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Antwayの週次KPI達成会、こんな目的でやっています

Antwayのサービス「 つくりおき.jp 」は、毎週11種類の異なるメニューを提供しています。そのため、食材の原価や注文数は「週次」で変動があり、お客さまの反応も週次で変化があります。

この変化するKPIを週次でしっかりと見ていくことで、PDCAが回せると考えています。どの部門も毎週が真剣勝負であり、だからこそ週次のKPIにこだわります。

そんな私たちは毎週「KPI達成会」というものを開催しています。


KPI達成会って何?

毎週水曜日の13時半〜、各部署のメンバーの多くが、オンライン・オフラインで30分〜1時間弱ほど顔を合わせます。基本的にその時間、社内外の会議が入ることはありません。全社的に、重要な会議という認識はスタート当時から変わっていません。

ここで、まずはKPI達成会のアジェンダをご紹介します。

各部門から上記KPI数値の報告があり、質疑応答やコメントなど、メンバーが自由に発言します。達成度合いの共有だけでなく、未達成の場合は、皆で課題を共有しながら、改善策を議論します。

バイヤー、メニュー開発、調理、集客機能を自社で抱えているからこそ迅速に話し合い、ネクストアクションを導くことができるというメリットがAntwayにはあります。

なぜKPI達成会をやるのか?

複数の視点で会社を分析

食材調達から製造、物流、販売やマーケティングまでバリューチェーンが長い当社は、各業務が密接に紐づいており、それらを自社で管理することで、一貫した独自のナレッジを蓄積しています。

そのため、部署単体で管理できるKPIは少なく、会社の分析には、複数部署メンバーが数値をさまざまな角度から分析する必要があります。

一例ですが、ロジスティクス部の管理するキッチンの生産性が上がらないという事実があった際、これはロジスティクス部単体だけで解決することができない場合があります。

週11品目あるメニューの構成や調理工程を検討する調理企画部がお客さまの満足度を優先し、より手の込んだメニューを多くメニューに入れると、その週のキッチンの作業負荷は大きくなります。加えて、受注数をコントロールするCX(カスタマーエクスペリエンス)部が注文受付可能枠を増やすことで、こちらもまた、キッチンでの生産可能数をオーバーさせてしまう可能性があります。一方で目標注文数の達成をしたいと言ったとき、一定の注文枠を広げる必要があり、そのバランスやPDCAを回していくナレッジは非常に重要になります。

また、先日のKPI達成会ではこんなことがありました。

とある週で、いつもより5食プランの受注割合が大きくなったことがありました。(Antwayは3食プランと5食プランの両方を提供しています)全体の注文数に大きな変動はありません。通常注文数に影響がある大型連休などの外的要因も見当たらなく・・・。

そこであるメンバーが気づいたこと、それは、毎週発行しているメニューに関するブログ記事で、とある人気メニューの誕生ストーリーが掲載され、それが5食プランでの提供であったこと。通常3食プランで注文されていたお客さまが、このブログ記事をきっかけに5食プランへ一時的に移行したのではないか。

このように、単体の部署では分析しきれないことも、他部署のさまざまな視点から見ることで、部署単体のメンバーでは気づけない仮説が出てくることもあります。

各部門が持っているKPIを複数の視点からモニタリングし、週次で分析していく、これがひとつの目的です。

数値達成感のシェア

当たり前ですが、各部署はそれぞれ異なるKPIを追っています。

そのため、部署間でKPIがぶつかりそうになることもあります。しかし、それぞれのKPIが状況に応じてうまく積み上げられ、全社としてトレード・オフをトレード・オンに変えることができ、目標を達成した際には、必ずと言っていいほど、オンライン会議の画面上では、盛り上がりを見せています。

そんな達成感をリアルで味わえるのも、KPI達成会の魅力のひとつです。
予算という数字と現状の達成度合いをモニタリング・報告するのみであれば、メッセージアプリ上のテキストやデータ共有だけでも良いかもしれません。

しかし、オンラインでもオフラインでも、メンバーが一堂に集まり議論をしたり、達成感をシェアすることはとても大事だと考えています。

社員の経営視座を鍛える

実はこの会議、一般社員の出席は必須ではありません。それにもかかわらず、毎週約7割近くのメンバーが参加しています。ときに、自部署以外のKPIについて質問したり、意見を求めたり。

代表的なKPI数値の達成、未達成だけに留まらず、幅広くその背景について現状をつかみ、解決策を議論することで、経営的な視点も鍛えられます。

担当領域のKPI数値モニタリングだけでは物足りない、もっと事業の状況を幅広く把握して経営視点を養いたいと思う方にとって、Antwayはぴったりです。

入社翌日からでも、KPI達成会への参加は大歓迎です。

エントリー時には、ぜひ、KPI達成会で聞いてみたいこともお聞かせください!

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