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芸術は自由になるための技である

モノを作る。

これは結果だ。

正しくモノを認識する。

これは方法だ。

物事を多角的に捉えて、自分に合う方法を選ぶ。

それには基準が必要である。

芸術はある意味、生きるための技という考え方。

「暮らしの中に芸術を生かす」

それが自分に返ってくる。

日本の教育の中で忘れ去られてきたものは

芸術から学べる。

単なる調べ物と、人の心を動かす調べ物

人の心を動かすものには

必ず特徴がある。

対象との対話。

例えば絵画ひとつをとっても、

対象物をただ描いているデッサンと、

対象物と対話をしているデッサンでは、まるで違う。

芸術は単純に人間が作り出した作品を指すものではない

その役割は古くから多岐にわたる。

「場や空間のデザイン」

「コミュニティのデザイン」

「イベント企画のデザイン」

「編集」

これら全てに芸術的視点が求められ、

人間は創造的な営みをしてきた。

「それが芸術?」

と言われるようなことも・・・

そして現代ではAIの普及により受動人間は排除されていく傾向にある。

要するに0-1のアイデアを生み出せないものは、

もはや魅力を感じないのである。

自分自身の目で確かめ、見解を提示すること

正解のないものはおもしろい。

こと芸術分野においては、言ってしまえば全て正解なのである。

その目で確かめたこと、

感じたことを、

多種多様な人物と共に語り合う。

それこそ創造的であり、

その時間にこそ価値がある。


突き詰めて考えることが少ない現代で、

そんな場所が提供できたら何よりも有意義であろうと思う。

そしてそれを考えるために、

私の基準を提示することと、

他者の見解を提示してもらうことが必要である。


いつ、なにごとも、創造は対話から生まれる。



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