コミュニケーションで心が軽くなる「方程式」
「コミュニケーションを通して命を守る」
私には何歳になっても到達できない大きな夢があります。死ぬまでその山に登り続けているのだろうな、その為にできることをしていくのだろうなと思っています。
人間の悩みは大きく分類すると4つ。HARMの法則と言われています。
H health 健康、美容、容姿
A Ambition 将来、夢、キャリア
R Relation 人間関係、恋愛、結婚
M Money お金
例えば、私が10代なら、健康より美容や自分の容姿(痩せたいとかスタイルがよくなりたいとか)についてや、恋愛や友人との関係についての悩みが多いのではないかと思います。
20代になると、仕事のこと、職場での人間関係の悩みや、彼氏との悩みになり、30代になり結婚し子供を産むと、自分の健康や家族の健康、自分の産後の体型が戻らないことや、ご近所やママ友との付き合いに悩み・・・と言うように、年齢が変わっても、この4つの中のどこかにその悩みは分類されるのではないでしょうか?
今回は、ハーバード大学で75年に及ぶ追跡調査で興味深い結果をご紹介します。幸せの中心にあるものは何か?と言う研究です。ハーバード大学が出した答えは「身近な人との人間関係」でした。
どれだけ社会的に成功しても、権威を持っても、お金を手にしても、身近な人との人間関係が上手く行かないと幸せを感じにくいと言うことです。これを聞くと、そうだなーと思う方が多いのではないかと思います。
では、実際に身近な人との人間関係が上手くいっている人はどのくらいいるでしょうか?夫婦関係、親子関係、友人関係、嫁姑関係、ご近所関係、社内での人間関係、ママ友関係・・・・全て上手く言っていると言う方は少ないのではないでしょうか?
人間関係による悩みは子供の時から始まります。親子であったり、学校の友人関係であることが多いのではないかと思います。どうして人間関係が上手く行かないのか?の原因の一つに「知らないから」と言うのが挙げられるのではないでしょうか?
自分のことをよく知らない、相手のことをよく知らない、人間の特徴をよく知らない、考え方をよく知らない・・・
知るだけで、行動や考え方が変わることがあると思うのです。知っていれば命まで犠牲にぜずに済んだ知れない。知っていれば、良いコミュニケーションの循環ができて社内の風通しが良くなり業績も上がる。知っていれば子供の個性を尊重しつつ、必要なことを教えてあげられる。知っていれば医療ミスが防げたかも知れない・・・
コミュニケーションは、生まれてから死ぬまで使うツールです。そこが大切だと言うことに気がつくだけで人生さえ変わると思っています。
私は「コミュニケーションで助かる命がある」と本気で思っています。例えば、先日、福岡県中間市で保育園バスに取り残され熱中症で園児が亡くなった事故。事故が起こらないようにする規則を作るのも大切ですが、どれだけ規則を作っても、また違う問題や課題がやってくるのです。
少しでも変だと思ったことを口に出せる風通しの良さがあるか?何か不安だと思ったことを言える勇気とそれを受け入れる風土があるか?他の保育士さんの意見を傾聴してきたか?保育士や職員同士の信頼関係ができていたか?
どれだけ、システマチックになっても、最後は人と人とのコミュニケーションがセーフティーネットとして働くことを甘く見てはいけません。
でも、頭では分かっていてもなかなかできないのが現実なのではないかと思います。だからこそ、私はこの方程式の順で学んでいくと、理解しやすく体現しやすいのではないかと思います。
心理学(人の特徴を知る) × 個性を知る × 心のあり方を知る
それぞれ、具体的にどんな内容なの?と気になる方は、お気軽にご連絡いただければと思います。