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2021年J1第15節 サガン鳥栖戦 データプレビュー

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

6位(7勝3分4敗25得点16失点)

直近の戦績
・5/5 ルヴァン 福岡戦(H) △1-1
・5/9 リーグ FC東京戦(H) ○3-0
・5/12 リーグ 名古屋戦(A) ○2-0
・5/15 リーグ 横浜FM戦(H) ○5-3
・5/19 ルヴァン 札幌戦(A) △0-0

主な欠場者
山田大樹、常本佳吾、ファン・アラーノ、和泉竜司、染野唯月

北海道コンサドーレ札幌戦のハイライト動画

サガン鳥栖

3位(8勝4分3敗20得点6失点)

直近の戦績
・5/1 リーグ 徳島戦(H) ○2-0 
・5/5 ルヴァン 札幌戦(A) ●1-2
・5/8 リーグ 広島戦(H) △0-0
・5/15 リーグ 大分戦(A) △1-1
・5/19 ルヴァン 福岡戦(A) ●1-4

主な欠場者

なし

大分トリニータ戦のハイライト動画

前節の両チームスタメン
※リーグ戦

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前回対戦のハイライト動画

Point1 突破口はセットプレー

ここまで15試合で6失点、とリーグ最少失点を誇る鳥栖の守備陣。5連勝を狙う鹿島はこの堅陣を破らなければ勝利はない。

カギになりそうなのはセットプレーだ。鳥栖のここまで6失点のうち半分の3失点はセットプレーから喫しており、対する鹿島は連勝中の全ての試合でセットプレーからゴールを奪っている。前節の鳥栖戦のスタメンにおいて、フィールドプレイヤーで180cmを超えている選手は3人のみ。高さで勝れる鹿島にとっては活かしたいポイントとなる。

Point2 大事なのは右サイドか

今節、常本佳吾を出場停止で欠く鹿島。右サイドバックには広瀬陸斗か小泉慶が入ることになりそうだが、どちらが入るにしてもこちらのサイドの出来は今節の試合の勝敗に大きく関わってくるはずだ。

その理由は鳥栖の左サイドにある。鳥栖は3バックが基本布陣だが、ボールを持つと左センターバックの中野伸哉が左サイドで高い位置を取ってサイドバックのように振る舞い、そこから正確なロングパスで局面を変えてくる。また、左のウイングバックに入るであろう小屋松知哉や中野嘉大はドリブラーであり、ボールを持てば積極的に仕掛けてくる。ここに左インサイドハーフの仙頭啓矢がボールを引き出しに絡んでくる左サイドは鳥栖の攻撃の軸となっており、ここで押し込まれると鹿島は苦しい戦いを強いられるだろう。

鹿島としてはこのサイドで主導権を奪いたい。右サイドバックのパフォーマンスはもちろん、注目なのは右サイドハーフに入るであろう松村優太。彼のスピードで相手の組み立てを塞ぎ、裏を突くことが出来れば、相手の強みを消しながら、鹿島の強みを押し出すことが出来るようになる。

Point3 カードにはご用心

鹿島と鳥栖、実はこの2チームが今季のリーグ戦でカードの数がワーストで多いトップ2となっている。鹿島はリーグワーストの警告22枚に退場3枚、鳥栖はワースト2位の警告17枚に退場2枚だ。

鹿島は相馬直樹監督就任以降、前節まで4試合連続でカードゼロの試合を続けていたが、前節は常本が2枚のイエローカードで退場してしまった。一方の鳥栖もここ3試合はカードゼロだが、それまでは11試合連続で誰かが必ずカードをもらう試合となっている。

お互いのチームスタイルを考えても、今節は球際のバトルが激しくなることが予想されるが、鹿島としては無用なカードで流れを悪くしてしまうことは避けたいところ。累積警告などで今後の試合に影響することを考えても、退場者を出して流れを悪くしてしまうことをなくすためにも、的確かつフェアなプレーを求めていきたい。

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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