOの福田さんなどのお力を借りしながら進めてきました。そのため、私自身も勉強をしながらいかにシンプルに、今後の運用面においても楽にできるようにする点は本当に大変でした。
実際、開発をする上では仕様をシンプルにすることが難しいという点も今回の学びですね。
ーーシンプルにするということが大変なんですねー。では実際シンプルにした点はどんなところですか?
まずこのサービス自体、AIで異常検知を広く使ってもらうことを目的としています。そのため、異常検知の必要性を認識しているが、AIについての知識などがない方でも簡単にAIを導入できることが重要になります。
そうなると、フロント側と連動し複雑な動作や使う方が直感的に使え、尚且つもっと使いたいと思ってもらえる様な工夫が必要でした。
本来のAI開発についてはPoCを経て、膨大なデータを取得しモデルを作成する必要があるのですが、DeepLiquid Liteではより簡単に異常検知ができることを実現しています。
そのため、裏側の動作についても不慣れでAIなどの知識がない方でもすぐに動作し、ご利用いただける様な作りにしています。
この動画も実際の油面検知をわかりやすくご理解いただけるように作成しました。
ーー最後にぜひこれからのDeepLiquid Liteの開発の展開について教えてください。
異常検知パッケージについては現状のモデルのアップデートを進めていく予定です。また冒頭でお伝えした通り、次のシリーズの準備も進めており、より広くたくさんの方に使っていただけると嬉しいです。