📖Tableauカンファレンス2024/海外参加で気になること

2024年5月5日 11:06

アメリカのサンディエゴで4/29-5/1に開催されたTableauカンファレンス2024に参加したので、その様子をまとめました！
3日間に渡って開催されて、パネル講演、ハンズオントレーニング、グループディスカッションなど200以上に分かれて１万人近くが参加したビックイベントでした。

行く前は普段の仕事で忙しくあまり英語を使う環境でもないので、「この忙しい状況で全然準備できてないし、行くのはちょっとしんどいな・・」「英語をうまくしゃべれなかったらどうしよう」など心配してました。

でも世界中からいろんな分野を専門にしている人達が集まって、熱狂の渦の中で3日間過ごせて、行ってとても良かったです。

今回はその様子をまとめてみましたので、海外のカンファレンスに行くか迷われている方のきっかけや何かしらの参考になれば幸いです。

📖渡航前の準備

✈飛行機便の手配

これは決断が早ければ早いほうが良いです。値段面でも直行便で行ける可能性も大きく変わってきます。私はカンファレンスの早割に合わせて申し込みが2か月前だったのですが、その時点で直行便が10万円以上高くなっていたので、経由便を選ぶこととなりました。その結果、移動時間が7時間プラスになりました。

移動時間がかなり長くなり現地で時差ぼけに悩まされました。
たった3日間しかない中で、連日13時くらいに睡魔が襲って集中できなかったりしたので、決められるなら早めに決めて申し込むのが良いなと思いました。

・余裕をもって申し込み、できるだけ経由しなくて済む便を選ぶ
・マイレージ、ポイントを普段から貯めておく
・インターネットで申し込んだ航空券は事前に印刷しておく
ということが重要かと思います。

それぞれの国に特有な準備

例えばアメリカでは「ESTA」という、入国したい渡航者が必ず事前に申請しないといけない手続きがあります。

こういうことを知らずにいざ出発しても、必ず追い返されて折角の準備が水の泡になってしまうので、
・その国だけ特有の手続きや気をつけることがないか
・Wifiやインターネット事情、コンセントの形状
などは必ず入念に調べたり渡航したことがある経験者に聞くことをお勧めします。

カンファレンスの準備

参加証の確認はもちろんですが、
・どんなセッションや発表があるのか
・興味ある参加者を何人かピックアップして、SNSやメディアをざっと確認しておく
ということをしておけば、より当日のイベントが楽しみになるでしょう。

泊まる場所の手配

過ごし方や荷物の中身も泊まる場所によって影響されることでしょう。
・ホテル→貴重品は部屋に置きっぱなしの荷物に一応南京錠など付けておけば一旦大丈夫そう
・安宿→セキュリティ面で不安。他人と共有のドミトリーは避けたほうが良い
・Airbnb→当たりはずれがあるので慎重に選ぶべき

電子機器は途中でスマホが使えなくならないように、できれば2台用意したほうが良いです。PCも出発する朝にはフル充電の状態で出発するのが良いです。
サンダルを持参しないといけない場合も多いので、かさばらないものを持っていきましょう。

現金、クレジットカード

現金は1日に必要な費用をざっと計算して、滞在日数でかけた金額を両替しておくと良いでしょう（後述するように、会場内での飲食は基本的に無料サービスです）。クレジットカードは保険付のものを1個だけ持っていき、それ以外や日本で使ってるカード、免許証などは全て日本に置いてきて別財布で行動したほうが良いです。なくなったらまず戻ってきません。

📖カンファレンスの様子

実際に参加したカンファレンスの様子です。

200近くあるセッションから選択

日本の大きなカンファレンスイベントもすごいですが、海外では大きなイベントが多数あってTableauカンファレンスもその1つです。
パネルディスカッション、グループディスカッション、ハンズオントレーニングなどのセッションがそれぞれたくさんあって、参加者も9000人以上いるので教室によっては大混雑します。

人気のスピーカーになると行列ができて、後ろで立ち見になるか教室の外でキャンセル待ちをするかになることもあります。
Salesforceのアプリで時間ごとの一覧が出て、自分でお気に入りボタンを押して気になる候補の中から選んで受講していました。

メインイベントは大盛り上がり、大混雑

どのカンファレンスでも目玉となるイベントはあります。
・最新のテクノロジーや近況をCEO、経営陣が話すキーセッション
・多くの人が普段から知っていて、注目しているイベント
今回もこの2つが注目されていて、事前に多くの人が移動して着席に時間がかかり、イベント中もすごい熱気の中進んで大盛り上がりでした。

CEOが話した内容にも注目が集まり、最新情報や今後の方針などカンファレンスで初めて聞ける内容もあるので、そこは参加者が注目するところです。

大盛り上がりのパーティー

真ん中か最終日の前日の夕方からだいたいパーティーが行われて、それも参加者が興味あるイベントです。
お酒や食べ物もたくさん出て、だいたいはカンファレンスの参加費に含まれています。
頭を使って疲れた後にみな存分に飲んで語り合い、こういう時でしか出ない話も多くあります。

📖海外カンファレンスで気になること

以上がカンファレンスの様子でしたが、多くの人が海外のカンファレンスについて気になると思うことについて3つにまとめました。

①英語が話せないのでは

はい、これは私もあまり聞き取れなかったです。聞き取れなかったけど、英語を完璧に話せなくても、相手がスピードを合わせてゆっくり話してくれたり親切に対応してくれることも多いです。なのでそんなに恥ずかしい想いをすることはないはずです。今回のカンファレンスでもたくさんの人（50人以上？）と話したし、以前より英語を話せるようになった実感が持ててます。最新の知見やいろんな話が聞けて成長している実感が重要だと思えれば、また次も行く気になれます。

それでも自分から話しかけることに慣れていないと、なかなか踏み出せないでしょう。そんな時は「1日10人に自分から話しかけることを目標にする」のが良いと思います。
最初は会場の歩き方の質問とか挨拶から始めて、専門でのスキルUPをしたいなら「事務的なことで5人、専門的なことで最低5人」とか細かくしていけば良いと思います。

そうすることで例えば、「パネリストに聞きたいことを、予めノートに図で書いてそれで説明して、あとは英語のコミュニケーションでがんばる」とか具体的な工夫ができるようになります。実際にやってみたら知りたかったことがちゃんと分かって（最悪YESかNOで確認するようにする）自信がつくので次はもっと話せるようになります。

②お金がかかるのでは

確かに飛行機代の時点で国内よりはかかります。ただ、カンファレンスでは「朝食」「昼食」「おやつ(?)」がそれぞれ出て基本的に「無料」で食べれます。

もちろん飲み物もコーヒー、お水や他のもあって会場内にいる間はそれで事足ります。夜にその場所だから行きたい所へ行ったりレストランで食べる以外は、そんなにお金もかからないでしょう。

③パーティーで誰とも話せなくて気まずいのでは

これも工夫やアイディア次第でどうにかなります。例えば、1人で黙々と食べている明るそうな人を見つけて「こんにちは。今日のイベントについて全員に聞いていることがあるのですが、少し話しても良いですか？」と切り出せば余程都合が悪くない限り聞いてくれるはずです。そこから少し相手のことに踏み込んで「どんな仕事をされているんですか？」「そのバッジはどこで手に入れたんですか？すごく興味深いですね！」とか話をつないで面白そうな人だったらLinked Inでつながるとかできるでしょう。
この方法でパーティーで初対面の何十人と話して、食べる暇がなかったくらい忙しかったこともあります。

もちろん社交性や勇気も必要かもしれないですが、日本人を見つけて話しかけて旅先で共感し合うのは最終手段として考えるとして、その前に何かしら理由をつけてどんどん話しかけていくほうが良いです。折角お金と時間をかけて参加している訳だし、自然と足も進みます。

📖まとめ

以上、海外カンファレンスの準備から様子についてまとめてみました。

やはり普段の日本1つだけの国を見ているより、世界のほうが人も情報量も圧倒的に多くとても良いものを見ることができます。
また、日本に帰った後の今後の日常や英語に触れることへのモチベーションもかなり上がるはずです。
統計があるかは分からないけど、大半の人がやる気やモチベーションを上げているのではないしょうか。これを読んで自身の専門分野で海外のカンファレンスへ参加することに興味を持ってもらえれば幸いです。