【日本プロゴルフツアー選手権をキッズ達と観戦】
2017年6月の日本プロゴルフツアー選手権をスクールの子ども達と観戦した時に感じた事を書いてます。
↓↓
わたくし自身ツアー会場に足を運んだのは、お恥ずかしい限りですが約6年ぶりです。
写真撮影や動画撮影に関しては一定のルールのもとかなりギャラリーファーストで良くなったなと感じました。
朝の練習エリアでの動画撮影はほぼほぼOKでした。
【高校生以下及び65歳以上は入場無料】
無料にする必要があるかどうかはさておき、するのであればどこまで認知させているのか?が疑問でした。高ゴ連を通じ各校のゴルフ部に告知しているのか?練習場連盟に働きかけジュニアスクールに広く呼びかけているのか?など、少なくとも我々スクールには知らされていませんし、わたくし自身ただの勉強不足と言われればそれまでですが、会場に行って初めて知りました。
【ファンサービス】
プレー終了したプロが、子ども達にボールやマーカーをあげたりサインをしたり一緒に写真を撮ったりと、一見良い光景だなと思って見てましたが、そこにはお互いの大きな温度差も感じました。
子ども目線
↓
誰かわからないけどとりあえず選手が来たらサインをもらおうという考え。ある種「スタンプラリー」的にコンプリートしたいという欲求から必死になっている
子どもがほとんどでした。中には「帽子ちょうだい!」「サングラスちょうだい!」と要求がエスカレートしてる子どももいました。実際、サインやボールをもらい記念撮影した後に「今の人だーれー?」なんて言葉はあちらこちらから聞こえてきました。そこに「憧れ」はほとんど存在してませんでした。
プロ目線
↓
トップオブトップは例外として、ラウンド後のこのファンサービスで「どうせ俺のこと知らないんだろ?」がそのまま顔に出ている選手を何人も見ました。実際にサインしながら「僕誰か知ってる?」なんて嫌みっぽく子どもに聞きながらサインするプロも何人かいました。(もちろん子どもは答えられてません)
なんて事を思いながら、はっ!と気付きましたが、そもそもみんな何しにきてるんだっけ?
プロの試合を観にきてるんです。
半分も選手があがってきてないのに試合そっちのけでクラブハウス前でサイン待ちをしている子ども達に強い違和感を覚えました。それが特定の選手への憧れからくる行為ならまだしも、知らない人のサインを求めて・・・。プロ野球に例えるなら7回以降の白熱した場面で席を立ち球場の外で選手の出待ちをしているようなものです。
大会の裏で様々な事を行う事も大事だと思いますが、本質はプロのプレーであり勝敗だと思うのです。もっと直に素晴らしいプレーを見てもらう仕掛けが必要だと感じました。ギャラリーを仕切るロープの前にジュニア用のロープを張るなど、子どもにはもっともっとスーパープレーを観てプロフェッショナルに対する強い憧れを持ってもらいたいと思いました。
ゴルフは観戦し難いスポーツNo.1かも知れませんが、プロのプレーは素晴らしいの一言でした。わたくし自身答えはありませんが、もっといい方法があるのではないかと思います。
2020年東京オリンピックまでに「親がやらせたいスポーツ」から「子どもがやりたいスポーツ」に変えたいと思う本日の観戦でした。
最後に、愛煙家の方には申し訳ありませんが未だプレー中に吸っているプロが多い事にびっくりしました。これには子ども達もがっかりしてました。百歩譲ってプレーヤーはいいとして、その選手の取り巻き?の方々も所定外(ロープ内)でタバコをふかしながら談笑してるのは如何なものかと思いました。子どもがいっぱい見ています。
生意気を申しましたが、今の子ども達が10年後20年後30年後のゴルフ産業を支えてくれる存在であると信じて、底辺拡大とジュニア育成に取り組んでいきたいと思いました。