超新世代カステラスタンダードMAGICマジ‪KISS

遊ぶたびにプリクラを撮らなくなる年齢が来るなんてあの頃にわかには信じ難かったのに、今ではそれが当たり前になったことを、わたしはいまだに信じられずにいる。
福井駅前のバスロータリーのベンチに座ってバスを待つでもなくぼうっとするのが好きだった。ずっと有線のイヤホンをして、ipodから流れている大森靖子の歌詞をひとつずつ奥歯で噛んだ。
冬、ジェラピケ着て毛布にくるまって寝ることを夏にはすっかり信じられなくなる。正気じゃないとすら思う。時間の流れや、変化についていくちからが乏しい気がしている。

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