本物志向でも、知れば知るほど沼りそうな石 モアッサナイト(Moissanite)
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最近気になってる石、モアッサナイト。
(=炭化ケイ素・シリコンカーバイド・モアサナイト・モアッサン石)
一言でいうと、キラッキラで比較的安く丈夫な、
偽ダイヤ売りされている、ダイヤとは別物の基本合成石。です。
化学式はSiC、ケイ素(シリコン)+炭素(カーボン)。
結晶系は六方晶系。
ダイヤモンド型の骨組みの中に、
炭素とケイ素が交互に積み重なっており、(形は色々?)
ダイヤモンドとケイ素の間を取ったような性質を示す…そうな。
Si=ケイ素は水晶(SiO2)の素、
C=炭素はダイヤ(C)の素、だからでしょうね。
まだマイナーなようなので、概要と良さと意味についてまとめておきます。
長いのでお暇なときにどうぞ。または興味を惹かれる部分だけでも。
あとちょいちょい脱線します。悪しからず。
発見の経緯と、他概要と、これまでの話
モアッサナイトの歴史とか
これねー、元は隕石から見つかった天然石なのです。
(純粋なモアッサナイトは無色透明ですが、天然のモアッサナイトは色付きで黒、緑、黄色など。色は窒素やアルミニウム由来と言われてます)
ただ、天然モノは希少すぎるため研究用に回されてしまうそうで、市場には出回らず…(キンバーライト、ランプロイト、隕石の中にごく少量しか見つからない)。現在、普通に購入可能なのは、人工の合成石のみです。
発見されたのは、割と最近の1893年。
キャニオン・ディアブロ隕石(Canyon Diablo meteorite)という鉄隕石から。
これは今から約5万年前にアメリカ・アリゾナ州に落下し、バリンジャー・クレーター(キャニオン・ディアブロ・クレーターとも。このクレーターはあまりにもデカすぎ、地質学者のダニエル・モロー・バリンジャーが1903年に指摘し出すまで火山の火口だと思われていた)を作った隕石の破片です。
この直径約1.2km・深さ約170mに達する世界有数の巨大クレーターを作ることとなった元の隕石は、直径30~50m、質量55,000tと推計されており、
時速4万km超のスピードで落ちてきた…と考えられているそうな。やべぇ。
隕石の破片は落下地点から西に5~6キロ離れたキャニオン峡谷で見つかりますが、大体が100g以下らしく、大きいものはレア。
で、昔は採集できたようですが、今は禁止されています。探せばちょっとは売ってるかも…?
そんなキャニオン・ディアブロ隕石から初めて発見された鉱物には、
モアッサナイトのほかに、ロンズデーライト(Lonsdaleite)、
ハクソン鉱(Haxonite)、クリノフ石(Krinovite)があるそうで。
モアッサナイト自体は、
発見者の化学者アンリ・モアッサン(Henri Moissan)氏にちなんで命名されました。主にフッ素の研究や電気炉の開発をしてた方みたいです。
天然のモアッサナイトが採掘される場所は、アメリカのアリゾナ州だけではありません。カンザス州、ワイオミング州、他の国だとチェコ、イスラエル、シベリア、トルコ、サハなどでも採れるようです。とはいえ希少。
2012年にイスラエルで見つかった「記録的な大きさの」天然モアッサナイトは、なんと4.1mmもの長さを誇るとか……!ちっさ……!
最初は工業用として活躍
モアッサナイトの比重は3.21。モース硬度は9.25~9.5で、
ダイヤモンドの10に次ぐ値です。
(サファイアやルビーなどのコランダムはモース硬度9)
つまりカッチカチです。
また、劈開(一定方向への割れやすさ)がほぼないとのことで、
4方向に劈開持ちのダイヤモンドより、
実質的な割れにくさではモアッサナイトに軍配が上がるのでは…?
と言われています。
更には、合成ダイヤより楽にコスパよく結晶が作れるようで、
昔から工業用の研磨剤として活用されてきたそうです。
それから近年では半導体デバイスやLED用の素材にも使われています。
合成ダイヤを使うよりもコストが低く、
使い勝手もいい(多少不純物があっても使える・シリコン半導体より性能がよく、ダイヤより扱いやすい)とのことで大人気(?)だそうな。
(優れた物理的特性と電気的特性を持っており(耐熱性◎電圧耐性◎高周波特性◎高効率性)、特に高温・高電圧環境での半導体デバイスに広く使用されているそうです。自動車のエンジン、発電機、航空宇宙産業での半導体デバイスや、電力変換装置、高電圧アプリケーション、電気自動車(EV)のインバーターや充電システム、無線通信デバイスやレーダー、5G通信などでも重要な役割を果たしているとか…有能)
ジュエリー用モアッサナイトの誕生
そんな需要の高まりから、近年、
高純度で大型の結晶が工業的に大量に合成されるようになり…
そのおこぼれで、ジュエリー用途の合成も盛んになってきた…?のかと思いきや、そうでもないようです。
宝石学的用途に有用なのは特定の原子配列だけ…ということもあるらしく、宝石用の製造方法には特許があります。
もともと発見されてすぐはダイヤモンドと間違えられていたぐらい
(ダイヤか?と思って拾って調べたら違ったらしい)なので、
いずれ宝飾用に合成できれば…と目をつけて研究されてきたようです。
炭化ケイ素の大きな単結晶を製造したのは、
1987年に設立されたアメリカのクリー(・リサーチ)社のようですが、
宝石としてのモアッサナイトの製造工程と販売に関する特許を取得し、
ジュエリーの販売を独占的に始めたのは、
同国のチャールズ&コルバード社(当時はC3社)だそうです。
(クリー社製造→C3社が加工販売という協力体制だった様子)
で…このモアッサナイト製造&販売の特許取得は1998年であり、
アメリカでは2015年、他も2016年以降に次々有効期限を迎えたため、
現在では色々な国の他メーカーも参入し、
製造・販売されているようです。
…と、いうわけで、
モアッサナイトは色んな意味でアメリカが本拠地という感じですね。
向こうではそれなりに知名度があるようですが、
特許が切れてからようやく10年くらいということで…
日本含め他国ではまだまだマイナーな部類なのもこのせいでしょう。
また、老舗のチャールズ&コルバード社製は流石に高品質なようですが、
他国製品や他社でカットが雑だったり内包物が多い低品質なものは、
モアッサナイトとはいえ輝きが微妙なようです。(特にカットは大事)
お試しで低品質なものを買ってしまうと、
「モアッサナイトってこの程度か…」と思うのかもしれませんね。
余談1 GRAとかいう謎のモアッサナイト専門?鑑別機関
モアサナイトのルースを探すと、
GRAの鑑別書付き、といって売っているものを見かけます。
これはGIA(米国宝石学協会)と似た字面の、
GRAというモアサナイト専門?の機関?謎業者?が発行している模様。
鑑別書/名前もロゴ・発行物の見た目もGIAに寄せているところを見ると、
モアサナイトに何となく箔をつけるべく出来た機関?なのでしょう。
一応ここのシリアルナンバーつきの証明書があれば、
本物のモアッサナイトであるという証明「には」なる…と思います。
ただ、他機関ではベリーグッドのレベルの石に、エクセレントを出してる!という意見も見かけたので、品質の審査は甘々判定らしいです。
(ぶっちゃけ素人にはベリーグッドでも綺麗ですが)
やはり販促用のナンチャッテ鑑別書といったところです。
個人的には…
こういう本物の鑑別書に寄せた何某かを作って付けちゃうから、
逆にいつまでも偽ダイヤ感が付き纏うんだろうな…と複雑です。
せっかく品質判定するならちゃんとやってほしい。
それなら文句ないもんね。
余談2 なぜ君はモイサナイトじゃないのか
英語だと発音がモイサナイトなMoissanite。
なのに日本語表記はモア…なのが気になりました。
フランス語読みのモワに引きずられたのでしょうか…?
普通に名前の由来の
アンリ・モアッサン氏(フランス人)からでしょうけど。
素直にモイサナイトとしておいてくれたら、
スペリングも覚えやすかったのになぁ…
とは思うのですが、実際カタカナの字面として、
「モアサナイト/モアッサナイト」の方が
「モイサナイト/モイッサナイト」よりも
イイ感じがするのは何故でしょうね…?
モイ、だと、イモっぽい、から…?
それとも、
モイ!や、モイモイ…から、
別のものを連想してしまうから、でしょうか…?
(…ツイキャスとか、絵本とか…)
きらめき2.5倍?!
ダイヤモンド完敗のお知らせ
…ここから本番。というかここが肝です。はい。
ダイヤより実質丈夫そうで、
ダイヤより低コストで合成もしやすい石、モアッサナイト…。
へぇ~。
でーもー!?
輝きは結局ダイヤモンドに及びませんよね?!
そう思いますよね。
……大変申し上げにくいんですが。
モアサナイトの強さは、何と言ってもその見た目…なのです。
フラットな目で見れば、ダイヤ完敗です。
以下がデータになります。
光の屈折率(輝きの強さ):
ダイヤモンド2.42 < モアサナイト2.65~2.69
光の分散度(きらめきを作り出す):
ダイヤモンド0.044 < モアサナイト0.104
(この分散度がダイヤの約2.5倍なのが強い きらめき2.5倍)
汚れやすさ:
ダイヤモンド(油脂の親和性あり 触ると油で曇りやすい)
モアサナイト(油脂の親和性なし 触っても油で曇りにくい)
油や酸などの化学物質にも強く、変色したり、ダメージを受けにくい
コスパよし、頑丈さよし、ダイヤより輝いて、汚れにくい。
そして…
色も多彩
なんですよね。
ダイヤもトリートで各色ありますが、モアサナイトもあります。
赤、青、黄、緑、紫系…黒や虹色強調系というのか、
ミスティッククオーツ的な色合いのものまで。
カラーありはスタンダードな無色透明よりは若干高くなりますが、
それでもダイヤと比べたら安いです。
(青~緑~黄色系はトリートメントされていないようですが、赤系、オレンジ、ピンク、紫あたりはイオン誘導によるコーティング処理で透明のモアッサナイトを発色させているようなので、色落ちがあるかも?とのことです)
モアサナイト>ダイヤモンドすぎてごめん。。。。。。
あまりにも綺麗すぎるため、
逆に子供の玩具っぽいと感じてしまう人もいるようです。
長所は短所。;
まぁ輝きは光源によるので、
そこまで常にギャラギャラはしていません。
控えめな光源の下だと、普通にただ綺麗な石という感じ…で…す…
…と、言おうと思って改めて確認してみましたが、
ショボい単一光源下でも輝きが強く、そうでもなかったです。テリテリ。
派手に虹色ファイアは出なくても、石底から光が湧いてるというか…?
私が参考にしたのがロシアンカットだからでしょうか。
ガラスにもCZにも見えません。ザ・宝石というのか。
モアッサナイトをオモチャっぽいと感じるのは、
「ダイヤの偽物(パチモン)にすぎない」
「所詮合成石」…というような先入観を持って見るからかもしれません。
(別に馬鹿ほど安いという訳でもないのですが…)
「ダイヤを超える輝きを持つ、超希少な鉱物の高純度の大粒結晶を、
厳密に管理した環境下で人工的に作り出した、現代の職人による工芸品」
のように捉え直してみるのは、いかがでしょうか。
ほんとにねー。素直にねー。綺麗なんですよねー。
めちゃめちゃ輝くスフェーンやスファレライトのように脆くないので、
私のようなガサツなミジンコでも安心して扱える、
というのが個人的には特大アドバンテージです。
(この2石も好きなのですが、扱いに気を遣います…)
で、、まだ…あるんですよね。メリット。というのか。
現代的なアドバンテージが。
エシカルジェム Moissanite
先に言っておきますが、私は、SDGsとか再生可能エネルギーとか、
そういう単語、好きじゃないのです。
欺瞞に満ちた…偽善的な目的・ビジネスで使われている言葉なので。
LGBTQ(という単語)などもそう。
出てきたらアラート鳴ります。警戒感MAX。
サステナブルとかエコロジカルとか…インクルーシブとか…
それ系の人たちがよく発する、、
横文字オブラート呪文を感知すると、、、
ついつい身構えてしまいます。裏があるんじゃないかと…。
なので、「モアッサナイトはとてもエシカルな石なのです!!」
という紹介文を見た時にも、
うわぁ~~~~ きなくせぇ売りつけ文句きたわぁ~~~~
と、一瞬身構えました。
他にも、「エコフレンドリーで、コンフリクトフリー!」
という売り文句も見かけました。これも胡散臭そうな字面。
…でもエシカル…って…倫理的…だよな? 倫理…? なぜ?
…あ、権利や採掘関係で人殺しがないから?
たしかにね。天然ダイヤモンドは、
紛争ダイヤモンドなんかの問題があるもんね…。
んで環境に優しく、紛争とは無縁…つまりエシカル。ほぉー。
…いいのでは?
となりました。(ちょろい)
エシカル…という単語を使うのはまだ何かどこか…
心の中の反グローバリストな一面?による抵抗があり、憚られますが。
(ダイヤは、供給を何社かが独占的に握っているのも
問題ではありますが、そこら辺は今回置いておきます)
実際どうなのかな…と、モアサナイトの「エシカル」さについて、
もう少し掘り下げてみることにしました。
天然石を採掘するということ 受益者の責任
紛争はさておいても、ダイヤは採掘自体が大変です。
美しいダイヤモンドを掘り出すため、
燃料は大量に使うわ、環境は破壊するわ、
現地の労働条件は劣悪だわ…と、様々な問題があります。
これはダイヤモンド採掘に限った話ではなく。
他の宝石や、パワーストーンレベルの石の採掘もそうです。
見て見ぬふりをしがちですが、
世界に蔓延する天然石愛好家のせいで(のために)
環境破壊が行われている…という事実は、否定しようがないわけで。
手掘りでチマチマ採掘していた時代ならともかく、
重機使ってガシガシ地球を掘って、
生態系を変えるほどの影響を与えているとなれば、少しはね。
(ダイヤ以外でも)
買う側も配慮しなきゃいけない時代になっていると思います。
天然石資源は有限です。既に枯渇した鉱山もいっぱいあります。
見境なく掘りまくっている人類は、
ちゃんと鉱物資源のリサイクルもしないといけないし、
自分の欲のために他の人に過酷な労働をさせないようにしたり、
変なところにお金が行かないようにする必要もあります。
天然石で…更にジュエリーだのアクセサリーだの用に使える
インクルージョンが少なくて美しい石、となると、
トン単位で採掘したうちの何グラム、あるかないか、
という世界になってしまうので、
よく考えると「無駄が多い」どころの話ではない…のです。
このある種キ●ガイじみた道楽のために、どれだけの環境が破壊され、
どれだけの人間が過酷な労働を強いられているか…を考えると、
最初から高純度で美しい、同じ組成のものが人工で作れるなら、
そっちをチョイスするのも、全然アリですよね。
希少性や資産価値に拘らず、倫理的な選択をする…。
…ってことで出てきたのが、
「エシカルジュエリー」という考え方というか。選択肢…のようで。
もちろん、既存のジュエリーをリサイクル(リフォーム・リメイク)するか、そのままヴィンテージジュエリーとして使うのが、
最もお手軽というか最もエシカルなジュエリーと言えるでしょう。
それに加えてモアッサナイトや、ルビー・サファイアなどの合成石、
それから、ラボ(グロウン)ダイヤモンド(ダイヤ合成石)は、
採掘による環境破壊や労働問題が回避可能で、
更に天然より安価なので、エシカルなジェムだ~ってことらしく、
それらを使ったジュエリーも、
エシカルジュエリーのお仲間に認定されているようです。
(フェアトレードゴールド…なんていうのも素材としてあるらしい)
あなたは、サステナブルでエシカルなヴィンテージ品か合成石を買う人?
それとも、環境破壊をしてでも新品や天然石を買う人?
…と、いうような捉え方は、それはそれで極端だと思うんですけど、、
(私は天然石の方が好きではあるし、新品が良いっていう気持ちもわかる)まぁ、、地球環境云々を抜きにしても、
せっかく作られたものを受け継がないのも勿体ないですからね。
古いものは何でも捨てる、
宝石も消耗品のごとく捨てて新品を求め、掘り出し続ける、
というのは、ちょっと考えた方がいいかもね、
という話でした。
ホンマに合成石はエシカルでエコフレンドリーなんか?
…思うんですよ。
倫理的な配慮が必要なのは、
別に鉱物採掘だけじゃないよね、って。
細かいこと言ったら、先進国の人間は呼吸すらままならないぐらい、
あらゆる分野で後進国の人たちの犠牲の上に生きていますからね。
気にし出したら、なんも買えなくなるし、全てが血みどろに見えてきます。
それに、先進国の人たちだって、
一般市民は綺麗な奴隷のごとくギリギリで生活させられ、
マイルドに搾取され続ける対象ですし…
……。
…と、そういうのは一旦、置いておいて。
「ラボで宝石を作る」ということの、
エシカルさ…というよりエコさ加減について。
まず過酷な採掘の労働がないってことで、
エシカルではあるんですが。それも置いておいて。
塩の結晶なんかはさ。できますよ。一般家庭でも。簡単に。
でも、宝飾品レベルの結晶を作るとなると、話は別です。
常温の特別な水溶液を用意し、宝石のタネを浸して放置すれば、
あっという間にメキメキ結晶が成長して、
高純度ドデカ宝石の出来上がり☆
な~んて簡単なプロセスであるわけはなく。
少なくとも超高温の炉を用意する必要があり、
(モアサナイトは、2000℃で数日~数週間の加熱期間がいる)
当然、その高温を維持するために、大量に電力・燃料を使うわけです。
そして加熱だけでなく冷却の管理なんかにも電力は使うでしょうし、
その後も…。(で結局、数か月くらいは作るのに時間がかかる)
…なので、超絶グリーンだとか、
とってもエコロジー…なわけでは……ない…のです。残念ながら。
エコ・フレンドリーだ、というのは、
採掘よりはマシ、という意味にすぎません。
では実際、採掘する場合と、ラボで生産するのと、
どれくらい環境への影響が違うのか?
本当に合成石の方が、環境負荷がマシ(エコ・フレンドリー)なの?
エシカルと言えるの???
…という疑問を、ChatGPTさんにぶつけてみました。それが以下です。
(信憑性は担保しないという意味↑)
ChatGPTさんの答え(を更に私がメッチャ要約したもの):
ラボでの宝石生産もエネルギーを消費しますが、
環境への影響は採掘よりも大幅に少ないとされています。
1カラットの天然ダイヤモンドを採掘する際に、
約4800kgのCO2が排出されるのに対し、
ラボで作成されたダイヤモンドのCO2排出量は約50~70kgに過ぎない、
というデータがあります。
つまりラボでの生産は、採掘の約7~10倍効率的と言えます。
天然ダイヤモンドの採掘は、巨大な鉱山で行われ、
広大な土地を掘削し、重機や車両を大量に使用します。
森林伐採や、採掘された土壌を処理するために大量の水を使うことで、
森林破壊や河川の汚染など悪影響を与える可能性もあります。
ラボで作成された宝石は、
紛争地域で採掘される「紛争ダイヤモンド」とは無縁で、
購入したお金が武装勢力の資金源になったり、
紛争の原因や悪化を招くことはないとされます。
また、採掘に伴う人権侵害や安全性、児童労働の問題を回避できます。
ってことで。
モアサナイトは
エシカルかつエコロジカルと言っていいんじゃないでしょうか。
一応は。
…これからは、
ドデカダイヤを身に着けてセレブっぷりをドヤるより、
ドデカモアサを身に着けて、
エシカルっぷりをドヤる方時代が到来するのかもしれませんね。
うーん…。
それはそれで何か……
…いえ、何でもありません。。
天然ダイヤモンドのよさ
別にダイヤが良くないという話ではないのですが、
モアッサナイトがさぁ…
調べれば調べるほど強すぎちゃってさぁ…
という状態で困っています。
私は天然ダイヤじゃなきゃイヤだぁぁぁぁ!!!
なぜならば、天然じゃなきゃイヤだからだぁぁぁあ!!!!
と、いう強い拘りをお持ちの方…以外には、
…もうダイヤじゃなくモアサナイトでよくね?と思わなくもないです。
そうですね…
…資産価値。天然であるという点。希少性。
このあたりを重視したいのであれば、
まだ天然ダイヤの方に軍配が上がります。
天然の大きなダイヤをホイホイ買える富豪なのであれば、
買っておいていいんじゃないでしょうか。
(今後の資産価値の雲行きは怪しいですが、ゼロにはならないだろうし)
セレブな方はなんにも考えなくていいので、
どんどん無駄遣いして天然ダイヤに拘っていただいて、
天然モノを天井価格で買って、ジュエリー業界を支えつつ、
経済をブン回していっていただければと思います。
ただ、庶民にはね厳しいんですよね普通に。
(パワスト原石沼出身のためか、個人的に、
気軽に買えるダイヤは小さすぎてショボすぎて草ぁ!!ってなる…
これくらいの大きさがあれば持ってもいいか…?と思える石ですら、
ふつうにウン百万するし、これいいな、というものは頭おかしい金額)
それから、ダイヤ「が」大好き!という人にも、
ぜひダイヤモンド愛を貫いておくれと思います。
また、白くて上品なきらめきが好きな場合は、
ギラギラのモアサよりダイヤの方が合うかもしれません。
そこは自由です。好みです。
私自身、なんだかんだ言って一番好きな石は水晶なので。
他の石も好きですが、やっぱ水晶いいな~と思います。
クリアなものも、インクルージョンのある水晶も好きです。
何を良いと思うかは人それぞれです。
輝きの強さだけが魅力になるわけじゃないですし。
何に価値を置くかですよね。
モアッサナイトとダイヤモンド(とCZ)の見分け方【モアサを偽ダイヤ売りする詐欺師は滅ぶべし】
モアッサナイトとダイヤモンドは、とても似ています。
特に無色透明なものは、ぱっと見では判別がし辛いです。
そのため、モアッサナイトは「ダイヤモンドの代用品」のような扱いで売られることが多いです。そういう場合は「モアサナイト・ダイヤモンド」などと呼称されます。
で、まぁ当然のことながら、激似の石を使った詐欺師も出てきます。
モアッサナイトは、ダイヤモンドテスターではダイヤモンドと判別が出るそうで、それをいいことに、ダイヤモンドと偽って売られることもあれば、
(最近のはモアサか否かまで判別できる機械もあるようですが)
ただのキュービックジルコニア(CZ)を、
モアッサナイトとして高く販売している場合もあるとかで…。
(モアサもダイヤより安価とはいえCZの10倍位はするので)
後者はまだギリぶん殴るぐらいで許せても、前者のケースで詐欺られたら、下手したら数百万の被害額で絶許案件になりかねません。
悲しい事件を防ぐためにも、見分け方を知っておく必要があります。
・CZ、ダイヤモンドより、モアッサナイトの方がギラギラ輝く
(やたら綺麗でインクルージョンがほぼないのはモアサナイトを疑う)
(合成ダイヤもインクルージョン入りやすいが合成モアサは高純度)
(光の屈折率はCZ<ダイヤ<モアサ、分散率はダイヤ<CZ<モアサ。
ということで、CZはダイヤより若干ファイアに虹色みがありつつも、
反射・輝きは鈍く感じる…かもしれません。見分けられる人には;)
・モアッサナイトの方が、ファイアの虹色みが断然強い
(強い光源か複数光源下だとバッチバチです。
ファイアにパラパラと虹色が多く混ざる場合はモアッサナイト、
白っぽければダイヤモンドかCZ)
・ダイヤモンドは単屈折、モアッサナイトは複屈折でダブリングがある
(ルーペで見て研磨のエッジのラインがパキッと1本線ならダイヤモンド、
ラインが2本にダブって見えたら、モアッサナイト。
CZもダイヤと同じく単屈折なので、モアサとの識別が可能です。
遠目でも複屈折だとなんとなく光が柔らかく、
単屈折だと硬質な感じな気がします、、個人的には)
ダイヤモンドも蛍光しますが、モアサナイトも一部蛍光するようなので、
ブラックライトでの判別は難しそうです。色も一定じゃないしね。
一番いいのは、何かしらの機会で、本物を見ておくことだと思います。
どちらかだけでも。結構別物なので。
また、大粒になればなるほどわかりやすいと思うので、
知識さえあれば騙されない…でしょう。まず。
あと変な業者から買わないこと。これ大事。怪しい業者から買ってみるのも楽しいんですけどね
モアッサナイトの石言葉・意味・効果
…そろそろモアッサナイトがゲシュタルト崩壊してきたミジンコです。
モアッサナイトについて巷で(?)言われている、
石言葉・意味・効果などについて、以下に軽くまとめておきます。
とはいえ、石言葉はよくわかりませんでした。新しいからね。
永遠の愛や、啓蒙・覚醒を象徴している…というような文は見かけました。
モアッサナイトの意味・効果
1. ポジティブなエネルギーを増幅する:
気分を高揚させる、ポジティブなエネルギーを増幅・引き寄せて、
ネガティブな波動を払いのける、意図の増幅にも役立つ
2. エネルギーの流れを良くし、心身のバランスを整える:
感情のバランスをとる:
不安やストレスを和らげ、落ち着きと心の平穏をもたらす
身体的な癒しを促進する:
チャクラのバランスを整え、回復を早める、グラウンディング
(色によって特性・対応チャクラがやや変化?)
エネルギーを高める:
やる気やスタミナ不足のとき、活力を与え、エネルギーを増幅
3. 明晰さ、集中力・直感力を高める:
瞑想によい。深い内省、洞察が必要な際に役立つ
4. 高次の世界/自己との繋がりを助ける:
より高い波動領域とのより深いつながりを促進、導管として働く
進むべき方向を知るための明晰さを与える
精神的な成長と変容をもたらす
5. 愛を引き寄せる:
永遠の愛を象徴しているため、愛を引き寄せる力がある
(これはダイヤの代わりの販促用?)
6. 創造性を刺激し、インスピレーションをもたらす
長々書かれてましたが、要点だけ抜き出すと、だいたいこんな感じです。
うーんなんだこの万能石感。とりあえずメジャーな感じの人気な効果を並べてみました…みたいな感じがしなくもないですね、特盛です…
(個人的見解は有料部分に書きます)
どこかのコメント欄で「小さなチアリーダーのような石」というような表現をしていた方を見かけましたが、そんな印象は確かにあります。
普通に綺麗なので、石の意味はさておき、
見ていて元気になる効果はあると思います。
出展元と、更なる意見・レビューが知りたいという話
…ところで、こういう歴史の浅い新しい石の石言葉や特性的なものは、
どこの誰の発言が出処なのでしょうか?
私は海外のスピリチュアル・クリスタル業界で、石の意味を発信されている
著名人?第一人者?がどなたなのか、全く見当がつかないので
(H&E社くらいしかわからん)
ChatGPTさんに向かってあれこれ問い詰めてみたのですが…
結局答えは分からずじまいでした。(誰も出典載せてねぇ~~)
ほんと、便利な世の中になりましたね…。
あーもう。誰だよ!!!
モアッサナイトの効果の言い出しっぺは!!!
出てこい!!!名乗り出ろ!!!我こそは、って書いとけ!!!
あと出展元、発言者、分かるなら載せといてくれよ!!!
何見て書いたんだよ?!!何もないのは何なんだ?!
それからエネルギー分かる人はもっと他の石との違いや
実際の感じについて詳しくネットに残してください!!!
どうせほぼ合成石だからって、食わず嫌いしてるんだろ?!!!
ハイパーシーンを石扱いするならモアサもアリですよね?!
レビューは多ければ多いほどいいんですが?!!!
感覚が合ってるかどうか、すり合わせをしたいんだよおおおー。
情報をくれえええええ!!!出してくれええええ!!
コメントでもいいからああああああ!!!
…。すみません。少し本音が出ました。
本編(無料分)ここまで
と、いうわけで、お楽しみいただけたでしょうか?
ところどころ脱線したせいもありますが、
1万字近くあるので…お疲れ様でした。
ここまでの情報でお腹いっぱいになった方は、
スキやフォローいただけると嬉しいです!
モアッサナイトに関することはここまで、あらかた書きました。
以降はオマケの駄文になります。
忘備録や私的見解のほか、技術的・パーソナルな情報も含んでしまうため、有料にしておきます。
常識的な見方や情報だけが欲しい方には不要です。
(途中まで書いてから追記していますが、ぐっだぐだです
崩壊してます でももう直す気はない)
興味のある方、読まないけど投げ銭していただける方はどうぞ。
一応、内容は流出させないようにお願いいたします。
~~~~~~~~~~オマケ(有料分)ここから~~~~~~~~~~
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