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「地域取材」成功への道!初心者のための準備から実践まで‟完全ガイド”

「旅を仕事にする」がコンセプトのPOOLO JOBに参加して、課題のなかで「地域取材」を行った。

「地域取材」とはいったいなにか?

私自身、はじめて「地域取材」をしてみて、気づいたことがいくつかある。

これから地域取材に挑戦したい人に向けて、注意するべきポイントや取材がうまくいくコツを紹介したい。


単なる「人物インタビュー」にならないように注意する

「地域取材」で注意しないといけないのが「単なる人物インタビューではない」ということ。

私も、取材に取り組む前は「地域取材と人物インタビューの違いはなにか?」という部分に悩んだ。

参考記事を読んで、私が出した答えは「ピックアップした人物や商品・サービスを通して、その地域の魅力を伝える」こと。

そんな地域取材の対象としてふさわしいトピックはなんだろう?と考え、私は愛知県のとあるゲストハウスを選んだ。

ゲストハウスを営んでいるのは移住してきた夫婦だったため、「なぜその土地を選んだのか?宿泊客はなぜその土地を目指して来るのか?」などを聞くことで、地域の魅力までも伝えられると考えたからだ。

事前準備

取材先を選んだら、次にすることは事前準備!やることは主に以下のことだ。

① アポ取り

どんな目的・テーマで取材をしたいのか、掲載媒体、おおまかな取材時間、日程の候補などを簡潔にわかりやすくまとめて送る。今回は、POOLOの課題であることも伝えておいた。

② リサーチ

インターネット上で探せる情報はすべて目を通しておく。すでにインタビュー記事がある場合は、そちらも参考に。

③ 質問項目作成

リサーチして気になったことや聞きたいことを箇条書きで用意する。当日は、この質問項目をプリントアウトして持っていく。(紙ではなくPCを持っていく場合もある)

事前準備はとっても大事なので、抜かりなく準備しておく。

取材当日

いよいよ取材当日!

・経路確認はしっかり!余裕を持っていこう
・録音(スマホでもOK)
・写真撮影

意外と見落としがちなのが「経路確認」。はじめて行く場所なので、どのような経路で行くのかをしっかり確認し、時間の余裕を持っておきたい。

そして、取材で意識したい大事なポイントを3つ挙げておく。

① 見て、感じたこともメモをする

これは、特に地域取材で大事だと感じたポイント。

取材は現地に到着する前からはじまっている。行くまでの風景やにおい、音、自分が感じたことなども含めてメモをしておくとよい。

「感じたこと」まで記事に盛り込むことで、取材記事に臨場感が生まれると思うから。

②「なぜ」で深掘り

インタビューは「深掘り」してこそ、おもしろい記事になる。

そして、深掘りするための魔法の言葉が「なぜ?」だ。

たとえば「田舎に住みたいと思った」という回答が来たら「なぜそう思ったんですか?」と聞いてみる。「のんびりした暮らしがしたいから」と言われたら「なぜのんびりした暮らしがしたいと思ったんですか?」と。

単に「田舎暮らしがしたかった」「へえ、そうなんですね」では、まったくおもしろい記事にならない。

普段の会話だったらそれでもいいけれど、インタビューは会話ではない。

相手がなぜそう思うのか?どうしてそんな行動を取ったのか?深掘りしていった先に、その人ならではのものが見つかり、インタビューする価値があるというものだ。

③「リアル」を楽しむ!

最後のポイントは「リアルを楽しむ」こと。

「事前に質問項目を準備しておく」と書いたけれど、準備こそすれど、当日はとらわれすぎないのも大事だ。

予定調和はつまらない。

目の前にいる相手に集中し、出てきた答えに向き合っていくことで、思いがけないものが飛び出してくることもある。

「事前準備は抜かりなく。でも、当日はリアルの会話を楽しむ」

これが臨場感のある記事を書くコツだと思う。

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偉そうに「地域取材のコツ」を書いたけれど、私自身、毎回すべて完璧にできているわけではない。

この記事は、「地域取材をしたい人」に向けて、そして自分自身の戒めとしても書いたもの。

読者の心を動かすような「すごい記事」が書けるように、一緒にがんばっていきましょう!

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