VIVA LA VALENTINE ピューロランド×劇団ノーミーツ 感想
は~い!アタシよ
今日はちょっとイレギュラー 普段は自分のことばっかなんだけど今日は考察! コンテンツ全部見東大生への憧れを全面に出して
ピューロランド30周年 記念公演の VIVA LA VALENTINE 通称ビバラバ
の感想を喋ってくわ!
なので今回はピューロファン、劇団ノーミーツファンの人向けの記事ね!
よろしく!
大前提
アタシは舞台や芝居に対する教養はないの、だから舞台好きな人からしたら当たり前じゃないのあんた!!!なめんじゃないわよ!ってこともあると思うし……
あとね、自分もエンタメの業界に爪先突っ込んでる身としてちょっっっと斜に構えたところから喋っちゃったりすると思う、でも
※あくまで個人の感想です
ってな具合で『健康食品CMに良くかいてあるけど!』くらいの感じでよ~ろね
あと文章力が皆無トラベル で 語彙力と構成が旅立っちゃってるんだけどそれもご愛嬌大仏ね!(ご愛嬌大仏?)
さらにね、一応露骨にストーリーを説明するつもりはないんだけどどうしてもキーになる部分とか書いちゃうかもなの
だからできればまっさらで楽しみたい人は見終わったあとここに戻ってきて 待ってるわ
ではさっそく!
今回の作品っていわゆる劇中劇ってやつだと思うんだけど アタシが考えるに基本劇中劇の 劇と中の劇って観客が別物じゃない
映画 とかだとわかりやすいかしら 『とある劇団が悪戦苦闘しながらステージを作り上げていく、そして無事に大成功して観客から歓声を受ける』
我々はそれを見て『よかったねぇ』と感動する
観客が楽しんでいる様子 を外側から 観客が楽しんでるわけだ
でも今回はその劇もその中の劇も観客を自分達が担っているわけ
(きっとそういう手法は界隈では決して珍しいことじゃないとは思うんだけど)開演前の事前映像でもしっかり協賛がストーリー内のバイアス製菓としてアナウンスされていて
それによって普段ピューロで舞台を楽しんでいる我々が今その舞台に至るプロセスをみるというドキュメント要素が生まれるのよね
そしてストーリー内でも我々と架け橋になってくれるのが小室ちゃん(今回のステージのスポンサーであるバイアス製菓の社員、怖い上司吉池の部下)
サンリオが昔から好きでやっとピューロと仕事ができる喜び しかし自分の勤める会社からの方針はキャラクターが望むものではなかった
この理想と現実
苦悩してそれでも最後は理想をつらぬく
そうすると本来舞台を提供する側ではあるんだけど 茂木さん(ピューロ側のプロデューサーさんのような立ち位置)が言ってくれるんだよね
『あなたが作った舞台 楽しんで!』←正式な台詞忘れてしまったゴメン
これでストーリー上でも一応観客 という立場の人間が確かに存在してそのサンリオに対する愛をもった小室ちゃんに我々が感情移入しちゃうのよね この劇を見ている我々も その中の劇を楽しんでいるのも確かに自分達なんだけど 私たちも小室ちゃんだし 小室ちゃんもストーリーのなかにいるあたしたちじゃん!ってなるのよ
メタファ~!!!って感じ あってるか 知らんけど
もうひとつの理想と現実
小室ちゃんというストーリー内の我々 が サンリオファン と 大人の事情 の狭間で揺れてる一方で
実はアタシたち も 理想と現実にぶつかっていたんじゃないかしら
でもこれは苦悩 ではなくて 一種のスパイス
サンリオ という存在自体がみんななかよく おもいやり といったいわゆる世の中の『理想』だったり『善』の塊であるんだけど ファンとしてはその世界観を作り上げる影の努力や汗にじむ苦労なんかも素敵 なわけ
自分の演出で舞台を成功させたい!! でも そうもいかない……
ダニエルの口から『スポンサーさんからの意向ですから……』なんて言葉がでたり
ダニエルがピューロのあそこの自販機でジュース買ってんのかい!だったり
ダニエルの理想と現実が 我々の理想と現実を刺激するの
『ダニエルの口からそんな言葉聞きたくなかった!! こんな裏の疲れてるダニエルみたくなかった!』と思う反面
『ダニエルもこんな苦労してるんだ!裏でもこんなリアルに苦悩しているんだ!自販機でジュースとか買うんだ!やっぱスポンサーは無視できないんだ!』ってワクワクするし嬉しいのよ
本当の本当の本当とこと言ったら現実的に裏でキャラクターたちがそんなわけ…………ゴホンッってことなのかもしれない……けど!!
きっとそうであってほしいし 自分はそのつもりでいるし
そう思っていたら今後ピューロをより一層楽しめるじゃない
ストーリー内での『現実』が我々の『理想』そのものを体現しているってワケ!!!!!!!!!!!
↑とても!良いことを言っています!
メタファ~!!ってかんじ! あってるか 知らんけど!
それでもダニエルが演出したい本当の内容が
『シャイボーイだから ステージ上でキティに思いを伝えたい』
という超ド級の『サンリオ』であるのがまたこの作品におけるバランスの神業だと思ってるわ
我々の業界で言う『※降りる』をし過ぎないことよね
この作品は要所で降りて外側から楽しむ部分も多いからこそなの
※さっきから言ってるメタファ~のメタとかもそうなんだけど、まぁメタって意味が広過ぎるから説明ムズいんだけどまぁとにかく
[作品を側からいじったり外側から楽しませたりすること]
例えば芸人がコント中役に入ってるのにネタが飛んじゃったときそれを相方が指摘したり 漫画の中でキャラクターが『おい!作者!なに考えてんだ!』って言ったりとかね、小説なのに読者に語りかけてくるところがあったりとか
あくまで例えばよ
ヒール役の吉池さんも重要で 確かに我々からしたらすごい悪者なんだけど いわゆるあれが『世間』なのよね
『バレンタインは女の子が男の子にあげて告白するもの!』っていうベタなプロトタイプ思想 まさに性バイアス製菓なわけで
そういうのは 古いよね?良くないよね?
という近年変化してきてくれている固定観念と同時に
『クロミ?あぁあのマイメロのワルモノ版みたいな子?』
『シナモン?シナモンロール?あれ犬なの?ウサギだと思ってた』
みたいな人たちも変化してって興味をもってくれる人が多くなると嬉しいわよね?ってことだと思うわよ
極めつけにキティの『吉池ちゃん』
登場人物が全員気を使う怖い人
ちゃん付けで呼ばれることにググっとはなるんだけど
そりゃあね あのキティちゃんにちゃんづけで呼ばれることを本気で怒れないですよ サンリオファンじゃなくても、本気で怒ったら本当にヤバイ人ですよ
あの一瞬の言葉のラリーでハローキティの『圧倒的存在』を表現できていてよかったわね
プリンと鈴木くんのおしゃべりもサブストーリーとしてすごい味があって尺が長ければもう少しほしいところだったし
舞台の表と裏っていうベースのストーリーの中ひたすら表しかないプリンと表にいたかったけど裏の道を選んだ鈴木くんの本音
そして最後のステージでのコラボ 名コンビだったわ
最後になるんだけど劇団ノーミーツさん、本当にサンリオの良さを引き出してくれたというか
あくまでアタシの想像なんだけど サンリオ ピューロ そりゃ世界観とか大切に守らないといけないものがたくさんあるわけ、制約もきっと多かっただろうし
わりと普段のサンリオらしくないワードチョイスとかかっこ良さとかそれこそダニエルの台詞とか
すごい良いエッセンスだったというか
でもそれも簡単に決められたことじゃなかったと思うし
つまり
わからない!わからないわよ!!!ピューロ様とノーミーツ様のバランスとか!!!そういうのは!!!
でもバイアス製菓とサンリオキャラのみんながそうであったように
ピューロさんとノーミーツさんがこの素晴らしい作品を作るなかで
きっとピューロさんとノーミーツさんの中にも
吉池ちゃんとか ダニエルがいて 小室ちゃんみたいな人が板挟みになってたりしてたんじゃないかしら?笑
なんて思ったりしたの 笑
最後まで読んでくれてありがとう
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