2022 四大陸選手権までの道のり-コロナ禍の海外渡航
全日本で悔しい思いをした選手の報われる瞬間が見たい一心で、コロナ禍ではありましたが、エストニア行きを決断しました。どのような準備や心構えをしたかを備忘録として残しておこうと思います。
大前提として
現在日本は世界と比べても非常に厳しい水際対策を行っています。エストニアからの帰国は3日間の指定箇所(ホテルなど)での隔離、そこから7日間自宅での隔離、合計10日間の隔離が必要です。私は運よくここ2年ほどフルリモートで仕事をしているため、隔離を行ったとしても特に仕事に影響はありませんが、この隔離期間があるために海外に行くことが難しくなっています。
コロナ禍で行ける国
コロナ禍で行ける国はあるのか?ですが、
エストニアはワクチンを2回打って1年以内であれば、日本からの渡航者は入国可能でした。また、入国後の隔離も必要ありませんでした。私はフランクフルトのトランジットでしたが、ドイツ入国をしなければ、こちらもワクチンを2回打って1年以内であればトランジット可能でした。
渡航における確認事項・必要な書類
上記のルールですが、今の世界情勢で直前で大きく変わることがあります。私は事前にエストニア大使館にメールにて入国の条件を確認しました。また、ドイツ大使館のホームページも十分チェックし、トランジットに必要な書類の変更がないか確認しました。
私が渡航時に準備したもの・こと
①ワクチン接種の証明書(アプリ、紙でプリントアウトしたもの両方)
②エストニア渡航がOKな理由が書いているもの(エストニア大使館のホームページから要綱をプリントアウト)
③帰りのエアラインの予約証明(なぜか帰りを予約していないとドイツトランジット時にひと悶着あるらしい)
④渡航2日前に念のためPCR検査を実施(都民無料のもの)
①~③までは必須ですが、④は任意です。ですが、万が一陽性で渡航した場合、帰国時のPCR検査でアウトになり、日本帰国ができなくなるため、念には念を入れて確認しました。
エアラインについて
コロナ禍でギリギリまで渡航を悩みました。また、昨年ロステレに行くためにエアチケットも取っていたのですが、仕事が忙しかったのと、ロシアのコロナ状況が悪かったためソチ行きを断念していました。そのキャンセル代がかかったので、今回はリスクを鑑み、すべてマイレージにて渡航することにしました。マイレージだとキャンセルしたとしても懐の痛み具合はありません(笑)
また、国のコロナ状況によっては必要書類なども異なってくる可能性もあったため、トランジットをどこで行うか、も重要です。
私は運よく往路をビジネスクラスにアップグレードされ、人生でもう行くことはないだろうなファーストクラスラウンジを経験しました(笑)機内でもANAさんの細やかな至れり尽くせりのサービスに頭が下がる思いです。
エストニア内での行動について
大会会場のTondiraba ice Hallは観客全員にマスク着用、ワクチン証明書の提示が必要です。また、ホテルチェックインでも確認され、レストランでも確認されます。ワクチンを打っていないと渡航は相当難しいでしょう。
空港からのタクシードライバーがノーマスクだったために冷や汗をかきましたが、エストニアタクシーアプリのBoltのドライバーは全員マスク着用でした。また、バスもほぼ9割は乗客がマスク着用しています。ただし、レストランの店員はほぼノーマスクです。
(余談ですが、レストランでワクチン証明見せてくださいと言うのに、スタッフはノーマスクなのはどうなんだと。。個人的にレストランでの外食はリスクが高いように感じました。私はPCR検査で陰性が出るまではホテルのラウンジか、ホテル内で日本から持参した食事を取りました。)私はリスクを徹底的に排除するために、ほとんど誰とも会話せず、1人で食事し、混んでいるところは避ける、バスは5分以上乗らない、手洗いうがいの徹底をしました。これは国問わずどこでも基本ですね。
日本へ帰国するにあたり
日本に帰国する当たり、最大の難関である72時間以内のPCR検査の陰性証明が必要です。陰性でないと、飛行機に乗れません。つまり帰国できません。また、日本政府は日本独自の検査結果フォーマットでの提出を強く推奨しています。私は渡航前にPCR検査が受けられるところ、日本用フォーマットに書き換えてくれるクリニックを探しました。海外渡航において、ここが一番難関かと思います。(余談ですが、トリノ渡航も考えていたところ、トリノではフォーマット書き換えを拒否られました。)
タリンのクリニックはTondirabaの会場からタクシーで3分、フォーマット書き換えも事前確認OKでしたので、とてもスムーズでした。また、私はとにかく早く検査を受けたかったため、出国72時間前ギリギリで検査を受けました。18時に検査を受け、翌日12時に結果がメールで届き、そこからクリニックに行くとすでにフォーマットが出来上がっていました!(日本の皆さん同じクリニックだったのでしょうか?相当スムーズでした(笑)
出国から空港に到着まで
タリンを出国し、フランクフルトでのトランジットでANAさんが書類をチェックします。無事に搭乗出来ました。日本行きの搭乗者は10人いたでしょうか。。機内で濃厚接触になりようがないほどの少なさです。3席をフルで使い、疲れ知らずで帰国することができました。
日本帰国後、スタンプラリーのように書類チェックが始まります。空港内を相当な距離を歩きます。また、PCR検査を受け、陰性を確認し、隔離行きのバスに乗るまで約3時間半かかりました。ホテルの隔離先はSNSで掲載は不可だそうですが、、、都心のど真ん中の有名なホテルに隔離されています。(PIW楽しみです!←ヒント)
帰国後の隔離
エストニアから帰国者は3日間の隔離が必要です。仕事ができる環境が重要なので、PCはもちろんのこと、サブモニター、iPad、電源タップなどガジェット回りを持ってきました。またランドリーもありませんので、手洗い洗剤や洗濯干しなども持ってきて正解でした。3日後の午後に開放されるそうなので、そこから空港に戻り、レンタカーで自宅に戻る予定です。
最後に
この備忘録はあくまでも私が当時調べたものなので、詳しい情報は各ホームページで見ていただくことをお勧めします。また、自己責任を伴うものですので、あくまでも備忘録として読んでいただければ幸いです。コロナにかからない、持ち込まないがマストになるので、ハードルもすごく高いですが、早くコロナ禍が落ち着いて自由に気兼ねなく食事したり海外旅行に行ったりする時期が来ることを願ってやみません。
四大陸の感想
舞依ちゃん金メダル、かなだい、友野くん銀メダル、佳生くん銅メダルとPB更新する選手も多く素晴らしい大会でした。久しぶりにカメラを持ち込んで撮影できて幸せでした。写真やカメラは完全に自己満足の趣味にも関わらず、たくさん写真にコメントいただき、本当にうれしかったです。素人ながら写真撮っていてよかったなと思う瞬間でした。あまりにも素晴らしい選手をたくさん目の当たりにして、ただただ「すごい」「かっこいい」「美しい」「かわいい」「マジ王子」しか出てこないの、もはや仕様ですね(笑)