禁パチ99日目にスリップしそうになった話
お世話になっております。
ついに禁パチ100日目を達成したコハラです。
はいありがとうございます。
99日目のスリップ?
それは禁パチ99日目。突然起こりました。
その日、いつもとは違う事務所で仕事をしていました。その事務所は、1年くらい前まで僕が常駐していた事務所で、別に慣れていないとかそういうことはなくて、むしろその事務所でのほうが在籍年数は多い、というようなところです。
また、禁パチ実例の件で明け方までZOOMをしていたということもあり、めちゃくちゃ眠い状態でした。そのうえ、連日仕事はものすごい忙しさで、疲労も溜まっていました。
睡魔×疲労=染み付いた行動
いくら眠くても疲れていても、箸を使ってメシを食うことはできるし、顔を洗って髭を剃ることも、歯を磨くこともできます。途中で寝ちゃうこともあるけど。
眠くて疲れていて何も考えられない状態のときは、体に染み付いたいつもの行動が無意識に実行されると、そういうわけです。
気づいたらパチンコ屋に
99日目の夜、仕事を終えた僕は恐ろしい睡魔と疲労でクタクタになりながら事務所を出ました。正直、事務所を出た時点での記憶はありますが、その後パチ屋に入るまでの記憶は飛んでます。
で、数分後、僕はパチンコ屋にいました。
パチンコ屋に入ってトイレを借り、喫煙所で一服。
空いている台を目視確認しながら、何を打つか、どう立ち回るか検討する。
そんな昔のルーティンが再発してしまっていたのです。
喫煙所でタバコの火を消して、
「まあ、北斗無双でも打つか」
と目的のシマに向かうも、もう撤去されていて北斗無双は無い。
ここで我に返りました。
財布をすぐ確認して一銭も使っていないことを確認し、猛ダッシュで店を出ました。
パチンコの毒は抜けてない
そもそもどうやってパチンコ屋まで行ったのか。
これに関してはどうやってもクソもありません。当時の自分が毎日仕事終わりにやっていたルーティン、体に染み付いた行為を勝手に体が実行しただけの話です。
酩酊状態でもなんかしらんけど家には帰れるじゃないですか。あれと一緒。
あと怖いのが、正直、我に返るまでの間、僕は真剣にどの台を打とうかとかを考えていたと思います。タバコを吸いながら。ぼーっと。
で、たまたま北斗無双を選択した。
で、たまたまその機種は撤去されていた。
で、たまたま北斗無双リメイクは導入してない店だった。
こういう“たまたま”が重なって、意識混濁の僕はお目当ての台に座ることができなかった。
その店には北斗無双はたくさん台数があって。
でもあまり人気がなくて。別に回らないとかじゃないのに人気がなくて、
だからいつも座れる台だったはずで。
それなのにそれがなかった。
そこで脳がフリーズし、やっと我に返ったということです。
数々の“たまたま”がなければ、どうなっていたのか。
ひょっとしたら、99日目にしてスリップしていたかもしれない。
パチンコの毒は、100日程度では間違いなく抜けていない。
毒が抜けるのはいつなのかはわからない
パチンコ依存症の人から、パチンコの毒が抜けるのは一体いつなのか。
これはおそらく永遠のテーマだと思うですが、これって脳や依存症を専門に研究している人たちでもわからないらしいんですよね。
一生抜けないものなのだ、という説を唱える人もいるくらいです。
僕たちにできること
その道のプロでもわからない。
そういうことなら、最悪のケースである「一生毒は抜けない」を想定するしかありません。
僕は今無事に100日目を迎えましたが、100日程度ではカスみたいなものだ。そういう気持ちでいくしかない。
僕たちのできることは、100日達成しようが1,000日達成しようが、油断せず、常にスリップの可能性があると思って生きていくこと、それだけしかないのかもしれません。