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保育士替えが効かないこの仕事の現実②

私は2023年3月31日で公務員保育士を退職します。

先週、卒園式がありました。
東京は、その数日前に桜🌸の開花宣言もされ、
お天気も良すぎるくらいに良く、サイコーの卒園式日和でした。

本番に強い子ども達で、
晴れの舞台、保護者に一番良い姿を見せられたと思います。

一方、私はというと…

疲れの蓄積?だったのか、
精神的な部分からくる職場への拒否反応??だったのか

卒園式の前々日に急に声が枯れて出なくなってしまったのです((+_+))

今回、卒園式の司会をやってくださった、再任用で保育士歴40年以上の
超ベテランの先生も『こんな事ってあるの~!?』と驚くほど、
前代未聞!!

自分自身でも驚きました!

その前々日の午前中までは、『まぁ普段よりは声が出にくいな。』と思いつつも、花粉の時期は比較的ありがちな事でもあったので、さほど気にしていなかったのですが、さすがに午後になって、あれよあれよという間に
カスッカスの声になってしまった時には、『これは、ヤバい (;・∀・)』と。

急遽、時間休で耳鼻科へ直行!

Dr.:『喉と鼻の炎症がひどいです。』
私:『保育園で働いていて、明後日、卒園式で私がどうしても喋らなきゃな            らないんです!』
Dr.:『喋らないようにして、声帯を休めるしかないです。スミマセン…』
私:『そうですよねぇ。』
  (別に、先生悪くないよ!と心の中で思いました(;^ω^))

翌日の卒園式前日は、”極力しゃべらない”を徹底。
子どもの受け入れと保護者対応は、隣のクラスの職員に任せ
日中は、子ども達にも、
【せんせいは、こえがでないので、おはなしできません】と、筆談で伝え、
その後も筆談で、字の読める子に代読してもらうというカンジ。

子ども達も、事の状況がちょっとわかったのと、普段と違う
方法に興味津々で、普段より!?よく話を聞いていました。(;'∀')

さぁ、いよいよ午後から卒園式の前日準備というところで、
明日、声が出なかったら証書授与の名前の読み上げは誰がするか?
というところが問題になりました。

もちろん、2年間担任してきたので、私が名前を呼んで送り出してあげたいという気持ちもありますが、子どもの一生に一度の晴れの日に、こんな聞き取れないような声では申し訳ないという気持ちとが入り混じりました。

もうその日は1日中、虫歯になるんではないか?というくらいのど飴をずっと舐めていました。そして、とにかく喋らない。

この、どうしよう、どうしよう。。。の気持ちが
更に自分を追い込んでいくんですよね(*_*)

【そして、いよいよ当日】

もちろん、劇的に回復!絶好調!!とまでは、いきませんでしたが
幸い前日よりは、声が出るようになったのでピンマイクを使い、
子ども達の名前を呼んで送り出す事ができました。
(卒園式は保育園の遊戯室でおこなわれるので、
 通常、マイクは使用しません。地声で十分
 声が通るくらいの広さなので。)

自己管理の甘さ、といえばまぁ…というところもあるが、
花粉症なのはわかっていて、薬も飲んでいたので不可抗力…とも
言えるのかも!?

どちらにせよ、やっぱりどうしても替えが効かない場面がこの仕事にはあって、それがプレッシャーに追い打ちをかけるんだよな…と、今回、最後の最後にして思った…というお話でした。

おしまい。

では、また~。



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Tomomi Yagame@元公務員保育士→kindle出版・代行
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