謎の方法でパチンコを辞めた人たち序章【禁パチ実例集の集めかた~雀荘の話~】
お世話になっております、絶賛禁パチ中のコハラです。
身を崩すまで借金をし、パチンコやめられないほどの自制心しかないダメ人間の常で、自分も例に漏れず、継続する力がありません。
noteも普通に書いていたら飽きてきそうなので、毎回文体を変えてやってみます。
過去にいろいろな人のゴーストライターをやってきたという唯一とも言える実績を活かして・・・・!!
今回は、●李さんとかそっち界隈のアニキ風でいきます。
雀荘=反社ではない
雀荘って、世間じゃ一体どういうイメージなんだろうな。
万札が飛び交ってるとか、同卓者のほとんどが小指ないとか、油断すると河から牌抜かれるとか、かといってイカサマがバレたら沈められるとか、
そういうイメージけっこう多いかもしれない。
実際こんなのはずいぶん昔の話で、実際こういう奴らが残っている雀荘はあるにはあるけど、今じゃほとんどクリーン化されちゃって、明らかにヤバい奴はそもそも入れないようになってる。
知ってるところだと、指が欠損してるだけで入店拒否ってところもけっこうある。事故で欠損した人もいるかもしんないから、それって随分乱暴だなって思うんだが、それほど反社のイメージを嫌うのに必死な業界になってるってのが現状。
※かといって油断してると昔ながらの雀荘があるってのも事実。5年位前に友達と飲んだ後、セット打ちしようと適当に駅前のビルにある雀荘に入ったら、従業員が全員明らかに反社だったことがある。
いらっしゃいませのお辞儀からして、膝に手をついて中腰になる、よくヤクザ映画でみるアレ。ツメシボを渡してくれる従業員の小指は無い。アリアリの超極甘コーヒーを運んできたオーナーらしき人の小指も無い。
さすがにやべーと思ったが1ゲームで出ても機嫌を損ねると思って、東風を1周回したところで一人が資金尽きたことにしてそそくさと店を後にした。
だけどいまだに高レート雀荘があるんだろ?って意見もあるかもしれない。
たしかに歌舞伎町とかそういうところに行けば、普通にそこそこのレートでやってるフリー雀荘があるにはある。あのへんはちょっとグレーな人たちも出入りしているってのはあるけど、そんなのは歌舞伎町のど真ん中に遊びに行くならどこ行ったって同じこと。あそこでそれなりに遊ぼうと思うなら、そもそもグレー以上の人との関わりはある程度覚悟しとく必要があるって話。
あとホントの高レートはほとんどマンション麻雀になってるから、そのへんの雀荘で高レートでやってるところなんてほぼほぼ無い。マンション麻雀はそもそも紹介じゃないと行けないことが多くて、グレーな人との同卓が嫌なコミュニティなら、一生そういう筋の同卓者は来ないから、レートは高いけど、よっぽどモメない限り漫画みたいな鉄火場にはならない。
ただマンション麻雀はレート高いからそもそも開帳自体が相当リスクだし、客を繋ぐために廻銭したりもするから、そっちの取りっぱぐれのリスクもある。あと1打牌で100万円とかそういう額が動く可能性があるわけだから、ルール上の裁定でモメたりもなくはない。そのへんのすべての管理をまるごと任せるような意味で、「その筋」の人に話を通してやってるマンション麻雀はかなり多い。
それを考えると、マンション麻雀に手を出した時点で、完全にクリーンに楽しんでいるとは言えないってのはある。
いずれにしても、誰でも普通に入れるようなところにあって、広告打ってるようなフリー雀荘はかなりクリーン化されているってのが実際のところ。
AbemaTVのMリーグとかもあって、業界全体がクリーン化にむけて頑張ってるのが現状。確かMリーグの出場者はある程度の年俸が確約されるかわりに、賭け麻雀に関与しているのがバレると即解雇みたいな罰則があったと思う。フリー雀荘でのゲストとかどうすんだよと思うが、それくらいクリーン化に力をいれているってこと。
地元の飲み屋と雀荘はさして変わらない
誰にでも地元で行きつけの飲み屋や飯屋があると思うけど、あれと地元の雀荘ってハッキリ言ってあんまり変わらない。一人でふらっと寄って店主と適当に喋って帰ってもいいし、たまたま常連がいたらそこで適当に盛り上がって好きなときに帰る。あんな感じ。
これも飯屋とかと同じで、新宿とか池袋とか渋谷とかそういうところの雀荘は一見客やたまにしか来ない人がそこそこいてまたちょっと違うんだけど、そういう大都市から少し外れてその地域に住んでいる人がそこそこいるようなエリアでは、だいたい地域密着型の雀荘がある。
そういう雀荘では、ふらっと立ち寄るといつものマスターがいて、いつものメンツが囲んでて、「おー、久しぶりっすね」なんて言いながらメンバーの本走をどけてそこに入っていく。「東4局、23,000点持ち、親番無し」なんていうクソ状況でも「あー、OKOK」とか言いながらメンバーと代わるヤツなんて、都心の雀荘だとほとんどいないけど、こういう地元の雀荘だとけっこうよく見る光景だったりする。
ハッキリ言って一見客には居心地が悪い環境かもしれないけど、それはもうそういうコミュニティなんだと割り切って無視するか、馴染めるよう努力するしかない。郷に入っては郷に従えってこと。
反社ではない、社会不適合者である
で、そういう雀荘に集まる常連たちっては、もちろん反社ではないわけ。元反社だったりするのがいるかもしれないけど、少なくとも今は真っ当なことをしてカネを稼いでいると。
ただ、やっぱりそういうところに毎日のように通うやつらは、どこか変わった人が多い。今日日、行きつけの雀荘があってそこそこ通ってますって人、ほとんど見ないだろ。要はそういうことで、普通は行くにしたってそこそこ、週末の2週に一回とか、そういう頻度なわけだが、毎日のように通っているって人が常連としている。
中には単なる麻雀好きって人もいるけど、場末雀荘の超ヌルゲーで無双したって嫌われるだけだし面白くないからいつの間にか消えてる。残るのはその空間が好きな常連だけ。
で、こっからは完全に主観になるけど、雀荘の常連ってのはちょっとずれてるというか、社会不適合者みたいな人が多い。ただそのコミュニティで節度もって楽しくやれてるわけだから、完全にダメ、ってことじゃなく、ちょっと世間とずれているような、そんな人たち。
「東大を出たけれど 麻雀に憑かれた男」でも描かれているが、あれはもうタイトルが“東大を出たけれど”ってなってる時点で、麻雀や雀荘と関わることが少なからず世間の普通とはズレていることを示唆してるわけだが、まあ、ああいう感じで、ちょっとズレてるが愛すべき人、みたいな人種が多い。
パチンコ依存症患者もたくさん
もちろん雀荘に通う人ってのは麻雀が好き、そのコミュニティが好きってのがかなり大きいんだが、当然、ギャンブルが好きっていう特性を持つ人がたくさんいる。そうなると、昼はパチンコ打って、人が増えてくる夜になると雀荘に顔を出す、みたいな話をよく聞くわけ。
今日はパチンコで5万買ったからボーナスだ!と言って暴牌したりするオッサンを見ない日はないレベルで。
「超負け組」を作らないコミュニティ
俺はいくつかそういう雀荘で常連として楽しんできた経験があるけど、共通していえるのは、その日の「超負け組」を作らないようみんなが気を使っているということ。
例えば誰かがめちゃくちゃ凹んでいるときに、わざわざそいつの親を鳴いて1,000点で流しに行ったりしない。二軒リーチが入って共通安牌がないなら、勝ってる人のアンパイで凹んでいる人の危険牌を切るとか。これを客もメンバーも、誰が言うでもなく実践してる。
そのコミュニティはガチで金の取り合いをしたいわけじゃなくてダラダラ楽しみたい場だから、誰かをボロ負けさせて変に恨まれたり、そいつが明日から来れなくなったりするほうが嫌な気持ちになるって発想。
だからもし、そういう雀荘でツイてないとき、ボコボコになるまでやられた経験があるなら、ひょっとしたらそのコミュニティであんたは嫌われてるのかもしれない。別にもう来なくてもいいよって話なのかもしれない。
パチンコのせいで常連が途切れる?
明らかな負け組を作らないようにしてるってことで、その雀荘に通うにあたって、ハッキリ言ってほとんどカネはかからない。例えば馴染みの飲み屋で5時間くらい食って飲んで喋って、そのときにかかる金額くらいしかかからない。一応博打要素があるわけだが、そこは誤差の範囲といえるレベルに収まっている。
そんな環境で、突然常連が来なくなる場合がある。
それが、パチンコやスロットなんかの他のギャンブルで金がなくなった場合だ。
禁パチさせるのがオーナーの腕の見せどころ
普通はこういう状況になっちゃうと、店側としてはどうにもできない。アウトを切ってもいいが、それはちゃんと回収できる見込みのある客だけに切るもので、他の博打で資金ショートするようなヤツにそれはできない。実質詰みな状況だ。
だけど俺が通ってた雀荘のオーナーは違った。
いつも通ってくれてるからといって、そいつと、そいつと仲のいい常連を飯に呼び出し、その博打から足を洗うよう説得する。それもセオリー通りのアドバイスじゃなくて、一見無茶苦茶な方法を提案するんだが、それがだいたいうまくいって、けっこうな人数をギャンブル依存症から救ってきた。
まあ、場末の雀荘にとって常連がひとりいなくなるってのは大打撃だから、ガチになるのもわかる。だけど、ここまでする人がいるかというと、そうそういないよな。
俺はその時若かったし、パチンコも打ってたけどライター業の企画があり打ち方に規制があったから、パチンコとはズブズブにならずうまく付き合えていたっていうのがあり、人数合わせでその食事の場に呼ばれることがけっこうあった。
「謎の方法でパチンコを辞めた人たち」の実例はここから
ずいぶん遠回りになってしまったが、ここで見聞きした実例が今後書いていく「謎の方法でパチンコを辞めた人たち」の情報源になっている。
俺が禁パチ続けてだいたい70日~80日目くらいで、ぶち込みまくっていた仕事が落ち着いたんでそのオーナーの連絡して、過去にパチンコを辞められた常連にどういうアドバイスをしたのかってのと、その人達がどうなったのか、やめられない人もいたのか、なんかを色々聞いた。俺が覚えていた人もいるし、かなり深堀りして情報を得ることができた。
それでその情報をどこかで公開していいかと確認したところ、その場で全員に聞いてくれて、誰がOK、誰がNG、とかの返事をもらえた。本当にこの人は神なんじゃねーかと思ったが、一人でも多くパチンコやスロット辞めて麻雀に流れてきてほしいという思いがあるから、Win-Winだと言われたので、そういうことにしておこう。
ちなみにこの実例、なんで公開NGの人がいるのかっていうと、その実例を見られちゃうと個人が特定されるおそれがあるからって話。もしその雀荘通ってたりした人に見られたら、絶対バレるんだと。まあ確かにバレる気もする。
ただそういう人の中でも、かんたんに誰でも見られるようにしておかなければ公開OK、みたいな人がかなりいて、どうしようかと思ってる。
限定公開のみOKな人の事例に関しては、有料記事にすれば検索とかにも引っかからないし、いいんじゃないかみたいなことも言われてるんだが、
こんな弱小アカウント、ただでさえ読まれないのに有料なんかにしたら誰が読むんだ?って思いもあり、イマイチ決断できてない。
ってことで、かなり長々と書いたが、俺が「謎の方法でパチンコを辞めた人たち」の情報を得た経緯はこういうこと。
今後もオーナーから情報のアップデートがあるかもしれないし、無いかもしれない。それは俺の書き方と、活動内容次第だと思う。
いずれにしても、身の丈にあってないギャンブルで正常な生活が失われるのは絶対に間違っている。今後発信する内容が、万が一にでも、読んでいる人の救いになれば幸いだ。