Antihelion Source (15)
1月12日(水)。Sで飲んだ。ボトルの黒真珠がもうすぐなくなりそうだ。バイトの学生に誕生日プレゼントをあげたら喜んでいた。
1月13日(木)。Eで飲んだ。大変ひさしぶりになってしまった。いつも通り、タリスカのハイボールを飲み、ピザに合わせておすすめの白ワインを飲み、ノブクリークをストレートで飲み、ピノデシャラントで締めくくった。
1月14日(金)。Sで飲んだ。ボトルの黒真珠がなくなった。次はまた青酎に戻る。50本目のボトルだ。
1月15日(土)。スナックJに行って飲んだ。ママの誕生日だからだ。若い女性がついてくれた。ゴスロリが好きらしい。ヴィジュアル系やALI PROJECTの話で盛り上がることができた。
1月16日(日)。Mで飲んだ。ところで、1週間ほど前、海部俊樹さんが亡くなった。海部さんと私で、思想的に一致するところがどれほどあるかは知らない。あまり合わないと思う。しかし、不倶戴天の敵として対峙していた自民党と社会党が、ただただ政権を手に入れたいがために手を組んだという醜悪な「村山富市の首相指名」という茶番劇に対して、海部さんは自民党の離党という形で筋を通した。惜しくも敗れたが、筋を通したのは海部さんの方だった。あの時、筋を通さず権力欲に走った連中が、その後天下をとった。あれが今の体たらくの原点のひとつだ。ただし、社会党はその報いを受けて滅んだ。自民党はいまだにのさばっている。有権者はなぜあんなものを受け入れたのか。社会党は、自民党にノーを言うのが取り柄で、社会党支持者もそれを望んでいたから、「自民党なんかと組む」という愚策を進める中で支持者に見放されて滅んだのだろう。自民党は、政権を維持するのが取り柄で、自民党支持者もそれを望んでいたから、「社会党なんかと組んででも政権を取り返す」という愚策にも支持者がついていき、今ものさばっているのだろう。最悪だ。最悪だ。
1月17日(月)。Sで飲んだ。ボトルが50本目に達した。サービスボトルとして菊之露の古酒も入った。