11月3日はハンカチの日
「ハンカチーフの日」という日があるのをご存知でしょうか?
1983年に制定されたものですが、その由来はフランス。
それも、かのフランス宮廷で華々しい生活を送っていたマリー=アントワネットに関係しているらしいのです。
18世紀末に彼女が「ハンカチは正方形!」と決めたのがきっかけで、それ以降ハンカチは真四角…が当たり前になったということです。
それまではハンカチと言っても丸や四角や…といろいろな形で作られていたらしいのですが、丸いハンカチ…どんなものなのかちょっと想像がつきませんw
さすがに18世紀のものはなかなかお目にかかる機会がありませんが、変わった形のハンカチがあればそれは18世紀以前のものなのかもしれません。
ファッションに対してこだわりの強かったマリー=アントワネットのお誕生日は11月2日。
それにちなんで近い祝日の11月3日が、日本ではハンカチーフの日とされているんだそうです。
最近はミニタオルや使い捨てのペーパータオルの普及で、いわゆる正統派のハンカチを愛用する方が減ってきていると言われています。
実際に手をふく際には吸水性の高いタオルなどの方が便利なのかもしれませんが、レースや刺繍のついたハンカチは優美でエレガント、といった実用以外の魅力があるものです。
宮廷が華やかだったかの時代には、気になる男性の前でハンカチを落として気を引くような駆け引きがあったとも言われています。
気軽に話しかけたりできない時代の出会いのテクニックだったわけですねw
そしてイニシャルや家紋の刺繍が施されているため、それを拾った人は持ち主を推理することもでき、ハンカチを届けに行くという口実で家を訪問するわけです。
そんな恋愛テクを聞いていると、今も昔も基本的な部分は変わってない事にちょっと安心します。
現代はSNSで簡単に人とつながれる時代ですが、素敵ハンカチを常備しておくと突然の出会いのチャンスが訪れた時にヴェルサイユ風のアプローチができるかもしれませんよ♪
※こちらは2010年にBLOG記事に加筆修正したものです。