最果てフェス2025年新春公演に行った話 第1部 石仮面no寄席(ゲスト:多数)
1/4に行われた熱狂的なフェスから数日経ち、熱が冷めてきたのでここで一旦備忘録的に言葉を残しておきたいと思って書いています。
ネタバレありです。
まだ見てない方は是非 ↓↓
イベント前夜〜開演
タイトル、内容、ゲストが直前まで発表されていなかった第一部。
発表前から「返金騒動が起きるのではないか」や「これ大丈夫か」など不安の声がパーソナリティから発せられるほどのゲテモノイベントとして覚悟を決めて参加した人は自分以外にもいたと思います。
現に自分は #92「迎春〜怖いものがなくなった男たち〜」を聴いた直後、チケットを取ってしまったことを少し後悔しました。(1部のためにサングラスを購入したことも。(以前開催されたイベントのためにサングラスを購入したのにそれを無くしてしまったことも相まって。))
そうは言っても行かないという選択肢が生まれるほどのことでもないので結局は全てを受け入れる態勢を整えて当日を迎えました。
いよいよ迎えた当日
当日の昼過ぎ、持っていくものは前日にまとめたので出立の際にサングラスを持ったかだけを確認してユーロライブへ。
何度か来たことがある会場だったので、道に迷うことなく開場5分前に到着。
程なくして開場したことがアナウンスされ、チケットを受付で提示して会場の中へ入ろうとしたら階段脇にイベントのポスターが貼られてるではありませんか。
どこかで見たことがある縁起の良さそうなシシガシラ脇田さん、漫才中のワンシーンと思われるシンクロニシティのお二人、暗闇に佇むヘッドライトをつけた正体不明の二人という面子で構成されたポスターにはとても恐ろしいと感じてしまう何かがありました。
その脇に並ぶグッズ購入列の最後尾につきアクリルスタンドを購入。
ロンTを着ないものでして。すみません。
会場へと入り自分の座席へ座って時計を見ると時間はまだ13:40。
開演までの20分間、何もすることがないのでとりあえずXを眺めていると、会場にいるリトペニ、リトヴァギ各々が購入したグッズの写真などをポストしていて楽しんでる様子を観測でき、イベントがいよいよ始まるぞと高揚感が高まってきました。
開演
会場が暗くなりカラフルな照明が焚かれるとカラタチのお二人が登場。
企画の説明があり早速ゲストが登場する、、のではなくまさかのアナウンサーさんの呼び込む声ががかかって、煽り文句をふんだんに含んだ口上とともにポテトギフトのみねさんが登場!
1人目
流れてくるポストで何度か目にしたことがあるものの、生で見るのはもちろん初めてでどんな人物なのかと期待をしていると、自分の頭の中での想像通りの体型、見た目で、服装がオーバーオールというなんともピッタリ当てはまっているキャラクターなのかと笑ってしまいました。
2人目
次に機運ダンクの安保さんが登場。
ラジオで大山さんがおっしゃっていた名前と野球の球審キャラということだけ知っている状態での登場だったのと、自分が野球に疎すぎて球審の格好がこういう格好だということを知らなかったのもあって拍手でお出迎え。
肩パッドが入ってるのはなんで?と思ってたら次のゲストの番に。
3人目
続いて登場したのはだいのーさん。
もちろん、知らない名前が聞こえてきて動揺したのも束の間、元情熱11号の足立さんということが分かり安心しました。
爽やかイケメンが淡い色のスーツを着て登場する姿を見て、「この人は喋りが上手そう!」と素人の第六感が反応。
4人目
4番目に登場したのはペンキリンダの石井さん。
カラタチに憧れて芸人になったという筋金入りのヲタクで、今回の企画の趣旨である大山さんの右腕に適しているのではないかとすごい期待をしている一方で、芸歴はまだ1年目という実力が未知数という注目してしまう存在でした。
登場後、平場が初めてだというまさかのカミングアウトがあり、周りが盛り上がるもカラタチのお二人がサポートをしていて先輩としてかっこいい姿を見せていました!
5人目
最後にシークレットゲスト、シンクロニシティの西野さんが登場。
言わずと知れたリトペニ(無修正プラン加入者)であり、大山さんのモノマネで一世?を風靡している西野さんが普段の衣装であるベージュのジャケットの下に何やらカーディガンを羽織ってるのを確認。
これはあれが出るのか?と会場にいた全員が思ったことでしょう。
火炎瓶を投げつける子供部屋おじさんとして紹介されている西野さんはカラタチのイベントでしか見れないと思いこのシーンを胸に刻みました。
おもしろ自己紹介
自己紹介として持ちネタのモノマネをする人が多い中、ペンキリンダの石井さんがしっかりとした自己紹介を始めると、とてもいい予感というか「(失礼ながら)思っていたよりいいぞ!」という感じが会場内で広がっていって、あっという間に1分が終わっていました。
ここでは一番アンチが多いと言われていたみねさんが脱落。
踊る大山御殿
上手にはひな壇形式で横並びに座るゲスト、下手には足を大きく広げて手に何かを持っている大山さんと前田さん。
だいのーさんのエピソードが面白くて盛り上がったため、大山さんが上機嫌で回していると流れでだいのーさんが2本目をすることに。
まさか、2本目のドラマエキストラのエピソードでより盛り上がるという予想だにしていなかった展開が生まれ、しかも人柄もわかるような濃くて良いエピソードで、解散してしまったコンビ名の由来も聞けて納得するという楽しい時間でした。
ここでは安保さんが脱落。
ピン芸人大山
ここまで残った3人が書いてきたピンネタを、誰が作ったかを観客に伏せた状態で大山さんが実演するというこのコーナー。
前評判ではネタ書きの西野さんが強いだろうとの声が上がっていて、自分もそりゃそうだと思いながら見てました。
そして大山さんが渋々台本を手に取って実演していきました。
大山さんがやった3つのネタの中で特に会場が盛り上がったのが
「世界のヤマカズ」という、かの有名なネタのパロディです。
3が付く数字の時だけ腰をひょこひょこ振るという至ってシンプルなネタ。
見ている人全員が展開をわかっているのにも関わらず、3の時点で笑いが起こり、30からのフィーバータイムは会場全体が沸き続けていました。
全てのネタが終了し、それぞれのネタは誰が作ったのかが発表されていくと、なんと世界のヤマカズはペンキリンダ石井さんが作ったネタだったんです!!
失礼ながら誰が作ったのか発表されるまでは西野さんのネタだと思っていたところにまさかの事実を知らされたので、自分含め観客たちが熱狂し叫び会場内が爆発しました。
このときはまさしく参戦した甲斐があったと思わせてくれる最高の瞬間でした。まだ見れていない方はここからその瞬間を見れます↑
無名のスターが生まれる瞬間に立ち会ったのですから。
他の2人の大差をつけて勝利したように自分には見えました。
ここでは大山さんに新たなキャラをつけて「ぞうさん」の替え歌を歌わせただいのーさんが脱落。
ラブレター
最後の企画は、大山さんを振り向かせるためにラブレターを読むというシンプルな内容。
愛の言葉を正面から受け止めようと、大山さんがステージの中央へ向かうと同時に、書いてきたラブレターをポケットから取り出す石井さんとスマホを取り出す西野さん。
ここで前田さんからタレコミが。
西野さんが開演30分前にスマホになにやら書いていたと。
手抜き疑惑が流れる中、西野さんが愛の言葉を囁き始めます。
やっぱり手を抜いてました。
第一部にふさわしい言葉を西野さんにかけられた大山さんは、あまりの嬉しさ?に大激怒してました!
ここまできたらもはやウィニングランをするだけの石井さん。
手紙を開き心を込めて大山さんへのリスペクトを言葉にしている石井さんは舞台の上で輝いてました。
2人の告白が終わりついに結果発表。
結果は
もちろん石井さんの優勝。
エンディング
石井さんが大山さんに優勝のコメントを求められると、緊張がほぐれて言葉遣いが緩くなってしまったのか、怒りモードの大山さんにツッコまれてました。
まさかの結末を迎えて第一部終演。
終演後
人並みに流されて会場の外へ。
熱くなっていた体が外気に包まれてキュッと締まる感覚を覚えました。
セルフサウナです。
次の公演まで時間を潰すために行きたい場所を決めていたのでそちらに向かいました。
思ってた内容と違っていて驚いた人の感想
申込時にはイベントの内容が伏せられていた上に内容がディープすぎると散々脅されてたのもあって、期待をあまりしていなかった分とても楽しかったです。
今回、自分が何よりもすごいと思ったポイントは、コンテンツをゼロから作り出す最果てチームの企画力です。
人気が出始めている芸人さんをイベントのゲストに呼んでコンテンツを普及させるという、もはやつまらない、ありきたりな化学反応で飽和しているラジオイベント業界に新たな風が吹いたのではないかと思いました。
このイベントに限らず、最果てのセンセイはもとよりそのような風土の上に出来上がった番組だということを再認識させられました。
コンテンツのオリジンを作る。
それを目の前で見る。
コンテンツが成長していく。
それをラジオで見守る。
これはもう、最果てのセンセイはアイドルと同じ成長のベクトルを向いていると言っていいんじゃないかとも思いました。
アイドルオタの番組がアイドルの軌跡を辿って成長していくなんて面白いことになってますね!
そもそもN93でカラタチをチョイスしたのも、池谷さんがコンテンツを作ろうとしたことに始まっている(だろうと自分は思っている)し、どこまでが池谷さんの掌の上なんだろう。
恐ろしい男ですね。
あとがき
長々と自分の行動記録を書いた文章になってしまいました。
1000字くらいに収めようとしていたのですが、イベント外の話も書いたりなんだりしていたらエロゲーマー並に文章が長くなってしまい、自分の構成力のなさに驚いています。
まだ第1部のことしか書いていないのにこの文字数。
第2部はここまで書くことはないだろうけれど、第3部は熱が入って同じくらい書いてしまうかもしれない自分がいます。
書き終えるまで時間がかかりそうですが、よかったらいつか読んでください。
最後に
4197文字でした。