契約金を97%後払いで受け取るという件。
これによりドジャースは贅沢税を軽減出来て、更に高額な他の選手を獲得出来る。そして、これ ⇩ ⇩ ⇩
確か、大谷選手は入団を決めたコメントでこのように発言していました。
上記の中で「ドジャースのためだけでなく、野球界のために懸命に努力し続けたいと思っています。」と。
その野球界MLBは、お金持ちの球団だけにスーパースターが集まる事で毎年同じチームばかりが勝ち続けるという不均衡を是正する目的で「贅沢税」というシステムを構築しました。そして、常勝軍団であったNYYは、これにより優勝から遠ざかり、他のチームも頭角を現してきているのが現状です。
そしてまた、この贅沢税を支払う額によりドラフト指名権の順位にも影響を与えます。
しかし、今回大谷選手が行った手法は、確かに規約に反しているわけではありませんが結果としてドジャースは山本選手へもアプローチ出来る事が出来るという事は、ドジャース一強、ドジャース王国を作るための土台作りとなりました。これは、不均衡を是正する目的の贅沢税が形骸化してしまう恐れというか既にそうなってしまいました。
大谷選手は決意表明の中で野球界のために、と発言しているにも関わらず、
それに反した行為を行ったわけであり、とても整合性がとれておらず、
ダブルスタンダードです。
6年間のエンゼルス時代には、様々な場面で良い人間性を見せ「素晴らしい大谷翔平」を作ってきましたが、これはやはり禁じ手であり一瞬にして今までの行いを失ってしまいました。
勝つためならば手段は選ばない。これが花巻東のスタイルなのか?
大谷選手のバックにいるのは、父親、佐々木監督、兄、コーチ、そしてダルという事でしょうか。
私は、大谷信者ではありません。が、これまで日本人メジャーリーガーを応援して来ました。大谷も例外ではありませんし、今回の移籍騒動には毎日関心を寄せて来ましたし、エンゼルスには残って欲しくないとも思っていましたので、ドジャース移籍は喜ばしい事と受け止めていました。
でも、このやり方は納得出来ませんし、他のチームは異議を申し立てて欲しいとすら思っています。
自分が在籍する10年間はどんな事でも勝ち続ければ良い、という非常に自己中心的な考えを「大谷ルール」として、経営にすら口を挟む選手に成り下がった、と感じます。
エンゼルスでのちやほやされた事が、ここまで大谷選手の心を蝕んでいたとは驚きです。
WBCでのトラウトとの対決には本当に感動しましたし、何度もあの帽子投げとグローブ投げには心が躍りました。が・・・。