キビタキ0336

#3 キビタキがやってきた

そうか、鳥は予告もなしにやってくるものなのだ。
庭の上空できれいな鳴き声がしたので、見上げると、2羽の鳥が飛んできて、背の高い木にとまった。

鳥が枝にとまり、その場を離れるまで、ほんの十数秒。
ちょうど手にしていたのは小さなデジカメで、ズームしても、高い場所にいる鳥の姿にうまくピントを合わせることができない。
もたもたしている間に鳥は2羽とも飛んで行ってしまったのだが、ぼんやりとはしているものの1羽の美しい鳥が写真に納まった。

どうやらこの鳥は「キビタキ」の雄のようだ。
もう1羽は姿を見たものの、それが雄よりも地味で暗いウグイス色のような緑色をしている雌であったかどうかもわからなかった。
調べると、キビタキは渡りをするという夏鳥で、冬には東南アジア方面で越冬するとある。この1月に山梨県北杜市の庭で撮影したこの鳥は、写真を見るかぎりキビタキではないか思われるのだけれど、どうだろうか。

ちなみに、この野鳥たちは、わが家の庭のバードフィーダーを目指してやって来たわけではなさそうだ。
実は、この日一番バードフィーダーの近くにいた鳥はカラスだった。
カラスには、わが家の餌台は小さすぎたことだろう。


<参考>


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